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言葉の園のお菓子番 復活祭の卵 の商品レビュー

3.8

17件のお客様レビュー

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2024/11/29

久しぶりの「言葉の園のお菓子番」 静かに言葉を交わしながら想いが伝わり、自分の気持ちも見えてくる この句が好きと感じたり不思議に思ったり、読みながらふわふわと移ろっている 静かなドキドキも良いものですね

Posted byブクログ

2024/11/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シリーズ第四弾。 連句会「ひとつばたご」での交流を通して、主人公・一葉の気付き、成長を描く連作六編が収録されております。 一葉が働くブックカフェ〈あずきブックス〉で、イベント第二弾として、連句会メンバーでもある歌人の久子さんを招いて短歌のトークイベントを開催することに。 その準備を進める一葉に、連句会で知り合った小説家・柚子さんから、「ひとつばたご」主宰の航人さんの過去に関わる人物についての相談が持ち掛けられて・・・。 前巻の少女マンガのイベントに続いて、今回の短歌イベント企画も大好評!ということで、これってほしおさんの著作あるあるだと思うのですが、こういったイベント系の集客が上手くいきすぎる気が・・ま、どれも楽しそうなイベントなのでいいんですけどね~。 さて、今回は航人さんの過去の話が出てきて、その中で航人さんの元妻で今は小説家となっている森原さんとのデリケートな事情が絡んだ展開に。 これは、複数の連句会が集まって開催される、“連句大会”に「ひとつばたご」も参加することになったのは良いのですが、その大会に前述の航人さんの別れた妻・森原さんの属する座も参加することが判った為、事情を知る人達がザワついてしまったわけなのですが、結果的に二人が再会して言葉を交わすことができて良かったと思います。 因みに、その話の中で出てきた、森原さんの著者「おもいで糸巻き堂」の内容が、作中作にしておくには惜しい程面白そうだったので、私も読んでみたくなりました。 そんな訳で、トークイベントで短歌作りに悩んだり(連句をやっているのだから短歌もいけるのでは?と思いきや一葉的には“それとこれとは別”だったようです)、航人さんと森原さんの件に関わったり、連句大会で新たな出会いがあったりと、世界(ご縁)が広がっていくと共に一葉自身も前進していく様が良いですね。 複雑な連句のルールも、毎回丁寧にさらってくれるので、何となくですが解ってきたかも?と思えるようになりました。 それにしても、本書に出てくる連句や短歌を見て、日本語の多様さや美しさを歌に込める感性にいつも感心します。 次巻ではどのような“ご縁”があるのか、読むのが楽しみですね~。

Posted byブクログ

2024/10/16

心はいつでも生まれ変わることができる。本当だったら、嬉しい。大切な人との別れ、死別でない別れに、明確な理由がある場合は少ないと思う。大小様々な理由が綯交ぜになったときに、別れる。ほぐすことが難しくなった糸をもとに戻すにはどうすれば良いか。断ち切る?見ないふりをする? ほぐれた箇所...

心はいつでも生まれ変わることができる。本当だったら、嬉しい。大切な人との別れ、死別でない別れに、明確な理由がある場合は少ないと思う。大小様々な理由が綯交ぜになったときに、別れる。ほぐすことが難しくなった糸をもとに戻すにはどうすれば良いか。断ち切る?見ないふりをする? ほぐれた箇所を見つめ直して、着実に辿っていくか?正解はない。

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2024/10/01

ブックカフェでのイベント責任者を任され、連句の大会に出場して新たな連句会との出会いがあった。今回の大きな出来事は航人さんの過去が明らかにされたこと。相手も航人さんも蟠りなく再会できたから良かったけど事情を知る人はドキドキだ。読んでると連句が楽しそうでやってみたいからネットで探して...

