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受精卵ワールド の商品レビュー

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14件のお客様レビュー

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2024/08/31

培養士さんのお話。不妊治療・がん治療・育児の経験者の著者のため、不妊治療に関して多面的に書かれている。

Posted byブクログ

2024/08/02

不妊治療って想像以上に大変で、妊娠して出産することがいかに奇跡かということを改めて思い知らされた。それだけではなく、家族の繋がり、血、愛情。顕微鏡で見るミクロの世界。のめり込みすぎて一気読みでした。網子さん、いい友達じゃん。読めて良かった一冊です。

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2024/06/16

題名がインパクト強すぎたので手に取り読みました。 胚培養士という職業は知ってましたが、詳しい内容までは知らず、こんなにも神経を使う仕事なのか…と初めて知りました。 あと網子がいい人過ぎる。こんな友人に出会えたことがもう幸の幸せの1つなんだよと伝えたい。

Posted byブクログ

2024/03/24

【330冊目】とても面白かった!  長崎出身、32歳女性の胚培養士が主人公。恋人はおらず、結婚願望も、出産願望もない。だけど、顕微鏡が好きで、誘われるままに胚培養士になるため上京した。長崎の実家とも色々抱えていて…というお話。  物語自体も面白かったのですが、妊娠出産や不妊治...

【330冊目】とても面白かった!  長崎出身、32歳女性の胚培養士が主人公。恋人はおらず、結婚願望も、出産願望もない。だけど、顕微鏡が好きで、誘われるままに胚培養士になるため上京した。長崎の実家とも色々抱えていて…というお話。  物語自体も面白かったのですが、妊娠出産や不妊治療にまつわる論点や課題の多くが、話の筋に無理なくカバーされており、不妊治療の入門的に読むのもアリじゃないかなぁと思いました!  女性のしんどい思いはもちろんのこと、ある種の不妊治療に臨む男性の苦しい思いも書いてあったりして、公共交通機関の中で涙目になりながら読みました!  当たり前だけど不妊治療を考えるということは、すなわち家族を考えるということ。親との関係、子との関係だけでなく、夫/妻との関係や子どもがいる友人との関係をどう考えるか。作家さんの丁寧な取材のおかげで、それぞれがうまぁい塩梅で書いてあります。つらい現実をごまかさず、でも優しい眼差しで見つめる作家さんだなと思いました!

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2024/03/13

ちょうど妊活をしていて、病院に通い始めたからこそ身近に感じる場面もあった。授かることへの難しさと毎月期待する気持ちがあって、分かっていても心が折れそうになる。そんな時に私たち夫婦以外のいわゆる他人なのに赤ちゃんの誕生を強く祈ってくれる存在がいるのだと知った。 主人公のお兄ちゃんが...

ちょうど妊活をしていて、病院に通い始めたからこそ身近に感じる場面もあった。授かることへの難しさと毎月期待する気持ちがあって、分かっていても心が折れそうになる。そんな時に私たち夫婦以外のいわゆる他人なのに赤ちゃんの誕生を強く祈ってくれる存在がいるのだと知った。 主人公のお兄ちゃんが幸せに暮らしていますようにと願いたくなる。親友の網子が思いっきり言葉にしてくれて、気持ちよかった。きっと主人公もその勢いで殻を破れたのかなと思う。 いつか、たくさんの奇跡の旅を経て私たちのもとに来てくれますように。

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2024/02/20

小野寺史宜サークル仲間にオススメ頂きました(^^) 主人公は胚培養士で、不妊治療のクリニックが舞台。 本当に新しい命が誕生するってとても尊いことだと思わされるし、だからこそ自分の人生も人の人生もありのままで素敵なんだと思いたいなと(^^) 花岡さんが校長先生の代わりに医者に...

