遠火 の商品レビュー
主人公の刑事さんが、すてき。ストーリーの中でも、誰もが認める人たらし?的な周りのセリフが何度も聞こえてくるが嫌味でなく、そのまま雰囲気が伝わってくる。 取り調べシーンも、こんな風に自白してしまうのか、というセリフや表情心情の表現に、思わずふむふむと。 シリーズを読みたくなった。
Posted by
自分は気が弱くて、人に嫌われたくないと自己肯定感の低い樋口だが、多くの人から慕われ頼りにされている。 樋口の人に応じて態度を変えずフラット、若い刑事の話もよく聞きいい意見は取り入れていく。我が強かったり自己顕示欲の強い人が多いだろう警察社会には珍しい人だろう。また、警察署に足を...
自分は気が弱くて、人に嫌われたくないと自己肯定感の低い樋口だが、多くの人から慕われ頼りにされている。 樋口の人に応じて態度を変えずフラット、若い刑事の話もよく聞きいい意見は取り入れていく。我が強かったり自己顕示欲の強い人が多いだろう警察社会には珍しい人だろう。また、警察署に足を運んでくれた女子高生にも敬語でねぎらいや感謝の言葉をかけるのが、人として素晴らしい。 藤本の「人間、そう簡単に変わるものじゃない。変わるんじゃなくて考えを深めるんだ。それが成長ってことだよ」の言葉になるほどと考えさせられた。樋口シリーズも面白い。
Posted by
全裸でシーツにくるまれた女子高生の遺体が発見される。少年犯罪と女という性を商品とした犯罪を樋口が追う。普通に刑事を公園に呼び出す女子高生なんて怪しすぎる。相変わらず樋口さんは女性関連でいろいろあるよね、といった印象。読みやすかった。
Posted by
05月-09。3.5点。 強行犯係樋口シリーズ。女子高生が全裸でシーツにくるまれ遺棄される事案。少年事件課の氏家と共に捜査本部に来た樋口。売春グループが背後にあると情報があり。。。 相変わらず読みやすい。樋口のいい味が光っいた。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
良い。 警視庁の特捜刑事でありながら、無理に人を動かすことがない主人公。堅実に一歩一歩捜査を進める。 女子高生の全裸死体遺棄から始まり、現代社会の闇に投げかける。
Posted by
女子高生が絡む事件が起きた。単なる殺人事件か、売春が絡んでいるのか。いろいろな思惑が交差する中、樋口の行動で事件が解決していく。 高校生の多感な時期、どんなことを感じてどんな行動をするのか、もう忘れてしまったので、繊細な気持ちの変化などでこういった事件が起きるのだなと改めて思い...
女子高生が絡む事件が起きた。単なる殺人事件か、売春が絡んでいるのか。いろいろな思惑が交差する中、樋口の行動で事件が解決していく。 高校生の多感な時期、どんなことを感じてどんな行動をするのか、もう忘れてしまったので、繊細な気持ちの変化などでこういった事件が起きるのだなと改めて思い出せた。
Posted by
サクっと読了。 どんでん返しとかではないが、少しずつ犯人に迫っていくストーリーは飽きずに読める。 主人公は大人しいが、傾聴力があり周りをうまく巻き込んでいく。
Posted by
これも長い、シリーズ8作目 相変わらず、さらっと読めてしまいます 今回の「ヒグっちゃん」は、何だか秘密主義です 取り調べには、臨場感を感じました 嫌な事件なのですが、著者らしさも感じられます 「乗客は、ほぼ例外なくスマートフォンを見つめている。昔はみんな本を読んでいたものだが...
これも長い、シリーズ8作目 相変わらず、さらっと読めてしまいます 今回の「ヒグっちゃん」は、何だか秘密主義です 取り調べには、臨場感を感じました 嫌な事件なのですが、著者らしさも感じられます 「乗客は、ほぼ例外なくスマートフォンを見つめている。昔はみんな本を読んでいたものだが、いつからこうなってしまったのだろう」 「自分が慣れ親しんだ習慣が、あっという間に変わってしまったようで、何やら淋しかった」 私も、実感します
Posted by
読みやすく惹き込まれました。 終わりまでハラハラドキドキ。 作者は今野敏さん。 しっかりマークしました。
Posted by
ヒグっちゃんの人望とコミュ力に脱帽。事件自体は大した謎ではないがキーマンがなかなか登場しないことで後半まで謎解きを楽しめた。係長くらいが主人公としてはちょうどいい。
Posted by