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ファラデー家の殺人 の商品レビュー

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2024/09/09

「ファラデー家の殺人」読了しました 親族同志でいがみ合う一族 女主人から親族問題の調査を依頼される そんな一族が暮らす屋敷で次々と殺人事件が起こる 果たして犯人は誰なのか、一族の間で壮絶なかけ引きが行われる 親族問題の緊迫感がとても面白かったです♪

Posted byブクログ

2024/02/09

キャンピオンシリーズの長編第四作。 各自がそれぞれ性格に難ありでいがみ合う一族、古めかしいお屋敷に次々起こる殺人事件。一家へ君臨する女主人に頼まれ、調査のため滞在する事になるキャンピオン―― 手堅い黄金期のミステリーって感じがとても居心地が良い一冊です。そしてキャンピオンがまだ若...

キャンピオンシリーズの長編第四作。 各自がそれぞれ性格に難ありでいがみ合う一族、古めかしいお屋敷に次々起こる殺人事件。一家へ君臨する女主人に頼まれ、調査のため滞在する事になるキャンピオン―― 手堅い黄金期のミステリーって感じがとても居心地が良い一冊です。そしてキャンピオンがまだ若造と言われるぐらいの青年なのも良いですね。(悪漢と喧嘩するぐらいの胆力はある。とてもヒーローっぽい。後の時期の作品になると、もう少し落ち着いたおじさまになってしまうからな……)

Posted byブクログ

2023/11/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ミステリ。アルバート・キャンピオンシリーズ。 旧題『手をやく捜査網』。1931年の作品。 舞台はイギリス。 一番の魅力は、特徴的なプロット。 解説によると、クリスティも採用しなかった着想らしい。 確かに、似た作品は思いつかない。 これだけでもミステリ作品として価値がある。 全体として、時代的な古さは感じる。個人的には、その古さも好き。 他の特徴としては、キャラクターを描くのが上手いように思う。 ファラデー夫人とウィリアムが特に個性的。特にウィリアムは他作品にも登場する重要キャラクターらしい。 著者の作品は『窓辺の老人』に続いて2冊目。 地味ながら確かな面白さを感じた記憶。 ミステリの技巧も、人物描写もかなりの高評価。 シリーズ作品を集めたくなった。

Posted byブクログ