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本の栞にぶら下がる の商品レビュー

3.9

17件のお客様レビュー

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2025/08/03

国も時代も横断した作品たちの比較批評が面白かった 自国の古典作品をイカゲームのサブタイトルに問い入れたり韓国ってかっこいいな

Posted byブクログ

2025/01/27

表紙がとても素敵だ。 テーマも構成も違うのに、小磯良平の「斉唱」を思い出した。少女たちが、頭を突き合わせて唱うように本を読んでいる。栞を挟む場所は、それぞれが違う。何処かで観た絵柄だな、とずっと思っていたら、後書きでやっと作者がわかった。ファンだったのに、なんと迂闊なことか。 ...

表紙がとても素敵だ。 テーマも構成も違うのに、小磯良平の「斉唱」を思い出した。少女たちが、頭を突き合わせて唱うように本を読んでいる。栞を挟む場所は、それぞれが違う。何処かで観た絵柄だな、とずっと思っていたら、後書きでやっと作者がわかった。ファンだったのに、なんと迂闊なことか。 斎藤真理子と斎藤美奈子が姉妹だと最近知った。ところが、読書はかなりタイプが違う。美奈子は乱読傾向(商売だから当たり前か)、真理子は熟読傾向である。特に、真理子は「編み物をしながら読む」というのが好物らしい。最早、編み物のために読書しているのか、読書のために編み物をしているのか、わからないくらい好きらしい。しかも、編み物に向く本は厳然としてあるらしく、「細雪」とか「富士日記」たか「放浪記」とか、古い本ばかり挙げている。ちょっと違うが、私は食べながらコーヒー飲みながら読むのが大好きで、最早食事のために読むのか、読むために食べるのかわからないくらい。 2020年からの約3年間雑誌「図書」連載をまとめたもので、連載時からずっと愛読してきた。本書もずっと「付箋」を挟みながら読んだが、著者の言い方を借りれば密林のように立てた付箋は、外部脳に「なってしまう」。やがて著者はそれに依存することは良くないことだと気がつくのであるが、わたしはいまだに抜けきれない。図書館に返せば、すっかり抜け落ちて仕舞うのにね。終わってみれば、連載時にレビューに引用したような所に又、付箋を挟んでいた。このレビュー書き終わってみれば、結局付箋などは大して役に立つわけではなかった。 連載時に読んで、取り寄せて紐解いた本は多い(レビュー済み)。 長 璋吉「私の朝鮮語小辞典: ソウル遊学記 (河出文庫)」 「朝鮮短編小説選(岩波文庫)」の李箱の「翼」 戦中における日記の比較読みとして 高見順「敗戦日記」 ケストナー「終戦日記」 「吉沢久子 27歳の空襲日記」 「田辺聖子 十八歳の日の記憶」 などである。 ホント多くの発見を頂いた。 また、付随してソウル旅の折に李箱の生家を尋ねて随分歩き、 食わず嫌いだった田辺聖子の本を幾つか紐解き、 かつて読み終えた永山則夫や鶴見俊輔や茨木のり子の文章を読んだ。懐かしく思い出した。 本をどのように読むのか、改めていろいろ思い返すことの出来る読書だった。

Posted byブクログ

2024/10/24

「編み物に向く読書」がとりわけ面白かった、音読したいくらいだった この本を読み終わった時、読みたい本が10冊近く増えていた 韓国文学、フェミニズム、戦中の記録等々いろんな角度からたのしめた

Posted byブクログ

2025/10/04

古い本や、朝鮮文学の紹介が多かった。知らない本ばかりで読んでみたくなった。この100年も満たない間でどれだけ時代、文化、人そのものが変わったのかと、色々考えてしまう。 『朝鮮短篇小説選』の解説にある、“これだけの作品を一般の読者が手軽に読むなどということは、本国では南北いずれにお...

古い本や、朝鮮文学の紹介が多かった。知らない本ばかりで読んでみたくなった。この100年も満たない間でどれだけ時代、文化、人そのものが変わったのかと、色々考えてしまう。 『朝鮮短篇小説選』の解説にある、“これだけの作品を一般の読者が手軽に読むなどということは、本国では南北いずれにおいても不可能であることを付け加えておく。日本の読者はその点、ある程度の概念を簡単に得ることができることになるわけである“というのが大変印象に残っている。 当時だけでなく、今現在もこのような状況下にある国はたくさんあろうかと思う。何気なく手に取り読むことのできる私たちは、もっと享受すべきではないか。 他にも気になる本が本当にたくさんあった。ぜひ読んでみたい。

Posted byブクログ

2024/07/25

今まで聞いたことのないような著者や人物のオンパレード。しかもどれも面白そう。斉藤真理子がどんな人かも何かわかる。

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2024/07/22

”読書アンケート”で気になったんだっけか。以前、どこかでパラパラめくったとき、取り上げられた作品に興味が持てなそうで、いったんは読むのを止めたもの。件のアンケートでは、確か複数人がチョイスしていて、それならば読んどこうかな、と。作者自身も作品中で書いているけど、固いのと、古い作品...

