女性ジャズミュージシャンの社会学 の商品レビュー
長年、本当に長年薄ら感じながらも、向き合うことを無意識に避けていた問題に、 これほどの熱量で取り組まれている方がいることに感銘を受けました。 直視しにくい当事者からの声もあったり、とにかくボリュームに圧倒され、採用が見送られた語りも多くあるのだろうと推測されました。 ジャンル限...
長年、本当に長年薄ら感じながらも、向き合うことを無意識に避けていた問題に、 これほどの熱量で取り組まれている方がいることに感銘を受けました。 直視しにくい当事者からの声もあったり、とにかくボリュームに圧倒され、採用が見送られた語りも多くあるのだろうと推測されました。 ジャンル限らずかもですが、女性メンバー、特にボーカルはお飾り、紅一点の華やか要員(そんな風には本文には書かれてなかったですが)といった空気が日本、もしくは私が少し関わった音楽の世界でも無かったと言い切れない気がします。そして、圧倒的にライフステージの変化で影響を受けるのは女性で、突然ある層の女性だけ、音楽の世界から姿を消す様子に不気味さを覚えていたことにも、フランスの例ですが言及されていました。 女性というだけで、同等の技術があっても声がかかりにくい、という社会あるあるが、やっぱり「あるある」なのかと沈んだ気持ちになる一方、音楽やジャズの世界でもこれを「あるある」と流しながら自分は死んでいくのか、死んでられないとも思いました。 日本をフィールドとした研究の存在もこの著書をきっかけに知ることができました。女性は公民館でコーラスか吹奏楽(活動時間は夕方まで、夜は家にいなきゃダメでしょ☆)、、みたいな無言の圧力、もうこりごりです(もちろんどんな演奏形態も素敵ですし、ジャンルに優越つけるつもりは全くありません)。でも、どんな人でもどんなジャンルの音楽に触れ続けて良いという空気が定着して欲しい、と単純にそう願うだけなんです。 好きなことをして生きて、後ろめたさを感じる女性が少しずつでも減りますように。自分には残り時間で何かできるかなと考えるきっかけをいただきました。
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フレンチジャズ界の(おそらくけっこう狭い世界の)話。前半は女性ボーカル、後半は器楽奏者たちのインタビュー中心。まあこんなもんだろうな、という感じ。フランスはとりあえずジャズでも食えないことはない、みたいな感じみたいね。
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