小野寺史宜サークル仲間にオススメ頂きました(^^) 主人公は胚培養士で、不妊治療のクリニックが舞台。 本当に新しい命が誕生するってとても尊いことだと思わされるし、だからこそ自分の人生も人の人生もありのままで素敵なんだと思いたいなと(^^) 花岡さんが校長先生の代わりに医者になった話は泣けたし、網子が公園で一気にまくしたてるシーンも良い。 そして桐山くんもジワジワ良い。 心優しいお兄ちゃんがハッピーになってくれますように。

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2024/01/29

新聞の新刊紹介で知り読んでみた。想像してた以上に面白かった。主人公は胚培養士のお仕事をしてる女性。 胚培養士とは、医師の指導の下で顕微受精や体外受精などの生殖補助医療を行う医療技術者。 生命の源を作り出すお仕事なのに、国家資格ではないと知り、ちょっと残念な気持ちになった。 読...

新聞の新刊紹介で知り読んでみた。想像してた以上に面白かった。主人公は胚培養士のお仕事をしてる女性。 胚培養士とは、医師の指導の下で顕微受精や体外受精などの生殖補助医療を行う医療技術者。 生命の源を作り出すお仕事なのに、国家資格ではないと知り、ちょっと残念な気持ちになった。 読んでみて、改めて不妊治療が女性にとっていかに負担が大きいかを再認識させられた。 例え不妊治療代が無料になったとしても、女性の身体への負担は無しにはならない。辛いな…。 不妊治療の話。知らなくてもいいが、出来れば知っておくべきだなと思った。

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2024/01/23

 何気なく図書館で手に取って読んだ本だが、予想外に面白かった。  ありがたい事に、私は不妊治療には縁が無かったが、もし、子供ができ難い体だったら、どうしただろう?と考えさせられた。

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2023/12/10

一気に読み進めてしまう程、テンポ良くストーリーが進みます。主人公が生命の誕生や死、アイデンティティに迷いながらも、周囲と交わりながら一歩一歩踏み出していく様に目を見張りながら読みました。

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2023/11/08

本山聖子さんはデビュー作の『おっぱいエール』がすごく良かったので、新作が出るのをずっと待ってました〜待望の2冊目! 前作では若年性乳がんを患う3人の女性が主人公でしたが、今作の主人公は不妊治療クリニックで胚培養士として働く長谷川幸、32歳。胚培養士とは、産婦人科医などの指導のも...

本山聖子さんはデビュー作の『おっぱいエール』がすごく良かったので、新作が出るのをずっと待ってました〜待望の2冊目! 前作では若年性乳がんを患う3人の女性が主人公でしたが、今作の主人公は不妊治療クリニックで胚培養士として働く長谷川幸、32歳。胚培養士とは、産婦人科医などの指導のもと、顕微授精や体外受精などの生殖補助行為を行う医療技術者のことなんだそうです。 少し前に、おかざきまりさんの『胚培養士ミズイロ』という漫画を試し読みして、普段の生活では関わりのない珍しい職業をテーマに描いてるなぁと、びっくりしていたところでした。 現在、4組に1組が不妊治療をし、14人に1人が体外受精で生まれているんだそうです。私が想像していたよりも、かなり多いですね。実際に不妊治療を経験した作者ならではの、とてもリアルな実情が描かれていました。 不妊治療やAID(夫以外の第三者から提供された精子で人工授精を行う技術)だけでなく、大人の引きこもりやシングルマザーや毒親、仕事に対する葛藤や血縁問題、死生観まで、盛りだくさんでした。 私自身も若い頃は結婚したら子どもを産んで育てるのは「普通」だと思ってました。でも今は妊娠や出産って本当に奇跡だなぁと思います。 結婚をするしないも、子どもを持つ持たないも、人それぞれだし他人が口を出すべきものじゃないですよね。普通ってなに?しあわせは人それぞれ、自分が決めることですよね。 主人公の幸がかなりネガティブで『おっぱいエール』のような爽快さがなかったのと、ラストがう〜ん、ちょっと私の好みではなかったのが残念でしたが、でもいろんなことを考えさせられて、時には目頭が熱くなり、読み応えもあってとても良かったです。

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