沖晴くんの涙を殺して の商品レビュー
手前ではファンタジーかと思いつつ入っていたけど全然リアルで現実味のある 結果死神出んかったけど、死神に例える心理の最後はマイナス思考も大事な事だと示してくれるって事。京香が死んでからの物語の方が沖晴の人間らしい生き方と京香という人間がどれだけ凄かったかがわかった気がする。1人にな...
手前ではファンタジーかと思いつつ入っていたけど全然リアルで現実味のある 結果死神出んかったけど、死神に例える心理の最後はマイナス思考も大事な事だと示してくれるって事。京香が死んでからの物語の方が沖晴の人間らしい生き方と京香という人間がどれだけ凄かったかがわかった気がする。1人になる魔女は変わらず淡々と生きて大切な娘たちを悼んでいるのだろうか、泣いたのかな、あと生まれた赤ちゃんを見て泣いた沖晴 ちゃんと泣けたね
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自分が過去に失った大切な人や、今を取り巻く環境をひとつひとつしっかりと受け止めて、自分の異常性に向き合い一歩ずつ確実に成長していく沖晴くんがとても素敵でした。 それに寄り添い僅かな余命を削ってまで沖晴くんに寄り添う京香さん自身もまた、美しかったです。 お互いがお互いの関係性を声には出さずにいたけど、2人の関係性はどんな言葉でも言い表せない、どんな人でもなれないかけがえのない関係だったと思います。
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京香が最後に何を願い、何を想っていたのか。。 泣きたいと思った時に泣けばいい、っていう言葉がすごくすごく刺さる。
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大切な人を失って、そして得て、また失って、どんどん強くなって行く沖晴くんの姿に引き込まれた。 負の感情を感じられるからこそ、喜びを感じられるのだと感じた。 沖晴くんにとって大切な人が亡くなってしまったけど、沖晴くんの周りには大切な人がたくさんいて、新たな命も産まれて、暖かな世界が広がっていて、ほっこりしました。
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主人公の沖晴くんは、小学生の時、震災の大津波に家族と共に呑まれたが、ひとり生還した高校生。 その時、『喜び』以外の感情を失って、いつも笑っている。 そんな沖晴くんは、元音楽教師の京香に出会う。 京香は余命一年の宣告を受けて、生まれ育った街に帰ってきたのだった。 この二人の交わりの...
主人公の沖晴くんは、小学生の時、震災の大津波に家族と共に呑まれたが、ひとり生還した高校生。 その時、『喜び』以外の感情を失って、いつも笑っている。 そんな沖晴くんは、元音楽教師の京香に出会う。 京香は余命一年の宣告を受けて、生まれ育った街に帰ってきたのだった。 この二人の交わりの物語。 本の紹介や帯には、青春恋愛小説、究極のラブストーリーと書かれている。 綺麗なラブストーリーでした。 大切な、本当に大切な人を突然失った沖晴くん。そのことで後ろ向きな感情に蓋をしてしまった。 心に負った傷はどんなに深いでしょう。でも、それに蓋をしてしまった。 その彼が京香に出会い、心触れ合うことで失った感情を取り戻していく。 その様子がわかりやすく心に伝わって来て、何度も泣いてしまいました。 沖晴くんが「死」を受け入れて生きていく様子にホッとして、また涙を流してしまいました。 ラブストーリーと共に、生と死、命についても考えさせられた、とても素敵な物語でした。
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