ブックカフェでのイベント責任者を任され、連句の大会に出場して新たな連句会との出会いがあった。今回の大きな出来事は航人さんの過去が明らかにされたこと。相手も航人さんも蟠りなく再会できたから良かったけど事情を知る人はドキドキだ。読んでると連句が楽しそうでやってみたいからネットで探してみようかな。今回ポップ仕事の話無かったけどそちらはどうしたのかな。

Posted byブクログ

2024/09/21

少しずつ連句についてわかってきたような気がする 連句の会に参加するのも楽しいかもしれない 新しい人との出会いも そして、持っていくお菓子も気になる 今度買ってきてみよう 装丁が可愛くて惹かれて買った本 でも楽しくて4冊目まで読了してしまった 次は3月からかな 発句は春だよね

Posted byブクログ

2024/07/21

あずきブックスで働くようになった一葉のその後。 秋が深まっていく中で、あずきブックスでのトークイベント、そしてひとつばたごの連中が連句の大会に参加することになる。 そんな中、連句の大会にはひとつばたごの主宰、航人さんの元妻も参加することが分かる。 二人が鉢合わせする形になったらと...

あずきブックスで働くようになった一葉のその後。 秋が深まっていく中で、あずきブックスでのトークイベント、そしてひとつばたごの連中が連句の大会に参加することになる。 そんな中、連句の大会にはひとつばたごの主宰、航人さんの元妻も参加することが分かる。 二人が鉢合わせする形になったらと、メンバーたちが右往左往して…という展開。 連句が出来上がっていく様子が、実況中継のように展開するのが面白い小説。 自分ならどれを選ぶかなあ、なんて思いながら読むのが楽しい。 一度連句会を見てみたいと思う。 一方、小説としてのストーリーや人物設定には、やや乗りきれないものがある。 航人さんは物語の中心人物だからやむをえないのかもしれないが、しかしその過去をメンバーたちが詮索するのに違和感がある。 いい大人なんだから、素知らぬ顔をして見守っておけばいいのではないか、と思ってしまう。 主人公の一葉も、今一つ存在感がない。 いや、もしかすると一葉は主人公ではなく、視点人物なのか?なんて思いなおしてもみるのだが。 このシリーズ、まだ続くようだ。 読み続けるかどうか、ちょっと迷うところだ。

Posted byブクログ

2024/06/14

2024/06/10 読了。 図書館から。 「爾比久良」が気になって調べてしまった。 おいしそう…。 航人さんと元奥さんのお話が出てきて、 航人さんのひととなりが、また少し開かれたような感じ。 桂子さんと蒼子さんの違う一面も見れてよかった。 重なりが繋がって広がって良くの...

2024/06/10 読了。 図書館から。 「爾比久良」が気になって調べてしまった。 おいしそう…。 航人さんと元奥さんのお話が出てきて、 航人さんのひととなりが、また少し開かれたような感じ。 桂子さんと蒼子さんの違う一面も見れてよかった。 重なりが繋がって広がって良くのいいですね。 またここから広がるんだろうなぁ。

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2024/06/01

航人さんの過去 人のことを考えて生きていくと決めた彼の様が かっこよかった みんな人は最初から何かができるわけではなく 失敗して学んで意識して少しずつできるように なっていく 最後の連歌も圧巻だった

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2024/05/29

航人さんの過去。 深いなぁ… 連句の大会のお話もとても新鮮だった。 歌仙「復活祭の猫」。いいなぁ… 連句をやってみたくなりますね!(読み終わると毎回出る感想)

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2024/04/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【収録作品】耳を動かす/母の形の影/ひとすじの道/おもいで糸巻き堂/抜けない棘/復活祭の卵 一葉の勤めるブックカフェ「あずきブックス」で、久子を招いた短歌のイベントが行われる。 一方、「ひとつばたご」のメンバーは、連句の大会に参加することになる。 そんななか、航人の別れた妻が登場。 彼女が書いたという「おもいで糸巻き堂」のシリーズを読んでみたくなった。

Posted byブクログ