気候崩壊後の人類大移動 の商品レビュー
気候変動によって、世界は激変し人類の大移動が始まる、と予測する本書。東アジアは砂漠化によって放棄化される地域に、中東・北アフリカは風力、太陽光、地熱発電施設が数千キロメートルにまたがる巨大化地域に、北アメリカは砂漠と火事と猛暑の影響で、多くの地域が不適合居住区となる。方やシベリア...
気候変動によって、世界は激変し人類の大移動が始まる、と予測する本書。東アジアは砂漠化によって放棄化される地域に、中東・北アフリカは風力、太陽光、地熱発電施設が数千キロメートルにまたがる巨大化地域に、北アメリカは砂漠と火事と猛暑の影響で、多くの地域が不適合居住区となる。方やシベリアは作物の生長には理想的な条件が整い、グリーンランドは居住や農業や鉱業に適した新しい地域へと変化し、南極は農作物を収穫できる地域となり都市建設も始まる、と予測する。今後50年間で気温も湿度も上昇し続ければ、もはや地球の広大な地域が、35億の人類にとって住めない場所になり、人口移動はごく自然の成り行きとなる。人々は都市に集中し、食料改革で人工物・ビル内温室・養殖などが盛んになり再生エネルギーが更に進化し利活用が増えるとある。一番重要なポイントは国境を跨ぐ安全保障と人種・労働・教育問題などである。気候変動による影響を考慮した柔軟な各国の対応と自然と人口的な回復力を持たせる工夫が必須となるだろう。悲しいかな2025年トランプ政権は19ヵ国からの移民の停止、今後30ヵ国からも米国への移民を停止するという。飢餓と飢えが一層増え、国連の力不足で野晒し状態になる予感がする。
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気候が変動したら移住しよう。うーん。イスラエルの入植ですらこの騒動なんだから人口80億でうまくいくんだろうか。移住に関して妙に積極的楽天的なのがおっかない。
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気候変動に伴い、移住せざるをえなくなる人々が今世紀中にかなり増加する。現状の反移民政策にたいしてこの将来予測を見据えた上でどのようなアプローチが取り得るのかをジャーナリスティックにまとめている本。 気候変動と移住に関してや、ジオエンジニアリング等の気候変動対策に関する最新の動向の...
気候変動に伴い、移住せざるをえなくなる人々が今世紀中にかなり増加する。現状の反移民政策にたいしてこの将来予測を見据えた上でどのようなアプローチが取り得るのかをジャーナリスティックにまとめている本。 気候変動と移住に関してや、ジオエンジニアリング等の気候変動対策に関する最新の動向のまとめとしては読む価値があるとおもう。 一方、施策のポジティブな面が強調され過ぎていて、あくまでこれが全部できたらいいよねという内容に終止している。
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気候変動はすでに始まっている。 生き残るために何をすべきか。何ができるのか、いろんな視点から書かれている。 ①暮らしやすい土地への移住 ②環境負荷を下げる食生活 ③気温上昇を食い止める新しい技術と試み このうち、①に多くのページが割かれている。「そもそも人類は移動して進化してきた...
気候変動はすでに始まっている。 生き残るために何をすべきか。何ができるのか、いろんな視点から書かれている。 ①暮らしやすい土地への移住 ②環境負荷を下げる食生活 ③気温上昇を食い止める新しい技術と試み このうち、①に多くのページが割かれている。「そもそも人類は移動して進化してきた歴史があり、さまざまな場所に適応できる生物である。また、異なる文化との交流が、社会を活性化させ、経済も上昇させる。 そのため、既得権益にこだわらず、他者を受け入れ、市民権を与え社会に組み込んで行く必要がある。遺伝子的には民族の差など存在しない。 それに加えて、人口増加に耐えられるように、食事内容を植物性をベースに切り替える。肉などの動物性タンパク質は贅沢品でキャビア並みになる。 さらに新しい技術で温暖化を抑制すれば、まだまだ間に合うし、希望はある!」という本。 まだ大丈夫だから頑張ろうという励ましと希望を語っており、読んでいて決して暗い気持ちにはならない。ただ、①の実現性となると、とても信じられない。これほどの偉業を達成できたとしても、私たちが未来の世代に残せるのは②の世界だ。 ②が、不幸だと思うわけではないが、手に入るものが少ないと感じてしまう。 ただしそれは私個人のうける印象であって、地球全体で見たら貧困で死ぬ人間は減り、公平で平和な世界を目指すのだから、やはり諦めずに頑張らなくてはいけないと思わされる。 とはいえ、この本はウクライナ戦争前の本。今、①についての希望を、信じるのは難しい。
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想像したくないが確実に迫りくる人類の近未来 多くの人は具体的にイメージできていないと思われるが、現実は想像を超えるスピードで迫っている。 本書では、移民を前提とした理論上の解決策が示されているが、昨今の世界情勢から現時点ではとても実現可能と思えない。 とことん追い詰められてからジ...
想像したくないが確実に迫りくる人類の近未来 多くの人は具体的にイメージできていないと思われるが、現実は想像を超えるスピードで迫っている。 本書では、移民を前提とした理論上の解決策が示されているが、昨今の世界情勢から現時点ではとても実現可能と思えない。 とことん追い詰められてからジオエンジニアリングという禁じ手を選択せざるを得なくなり、さらなる破滅に向かうというシナリオが現実味をもって迫ってくる。
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グローバルノースは、一部の若い優秀な移民は受け入れるだろうが、筆者がいうように移民を全面的に受け入れることなく見捨てるだろう。ほとんどの人は、その土地が沈没しない限り、その土地にしがみつき、人口を減らしていく。90億人全員が生き残れないなら、どこかに犠牲になってもらうのは仕方ない...
グローバルノースは、一部の若い優秀な移民は受け入れるだろうが、筆者がいうように移民を全面的に受け入れることなく見捨てるだろう。ほとんどの人は、その土地が沈没しない限り、その土地にしがみつき、人口を減らしていく。90億人全員が生き残れないなら、どこかに犠牲になってもらうのは仕方ないこと。人間、生物全般、国民国家は、すべて自己中心的で、それで適者生存で生き残ってきたのだから。また、カナダ、ロシア、北欧にとって温暖化はありがたいことだ。若い優秀な移民だけを受け入れ、温暖化の原因は中緯度国の中国、インド、アメリカの自業自得だというのだろう。北部を含む人類全体が生き残れない危機に陥らない限り、人類は団結することはないだろう。今起きている中東問題もそう。中東全体を含む国際社会はガザを見捨てる。テロ組織ハマスに政権を許したガザの人々の自業自得だということにして。
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移民の受け入れについて、ややイデオロギー的で楽観的に過ぎるように思われる。一般的なリベラルの論者と異なり、ジオエンジニアリングには前向き。
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