空鳥(ヌエ)の碑 の商品レビュー
勿体ないので飴玉を舐めるようにゆっくり味わうつもりも、こらえ性がないので普通に嚙み砕いてしまった。 忘れていた殺人、失踪した婚約者、消えた死体、青白く光る碑。それぞれの謎をばらばらに追っていた関係者達が日光の山中で一堂に会するも…。 シリーズ一作目の『姑獲鳥の夏』の舞台が昭和...
勿体ないので飴玉を舐めるようにゆっくり味わうつもりも、こらえ性がないので普通に嚙み砕いてしまった。 忘れていた殺人、失踪した婚約者、消えた死体、青白く光る碑。それぞれの謎をばらばらに追っていた関係者達が日光の山中で一堂に会するも…。 シリーズ一作目の『姑獲鳥の夏』の舞台が昭和27年7月、本作は昭和29年2月頃だとすると、もう一年半が経っていることになる。そのためか、当初と比べると関口の軸足がだいぶしっかりしてきていて、それが何より嬉しかった。本作では特に活躍せずそこら辺をうろうろしていただけだったけども。 昨今賑わっている陰謀論への苦言とも取れるセリフが目立つ。 「現代人たるもの科学的思考を以て世界を理解しようと云う姿勢を持つことは大事なことだろう。しかし、科学的思考と云うのは、それらしいことを丸飲みで信じ込むことではないんだよ。…疑い、考え、徹底的に検証すること、そして証明が出来なければ解らないとする姿勢こそが科学的思考だ」 最後の「巷説百物語」シリーズの一味を追想するシーンで、しんみりしてしまった。
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発売日に購入し、姑獲鳥から読み返して本日やうやっと読了と相成った。 今までにない展開だった、まさか何も起きてないのにここまでこんがらがっているとは…… 京極堂の出番はないのかしらんと思っていたが最後はきっちり締めてくれた。 自作は何年後か知らん。
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楽しみに温めていて読み終えた。 俯瞰してそれぞれの話が見えるからそれぞれの章のメインキャラと出てくるキーパーソンを入れ替えたい気持ちになる。最後の憑物落としはあっしりしてるけど、それまでの話の進行のサクサク加減と合わせるとちょうどいいのかもしれない。 にしても巷説百物語とのリンクに途中で気づかなかったのは悔しい。ヒントは散らばってたのに。 仏師の人相が出たあたりでめちゃくちゃ又市さんにかぶるなぁと思ってたけど1256ページで悔しさと電撃を同時にくらいました。 緑川さんは聡明で立ち位置は京極堂に近そう。好きだけど物語があっさりする要因かもしれない。彼女に憑き物はつかなそう。 日光に行きたい。
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学生時代にむさぼり読んだ、京極堂シリーズ17年ぶりの新刊をとても楽しみにしていた。 変わらぬキャラクターたちの登場は、まるで同窓会のような気分だった。 物語の構成じたいが鵺で、謎がミルフィーユみたいになっている仕掛け。 お気に入りは、榎木津と木場の不毛なかけあいでしょうか。
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ノベルスを読んではみたものの、17年も経つと、自分自身が年をとっているわけで、字が小さくてみつしりで、読むのが大変。 ・・・というわけで、コチラの単行本の方も手にしてみた。 重い、厚い。 でも、ページが大きくページ数も増えているので、字が大きい!行間広い!で、読みやすい。持ち運ぶ...
ノベルスを読んではみたものの、17年も経つと、自分自身が年をとっているわけで、字が小さくてみつしりで、読むのが大変。 ・・・というわけで、コチラの単行本の方も手にしてみた。 重い、厚い。 でも、ページが大きくページ数も増えているので、字が大きい!行間広い!で、読みやすい。持ち運ぶ必要がなく、自宅で読める方ならば、こちらをおススメしたいです。
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折角この判型を買ったわけだから装丁から記録する。日本人は七センチ以上の厚さの本は持てないのだよセキグチくん。ギリギリだ。ページの周りに向かって黒くなるグラデーションが施されており酩酊感を誘う。カバーを外せば蛍光イエロー。目線よりも高いところに立ててみるのだ。そう。それはあの…崖の上の…神秘…科学…いや化物… こだわりがすごいです。こうでなくっちゃ! 物語の残りが10分の1になるまで「厚いのに薄いわ。先生、お約束を守るために引き伸ばしたのね」なぁんて考えてましたごめんなさい。さすが17年は短くない。シリーズ過去作のみの読了では掴めないんですね?そっちもちゃんと読まねばならんのですね?からくも読んでいたので終盤「あ?…あぁっ…!!」と違う方向から感動を持ってこられました。なんとまぁ… 科学と不思議と信仰とお化けと陰謀と。似ているものほど要注意。キメラにしてはいけないよ。 お化けや妖怪というものの持っていた役割がやっとぼんやり分かってきました。島国日本の精神的発明。記録になかった、或いは、もはや読み手が読み取れなくなってしまった物事を、多くの文字を費やして現わしてくれて感謝。 ミドリ君ナイスキャラでしたが、どこかで出た事あったっけ?多分あるんだろうなぁ。本腰入れて追い直すかぁ。 幸運にも京極先生の講演会を聴ける機会に恵まれて、結局読了はぜんっぜん間に合わなかったけど、内容はきっちり新作に合ってましたし、マジで時間ピッタリに終わるし、決め台詞ちゃんと言ってくれたし、お声素敵でした。もちろんあのカッコでした。
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過去作については事件があったことが触れられるくらいで主要キャラクタを知っていれば内容的には憶えてなくても問題なし。前半は何を読まされてるんだろうといういつもの感覚。そこを我慢して後半からエピローグに向けて収束していくのは流石。本作の主人公?は誰だったのかな。腐れ縁にもう一人幼馴染...
