恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ の商品レビュー
エッセイの様な小説。 主人公の小説家とはほぼ同世代。 何気ない日常の違和感とか 過去にあった、思い出という程でもないのに妙に忘れられないこととか そんなものたちが幼馴染の男女やなじみの人たちとの交流と共に淡々と綴られている。 このところ忙しくて疲れていたこともあり 夜、この本...
エッセイの様な小説。 主人公の小説家とはほぼ同世代。 何気ない日常の違和感とか 過去にあった、思い出という程でもないのに妙に忘れられないこととか そんなものたちが幼馴染の男女やなじみの人たちとの交流と共に淡々と綴られている。 このところ忙しくて疲れていたこともあり 夜、この本を読もうとするとゆったりした世界観が心地よく、一章読むか読まないかで睡魔に襲われる…ということを繰り返し、ようやく読了。 歳をとると「景色がよくなる」という骨董屋さんの言葉がいいな。 よくなるような生き方をしたいものだ。 それにしても登場する彼らがみんなある一定のセンスや教養を持っていて 眩しい。 おしゃれな前期高齢者たちの生活、という感じ。
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装丁に惹かれて、読みました❕ エッセイなのか小説なのかも分からないまま、不思議な感覚で読み進めました(笑) 会話が多めな割に、主人公が小説家という設定からか、そういう文体なのか難しい表現が多くて、、調べながら読んだので時間が掛かりました(TT) 中年の恋がテーマなので、激しく揺...
装丁に惹かれて、読みました❕ エッセイなのか小説なのかも分からないまま、不思議な感覚で読み進めました(笑) 会話が多めな割に、主人公が小説家という設定からか、そういう文体なのか難しい表現が多くて、、調べながら読んだので時間が掛かりました(TT) 中年の恋がテーマなので、激しく揺れ動く感情は無いし、 年取ってからの恋はこういうものなのか❔という感じで、ずーっと淡々と話は進んでいきますし、自分としては、んー、という読後感でした(TT)もっと年齢が主人公と近づけば、何か気づきがあるのかな。。。
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大人の恋愛未満の交流って感じで、なんかおしゃれで余裕があって素敵。 「そういう時に限って冷蔵庫の中のものが」とか「尻馬人生」とかコメディ一歩手前のばかまじめなやりとりがなんだか愛おしい。
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序盤は、著者の自叙伝的なものだとは理解しつつも設定が共感できなさすぎてオロオロし。読むのをやめようかと何度か思いましたが、でもだんだん小説として著者らしい世界観になっていって、最終的に夢中で読みました。弘美さんらしい素敵なお話でした。
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読み終わった。と言うか、途中でやめた… 私が途中で辞めるのは、ほんと珍しい。 エッセイなのかな?と思い読み進めていたのだけど、小説のようで、とりとめのないお話で、半分以上は読んでみたけど、なかなか進まず読むのをやめてしまいました。 もぅ少し読み進めたら、引き込まれたりしたのでしょ...
読み終わった。と言うか、途中でやめた… 私が途中で辞めるのは、ほんと珍しい。 エッセイなのかな?と思い読み進めていたのだけど、小説のようで、とりとめのないお話で、半分以上は読んでみたけど、なかなか進まず読むのをやめてしまいました。 もぅ少し読み進めたら、引き込まれたりしたのでしょうか??
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本のタイトルも、それぞれの章のタイトルも、なんだかとても変わってる。 また、初めは川上さんご本人のエッセイだと信じていて、でもなんかしっくりこないなあ…とギクシャクしていたらなんだ創作か。全体的に捉えどころがない不思議な作品。 友人や家族との距離感や会話、何かに似てる。例えるなら...
本のタイトルも、それぞれの章のタイトルも、なんだかとても変わってる。 また、初めは川上さんご本人のエッセイだと信じていて、でもなんかしっくりこないなあ…とギクシャクしていたらなんだ創作か。全体的に捉えどころがない不思議な作品。 友人や家族との距離感や会話、何かに似てる。例えるなら昭和のホームドラマだな、などと思いました。 普通の人たちの普通の生活がいとおしく感じる。川上さんの奥深さが好きです。
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他の方々も書いていましたが途中までエッセイというかご自身の日記なのかも?と思いながら読み進み、途中で八色朝見という名前が出たところで「あ、小説なんだ」と確信してスタンスが決まった感じになって読み進みました。川上さんの小説は『真鶴』や『センセイの鞄』のような艶っぽい作品は少し苦手な...
他の方々も書いていましたが途中までエッセイというかご自身の日記なのかも?と思いながら読み進み、途中で八色朝見という名前が出たところで「あ、小説なんだ」と確信してスタンスが決まった感じになって読み進みました。川上さんの小説は『真鶴』や『センセイの鞄』のような艶っぽい作品は少し苦手なのですが『これでよろしくて?』は大好きで、この作品もとても好きな雰囲気でした。ストーリー展開というほどのことは特に起こらず、親の仕事の都合で子供時代をアメリカで同時期に過ごした男女が時々会っては日常のあれやこれやを徒然と話す、という感じで進むなかで、会話やメールでのやりとりや朝見のモノローグで、なかなかうまくは表現できないけれど自分と世の中や社会の関係性の感じ方だったり、同じ記憶やものごとが年齢を重ねるに連れて忘れてしまったり変質したり揺らいだりする不思議で当たり前の感じなどを、軽やかに描いてもらっているように感じられて、するするふわふわと気持ちよく共感しながら読み進みました。共感しているのも単なるこちらの勘違いというかひとりよがりなのかもしれませんが、そういう不確かさも含めて、とても満足して読了しました。他の未読作品も少しずつ読みたいと思います。
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中年を過ぎつつある中で、これまでの自分を振り返ってみる。 今だから分かること、これまでの時間の積み重ねが教えてくれること。今、自分の感じていること。 歳を重ねていくと、自分の人生を振り返ってみたくなる時がやって来るのだろうか。 若い頃よりもずっと死に近い場所にいることで、思うこと...
中年を過ぎつつある中で、これまでの自分を振り返ってみる。 今だから分かること、これまでの時間の積み重ねが教えてくれること。今、自分の感じていること。 歳を重ねていくと、自分の人生を振り返ってみたくなる時がやって来るのだろうか。 若い頃よりもずっと死に近い場所にいることで、思うことがあるのだろうか。 エッセイではないけれど、川上弘美にもそういう時が訪れたのだろう。 何もないことの積み重ねが人生であり、何もないことは、何もないことではない、のでもある。まるで禅問答のように。
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心地よくて自分の色々なこれからの未来みたいなもの、過去の色々な思いを重ねながら読んでいた。 きっと、こういうものなんだろうな、そういうふうに年を重ねて行きたいな。と。
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会話が心地いい。 軽やかさ、言葉選び、ユーモア、 短くてテンポのいい台詞、 それでいて深みがあるところ。 登場人物は60代なのに、 読んでいると無意識のうちに 30代くらいで脳内再生される。 言葉にならない気持ちの描写がすごいと思った。 煮詰める感じじゃなくて、 自然な感...
会話が心地いい。 軽やかさ、言葉選び、ユーモア、 短くてテンポのいい台詞、 それでいて深みがあるところ。 登場人物は60代なのに、 読んでいると無意識のうちに 30代くらいで脳内再生される。 言葉にならない気持ちの描写がすごいと思った。 煮詰める感じじゃなくて、 自然な感覚を取り出して そのまま文章のかたちにしたみたいな。 主人公の回想をそっと覗かせてもらうような 気持ちで読みました。 何度でも読みたくなる作品。 穏やかな空気感に包まれる読書体験でした。
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