児童精神科医が語る あらためてきちんと知りたい発達障害 の商品レビュー
ASDやADHDの診断の歴史まで書いてあり、とても参考になった。 大切なのは、診断そのものではなく、その子の特性に合わせた支援をどうできるか、ということ。 また"診断特性”に合わせた支援ではなく、“その子の特性”に合わせた支援こそが大切であるため、診断は参考にしつつ、...
ASDやADHDの診断の歴史まで書いてあり、とても参考になった。 大切なのは、診断そのものではなく、その子の特性に合わせた支援をどうできるか、ということ。 また"診断特性”に合わせた支援ではなく、“その子の特性”に合わせた支援こそが大切であるため、診断は参考にしつつ、それに囚われすぎることなく、その子自身のことを少しでも理解できるように努めようと思いました。
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とても気に入りました。 手元に置いておくのも良いと思えるバイブル的な1冊のように感じます。 発達障害の歴史を略式で学ぶ第一部。 発達障害の解釈の移り変わりを学ぶことは、発達障害とは何かを理解する道筋として、わかりやすいものだなと感じました。 第二部。 医療的に捉える視点。 病...
とても気に入りました。 手元に置いておくのも良いと思えるバイブル的な1冊のように感じます。 発達障害の歴史を略式で学ぶ第一部。 発達障害の解釈の移り変わりを学ぶことは、発達障害とは何かを理解する道筋として、わかりやすいものだなと感じました。 第二部。 医療的に捉える視点。 病気ならば治療するわけですが、慢性的な、治癒よりは付き合って行くもの。 腰痛とか、視力の悪さとか。 そんな風に捉えると、理解しやすいなと感じました。 また、薬物療法についてもメリットデメリットが具体例を元に説明されており、投薬に関する良くも悪くも誤解していたり、思い込みがあるなと、自分の考えを整理できました。 第三部 コミュニケーションについて。 根本的なところを振り返ることが出来ました。 発達障害について学んだり、 付き合い方の具体的な方法を学ぶと、 ハウトゥの習得に必死になりがちになります。 しかし、ハウトゥは手段であって目的ではないのです。 分かってはいても、身についていないことを身に着けようと思ったら、必死になる部分もある訳ですが、 本来の目的を見失わないようにして、 もう少し肩の力を抜いて取り組もうと思いました。 第四部 診断に囚われすぎず、しかし、診断があることで得られるものもあり、なかなか、こう!と言い切れないのですが、その中庸の姿勢を忘れず、当人との関係を持っていくことかなと理解しました。 第五部 人は何から逆算して、自分の人生を設計するのかに思いを巡らせたり、 周りの人に求めること、その程度について考えさせられます。 総じて、 今までの自分の振る舞いを振り返り、 恥ずかしく感じる部分、 反省を促される部分がたくさんありました。 学ぶこと、知ることは また次の一歩をどちらへ踏み出すかを決める材料になると感じられる読書でした。
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※このレビューにはネタバレを含みます
発達障害について基本のところを知りたくて本書を手に取った。 非常に読みやすく理解しやすかった。例をたくさん挙げてご自身の経験なども踏まえて、わかりやすく解説する工夫と努力が見えた。入門書としての価値がある本だと思う。 支援や配慮についての具体例があり勉強になった。発達障害と一口に言ってもひとりひとりに違いがあり、支援や配慮の形もひとつではないのだろうと思う。 つい「ふつう」を目指してしまいがちだと思うけれど、それがどれだけの苦痛を本人と周囲に生み出すか、想像に難くない。目的を明らかにして共有することの重要性が知れたのもよかった。
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言葉では、一口に発達障害と言うけれど、これはなかなかに、難しい概念だな、という印象をうけました。 この本では、発達障害が器質的な?障害であると同時に、社会がそう認めることによってあらわれる症状であることに気がつかせてくれます。 その昔、狩猟生活をしていたころの人間には必要な能力で...