過去作については事件があったことが触れられるくらいで主要キャラクタを知っていれば内容的には憶えてなくても問題なし。前半は何を読まされてるんだろうといういつもの感覚。そこを我慢して後半からエピローグに向けて収束していくのは流石。本作の主人公?は誰だったのかな。腐れ縁にもう一人幼馴染みが加わって楽しく読めました。後半は。
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17年ぶりの長編とか言われると、自分がいつの間にか年取ったことに気づかされて愕然とする… 私の読書記録ノートによると「姑獲鳥の夏」を読んだのは1998年(平成10年)で、なんと26年前でした! 恐ろしいぃ その後何回も読み返しているし、途中短編も読んでるからそんなに久しぶり...
17年ぶりの長編とか言われると、自分がいつの間にか年取ったことに気づかされて愕然とする… 私の読書記録ノートによると「姑獲鳥の夏」を読んだのは1998年(平成10年)で、なんと26年前でした! 恐ろしいぃ その後何回も読み返しているし、途中短編も読んでるからそんなに久しぶりな感じはなかったですが 作中の会話に出でくる事件がどんなだったか、すっかり忘れてる部分もあり あれ~??となりながらも、特にストーリー的には問題ないので、読み進めました いつもながらに「厚み」が凄い ちょっとした辞書の厚み(約6cm)だったから笑ったわ とてもじゃないけど、持ち歩けないし、ゴロゴロしながら読むも不可 厚ければ厚いほど、ワクワクしながら読むからいいんだけどね 内容としては、いつもながらあちこち色々絡まりながら、最終的に京極堂が祓っちゃうパターンです 今回は、ちょっとあっさりしてたかもなぁ 緑川さん(女性)という魅力的なキャラが登場したけれど、あの方は別な話にも出てたのかなぁ?私の記憶には無いんだけれども、自信はない また続きがあるなら緑川さんの活躍に期待したい 五味太郎さんが、ドキュメンタリーの中で 「男女平等とか人権尊重とか、そんなのあたり前でしょ? 言葉が出来たから不平等に目が行くし、尊重されてないって思うのよ」 みたいな話をしていたと私は記憶してるんだけど、 言葉が出来るということは概念、文化が出来たってことなんだよね多分 みんなの心の中にモヤモヤと形になりきらない「何か」はあったんだけど それに名前がつけられたことによって、厳然と「ある」ことになっちゃうのよね~ 鵼もそんな感じだったのかも知れないね
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蛇(一)~(六) 虎(一)~(六) 貍(一)~(六) 猨(一)~(六) 鵺(一)~(六) 鵼 蛇~鵺までの(一)から(六)までが入れ替わりに現れ、鵼に収斂していく。お馴染みの登場人物に新しい人物が関わって、少しずつ明らかになる成り行き。 長くって、蛇って主に誰だったっけ等 うろ...
蛇(一)~(六) 虎(一)~(六) 貍(一)~(六) 猨(一)~(六) 鵺(一)~(六) 鵼 蛇~鵺までの(一)から(六)までが入れ替わりに現れ、鵼に収斂していく。お馴染みの登場人物に新しい人物が関わって、少しずつ明らかになる成り行き。 長くって、蛇って主に誰だったっけ等 うろうろしながら読み終わる。独特な世界観に慣れたつもりがとんでもなかった。ちょっと疲れたけど少し新鮮だった。
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シリーズを読んだことがなく、この本から読み始めた自分が悪い。 やはりシリーズものは順番に読むことに意味がある
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