遠火 の商品レビュー
シリーズ8作目。 ジワジワ染み入ってくるタイプの味のあるシリーズ。 主人公の樋口は特に個性的だったりカリスマ性があるわけではないが、どこかの首相が自称していいたような気がする『聞く耳』をホントに持っているところが魅力的なのではないかと思う。 そしてしっかり聞いた上で、変に大人ぶっ...
シリーズ8作目。 ジワジワ染み入ってくるタイプの味のあるシリーズ。 主人公の樋口は特に個性的だったりカリスマ性があるわけではないが、どこかの首相が自称していいたような気がする『聞く耳』をホントに持っているところが魅力的なのではないかと思う。 そしてしっかり聞いた上で、変に大人ぶったり畏まったりせず、素直に噛み砕いて行動できるので周囲の壁を自分でも気がつかないうちに取っ払っちゃうし、振り向かせることもできるのかなと感じた。
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推理小説に読み慣れているせいか、少々物足りなく感じた。〇〇刑事純情派のような物語だなと思ったら、内藤剛志さんがテレビドラマをしているみたいで納得。 単行本の帯紙に『最大の危機』とあったけど、そこまでの危機とは思えなかった。
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警視庁強行犯係 樋口シリーズ8 シリーズ 1,リオ 1996 2,朱夏 1998 3,ビート 2000 4,廉恥 2014 5,回帰 2017 6,焦眉 2020 7,無明 2022 8,遠火 2023年 4の書評だったか、この辺りから内容と年数...
警視庁強行犯係 樋口シリーズ8 シリーズ 1,リオ 1996 2,朱夏 1998 3,ビート 2000 4,廉恥 2014 5,回帰 2017 6,焦眉 2020 7,無明 2022 8,遠火 2023年 4の書評だったか、この辺りから内容と年数が合わなくなっている 登場人物の年齢と、時代背景のズレが生じている シリーズの1から3まで各年、子供の成長や同僚の経過が合っているが、それ以降8まで書かれたのは27年経って数年の出来事だが時代背景は2023年まで、書かれた年の物へと変化している。 書評では「サザエさん方式」と書かれていた、、なるほど 個人的にはそんなものとして読んだ感じ、
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今野敏さんの警察小説。 警視庁強行犯係・樋口顕シリーズの新刊です。 樋口刑事の視線から語られる女子高生殺人事件。 一人称で書かれているため、サクサクと読み進めやすい。 犯人は意外な人物ではあるものの、少々突飛な印象である。 犯人の動機や事件の背景は、現実離れしているように感...
今野敏さんの警察小説。 警視庁強行犯係・樋口顕シリーズの新刊です。 樋口刑事の視線から語られる女子高生殺人事件。 一人称で書かれているため、サクサクと読み進めやすい。 犯人は意外な人物ではあるものの、少々突飛な印象である。 犯人の動機や事件の背景は、現実離れしているように感じた。 中高年の男性が読んだら、おもしろいと思うのだろうか?
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中高生は正直苦手です。でも相手が嫌がっても大人が正しい道を教えてやらないといけないと氏家さんが言っていました。そんな大人になりたいです。
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約1年ぶりのひぐっちゃんもの。好きやわ、樋口警部。書いてる今野さんも、テレビドラマで樋口晃を演じてる内藤さんもタメなのでってことも関係するのかどうか、すごく親近感がある。考え方もよく分かる。「私は悲しいです。」は心に響くわ
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なかなか含蓄のある小説だった。確かに登場人物の様な人情味のある警察官も多勢居ると思う一方で刑事らしい人物も多数いる。今野 敏氏の得意とする分野警察物シリーズの中でも今回は特に面白い作品だった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
女子高生の絞殺体が奥多摩で発見され、臨場する樋口班。 身元判明の糸口となった渋谷署からの情報を受け、渋谷に向かう樋口たち。 少年事件係が内定する売春グループの関係先に被害者が出入りしていたことを突き止め、事件は展開していく。 妖艶な美少女に、見え隠れする売春組織の影。 少年が巻き起こす社会的事件が明らかになる。 予想通りの展開で、ちょっと評価は低め。
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軽くテンポ良く、一気読み。「判断をしたり、指示を出したりというのがプレッシャーなのだ」「わたしは悲しい」
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警視庁強行犯係・樋口顕シリーズ第8弾。 軋轢を嫌い、波風を立てることを避け、自己評価が低いどこにでもいそうな普通の男・樋口警部。 真面目で、真っ当で、花もなく、ある意味面白みに欠ける刑事だけど、何故か人心を掌握し、物事をうまく進めて行く。 第8弾ともなると“ひぐっちゃん”のそん...
警視庁強行犯係・樋口顕シリーズ第8弾。 軋轢を嫌い、波風を立てることを避け、自己評価が低いどこにでもいそうな普通の男・樋口警部。 真面目で、真っ当で、花もなく、ある意味面白みに欠ける刑事だけど、何故か人心を掌握し、物事をうまく進めて行く。 第8弾ともなると“ひぐっちゃん”のそんな姿に絶大なる信頼を覚えてしまう。 今回はその人の良さを利用されて窮地に陥るかも!とハラハラしたものの、本人はどこ吹く風。 淡々とやり過ごして、最後には犯人の自白を引き出す展開。 それにしても取調室で犯人に向けて語った最後の言葉には痺れた。 こんなことを言ってくれる刑事がいるか? まだまだこのシリーズも追いかけ続けます。
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