”読書アンケート”で気になったんだっけか。以前、どこかでパラパラめくったとき、取り上げられた作品に興味が持てなそうで、いったんは読むのを止めたもの。件のアンケートでは、確か複数人がチョイスしていて、それならば読んどこうかな、と。作者自身も作品中で書いているけど、固いのと、古い作品が多いのが、自分的には全然受け付けませんでした。途中で止めようかと思ったけど、まあそれほどの分量でもないし、ってことで結局読了。こういう場合、どうしてもバッサリ止めるという決断が出来ん…残念。

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2024/07/11

映画やドラマと違って、本はとてもパーソナルで感想はもちろん何を読んできたか、何を読んでいるか、何を読み返すかはなかなか知る術がない。この作品はそのパーソナルな部分を垣間見ることができるような新しいタイプのエッセイ。 古い作品が多く、知らない作家ばかりだったけれど筆者を通して語られ...

映画やドラマと違って、本はとてもパーソナルで感想はもちろん何を読んできたか、何を読んでいるか、何を読み返すかはなかなか知る術がない。この作品はそのパーソナルな部分を垣間見ることができるような新しいタイプのエッセイ。 古い作品が多く、知らない作家ばかりだったけれど筆者を通して語られる作品の魅力に惹きつけられた。

Posted byブクログ

2025/10/04

今まで読んだことのない味わいの書評集だった。チボー家の人々から始まっていることにまず驚いた。著者の年齢を考えると私が片田舎のごく小さな書店でくすんだ色の函に入った黄色い本を買ったのは同じ時期ではないだろうかと想像がふくらんだ。田辺聖子と『編み本』の章特に良かった。

Posted byブクログ

2024/06/27

日本と朝鮮の関係、と書くとちょっと大袈裟なんだけれど、戦争とその後の時代に生きていた人の様子や考えを良く知れる本をたくさん紹介してくれていたように思う。 気に入った詩をノートに書き写した自分のアンソロジーは中々捨てることができない。読み返してもやはり素晴らしい、と書かれてあった...

日本と朝鮮の関係、と書くとちょっと大袈裟なんだけれど、戦争とその後の時代に生きていた人の様子や考えを良く知れる本をたくさん紹介してくれていたように思う。 気に入った詩をノートに書き写した自分のアンソロジーは中々捨てることができない。読み返してもやはり素晴らしい、と書かれてあった。 小学生の私も好きな詩をノートに書いていて、それを何度も読み返しているけど、やっぱり大好きで素晴らしいと何度でも思う。 詩や歌詞を書き写す行為は少し恥ずかしいと世の中から思われているけど、これからの自分の心を残すためにまた始めようと思う。 あと、マダムマサコの話がとても好き。と思って、中崎町でふらっと入った雑貨屋さんでマダムマサコの古本を発見!2000円とちょっと値が張ったけれど、これも縁だ!と思い購入しました!(でも間違って古着屋さんに置いてきた) また読むのが楽しみ! 著者が紹介してくれる本はどれも読んだことがない。人の本棚にある本を教えてもらえるのって本当に素敵。 いくつかブクログに登録したので、読んで、またこの本を読み返したいと思う。

Posted byブクログ

2024/06/11

選書のセンス、作品の解説、読書にまつわる個人史など、非常に多角的で、かつどの角度からも深い、というすばらしい本だった。もちろん紹介されている本を読んでみたいという気持ちにもさせてくれる。 わたしは、映画や本について、作品自体と同じくらい、それを鑑賞した人の感想や体験が興味深いと...

選書のセンス、作品の解説、読書にまつわる個人史など、非常に多角的で、かつどの角度からも深い、というすばらしい本だった。もちろん紹介されている本を読んでみたいという気持ちにもさせてくれる。 わたしは、映画や本について、作品自体と同じくらい、それを鑑賞した人の感想や体験が興味深いと思うタイプなので、こんな本がもっと読みたいです!

Posted byブクログ