言葉では、一口に発達障害と言うけれど、これはなかなかに、難しい概念だな、という印象をうけました。 この本では、発達障害が器質的な?障害であると同時に、社会がそう認めることによってあらわれる症状であることに気がつかせてくれます。 その昔、狩猟生活をしていたころの人間には必要な能力ではなかったか、ということが前提としてあると、その後、人間が過ごしやすいように作った社会に属することによって、それをとりかえしのつかないような障害のように考えるのはやはりそれは、おかしなことです。 なぜなら、今、現状としてある社会についていうと、おおかれ少なかれ、完全に適応し満足、充足している人たちがマジョリティーだとは思えないからです。 そうなってくると、障害とはいっても、振り幅の問題となってきます。 この本では、一般に出回ってしまっている考え方を言葉をつくして、もともとの考え方が、どうであったか、軌道修正してくれます。 また、いくつかのケースをとりあげていて、相互の関係を築くことによって、重くも軽くもなる症状であることが分かります。 実は、この本を読むにあたっては、紆余曲折がありました。 介護を受けていてどうしても、ヘルパーと上手くいかないのだが、ということが知人との間でのやりとりであり、しないのではなくて、出来ないのではないかという印象をうけたので、ある大学の先生に発達障害について教科書的な本はありませんか、とたずねて紹介された本の一冊です。 よくも、悪くも限られた人生という時間のなかで、互いになるべく良い時間を過ごしたいと思うのが、人情だと思います。 問題や悩みというのは、ひとりで背負っているときは、大きいがたくさんの人が少しづつ気にとめるだけでも軽くなるものが、かなりあるのではないだろうか。 だとしたら、考えることはひとつも無駄ではない。 そんなことを思った本でした。
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過去一の発達障害系良書。幼児から小学生向けの対策本たが大人が読んでも大変参考になる内容。合理的配慮の本当の意味が分かった気がする。発達障害だから配慮するのではなく適応できない所を配慮してもらうのが発達障害という認識にすると当事者は生きやすかなるのかもしれない。世間一般の障害者では...
過去一の発達障害系良書。幼児から小学生向けの対策本たが大人が読んでも大変参考になる内容。合理的配慮の本当の意味が分かった気がする。発達障害だから配慮するのではなく適応できない所を配慮してもらうのが発達障害という認識にすると当事者は生きやすかなるのかもしれない。世間一般の障害者ではなく少数派なので生きづらく配慮が必要なのが発達障害なのかもしれない。もちろんグラデーションがあるので定型の人に理解されるのは難しいだろう。 しかし苦手なところを配慮して理解してもらう活動は当事者てある私もしていきたい。
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発達障害について、そもそもどんな障害なのか、「治る」ものなのか、周りの人たちはどうしたらいいのかなど、日々子どもたちの診療にあたっている児童精神科医がわかりやすく解説。 発達障害について多角的に解説されており、発達障害のある人への接し方などについて理解が深まった。 しかし、本書の...
発達障害について、そもそもどんな障害なのか、「治る」ものなのか、周りの人たちはどうしたらいいのかなど、日々子どもたちの診療にあたっている児童精神科医がわかりやすく解説。 発達障害について多角的に解説されており、発達障害のある人への接し方などについて理解が深まった。 しかし、本書の帯にあるように「発達障害について基本から知りたい」という思いで本書を読んだのだが、発達障害という概念の歴史のような迂遠な話や応用的な話が多いように感じ、本当に知りたかった、現在発達障害と診断される場合の年齢ごとの特徴とは具体的にどんなものなのか、知的障害とはどう違うのかあるいは関係があるのか、2~3歳になるまで診断できない(0歳児のときは定型児と変わりないようにみえる)のはなぜなのか、療育とはどのような効果を狙ってどのようなことをするのか、といったことは結局よくわからなかった。 また、本書では断定しない慎重な物言いが多く、ちょっとすっきりしないところがあった。ただ、そのことから著者がすごく誠実な児童精神科医であることは伝わってきた。
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期待以上の本当にいい本だった。 当事者にも当事者の周りにいる人にも寄り添ってる。過剰な慰めも突き放しもない。丁寧で優しい文章。 文章だけなので一瞬ひるむかもしれないけれど、理解しやすい文章と構成になっているし、読んでいて誰の心も傷つけられない安全な本だと思う。 発達障害の歴...
期待以上の本当にいい本だった。 当事者にも当事者の周りにいる人にも寄り添ってる。過剰な慰めも突き放しもない。丁寧で優しい文章。 文章だけなので一瞬ひるむかもしれないけれど、理解しやすい文章と構成になっているし、読んでいて誰の心も傷つけられない安全な本だと思う。 発達障害の歴史から始まって、発達障害の定義の変化、何を目的として「発達障害」の診断があるのか、発達障害をどう捉えていくと当事者の豊かな人生につながるのか、本質から教えてくれる。 頑張って支えなきゃ理解しなきゃ、みたいにならない。 当事者や家族が我慢しなきゃ、理解しなきゃ、努力が足りない、みたいに責められている感じもしない。 一つのやり方に対して正解不正解も出さず、自分のケースにどう当てはめていくか考えられる。 客観的に冷静に、力を抜いた状態で発達障害を捉えられるようになった。 ーーーーーーーーーーー
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