8つの完璧な殺人 の商品レビュー
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有名な犯罪小説8作(赤い館の秘密、殺意、ABC殺人事件、殺人保険、見知らぬ乗客、溺殺者、死の罠、シークレット・ヒストリー)になぞらえて、殺人が繰り広げられていくお話です。 直近で読んだ作者の他の作品、「9人はなぜ殺される」が面白かったものの若干もやもやが残ったのでこれはどうかなぁと思いつつ読んだところ、こちらは完全に私好みでした! やっぱり犯人と被害者との間に強い動機がある方が読みごたえがあると言いますか。「9人…」は逆恨み系の話だったので、面白かったけど動機が薄いなぁと思ってしまったんですよね。 ※ここから盛大なネタバレ含みます※ もちろん「ABC殺人事件」が登場するので無関係な人も死ぬことは分かっているのですが(つまり特に動機なく殺されている人もいるので矛盾してるんですが笑)、結局犯人は二人いるという落ちで、しかもその犯人(たち)がサイコパス味とロジカル味を両方あわせもっているおかげで、ランダムな殺人の背景に深みが増すと言いますか。 叙述ミステリチックな要素もあって(8作の中に含まれていない「アクロイド殺し」)、読みながらあれこれ予想したことが悉く外れていったので、めちゃくちゃ面白かったです!(マルはノーマン以外にも殺してるんだろうなとは思いましたが、マーティが犯人だとは思わずびっくり...) 間をあけるとよく分からなくなると思うので、時間があるときに一気読みするのがお勧めです!
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主人公のもとにFBI捜査官が訪ねて来て、かつて主人公が作成した犯罪小説に倣った殺人が現実に起きている事を告げる。そもそもこの捜査官は敵なのか?味方なのか? 更に主人公はかつて交換殺人を行なったことを回想する。本当にその1件だけ?どんどん怪しさが増していく。 登場人物みんな怪しいじ...
主人公のもとにFBI捜査官が訪ねて来て、かつて主人公が作成した犯罪小説に倣った殺人が現実に起きている事を告げる。そもそもこの捜査官は敵なのか?味方なのか? 更に主人公はかつて交換殺人を行なったことを回想する。本当にその1件だけ?どんどん怪しさが増していく。 登場人物みんな怪しいじゃないか?と後半は一気に進んだ。
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⭐️3.4 作家が好みでないと言いながらも読む。 名作ミステリーへのオマージュが楽しく、ミランダ〜よりこっちの方が好きかも。 信頼できない語り手ってやつですね。 犯人自体は途中からわかっちゃったけど、それでも手に汗握るラストまで楽しめました。
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ミステリー専門書店の店主マルコムのもとに、FBI捜査官のグウェンが訪れる。 マルコムは以前、完璧な殺人が登場する犯罪小説8作を選んで 店のブログにそのリストを掲載していた。 A・A・ミルン『赤い館の秘密』 フランシス・アイルズ『殺意』 アガサ・クリスティ『ABC殺人事件』 ジェイ...
ミステリー専門書店の店主マルコムのもとに、FBI捜査官のグウェンが訪れる。 マルコムは以前、完璧な殺人が登場する犯罪小説8作を選んで 店のブログにそのリストを掲載していた。 A・A・ミルン『赤い館の秘密』 フランシス・アイルズ『殺意』 アガサ・クリスティ『ABC殺人事件』 ジェイムズ・M・ケイン『殺人保険』などなど…… グウェン捜査官は、それら8つの作品の手口に似た殺人事件が続いていると言う。 そんなあらすじなのだが、 はっきり言ってリストにある8作の小説を読んだことがない、 さらにネタバレを望んでない人は読まない方がいいかもしれない。 自分はABC殺人事件しか読んでいなかったが、 このリストの8作を全て読んでいると楽しさが全然違うだろうなと感じた。 なので、割と読んでいて置いていかれる展開が多かった。 そこに関しては自分の予習不足に勿体なさを感じたのだが とは言え、釈然としない展開も多く、真相も驚きはなくポカンとしてしまった。 かなり無理のある設定ではないかと思う箇所がけっこうあり、 ピーター・スワンソン作品にしては初めて乗れない小説だったのは確か。 ある意味、真のミステリー好きに向けた作品かもしれない。 世の中には自分がまだまだ触れられてない傑作が多々あるのだなと そう再認識させてくれる作品ではあった。
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9つのミステリー作品のネタバレを含むミステリー。 頑張って半分は先に読んだけど、半分は手に入らなかったので諦めましたが、読んでおいてよかった。 犯人も、殺害方法も、ちゃんとネタバレしてくる。 読むのに覚悟がいる作品だけど、予習して多分、すごく面白かった。ピーター・スワンソン次回作...
9つのミステリー作品のネタバレを含むミステリー。 頑張って半分は先に読んだけど、半分は手に入らなかったので諦めましたが、読んでおいてよかった。 犯人も、殺害方法も、ちゃんとネタバレしてくる。 読むのに覚悟がいる作品だけど、予習して多分、すごく面白かった。ピーター・スワンソン次回作も楽しみ…
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ミステリ作家がよくやる、名作ミステリのオマージュ。複雑な構成であるながら名作リスペクトもあって面白かった。グウェンさんもっと出てきてほしかったかも‥!
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クリスティとハイスミスの融合。設定が米東海岸北部の冬ということもあってか全体の雰囲気が暗く湿っている。その割につっかえなく読み切りのは筋が面白いからであろうと。最後にマルとマーティが同人格というオチかとも予期したが、そこまでアクロバチックではなかった。
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このミス経由で手に取った 古典ミステリをなぞった8つの短編集かと思いきや長編だったのだが、読み始めてすぐにアクロイドが察せられた 作品タイトルと共にネタバレ注意とは書かれているが、やはり未読の方は有名どころは先に読んだ方が良いと思う 特にクリスティの2作品はこの本を読むより貴重な読書体験が得られる、はず 5/8を読んでいる自分は、残り50%のフーダニットは楽しめたが、やや強引なストーリー展開のために8つのネタバレは釣り合わないので星3 著者のミステリ愛はよーく分かるが、オマージュというには敬意が感じられないかなあ 交換殺人を計画しておいて猫を持ち帰るかねw
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犯罪小説8編を「完璧な殺人」のリストとしてブログに書いた書店のマルコム。 ある日FBIの捜査員が訪ねてきて、リストの通りに殺人が起きていると言う。 果たして犯人は。 * ステキな作家さんに出会ってしまった。 途中で、もしかするとこの展開は…と思ったけれど、そこからの二転三転は読め...
犯罪小説8編を「完璧な殺人」のリストとしてブログに書いた書店のマルコム。 ある日FBIの捜査員が訪ねてきて、リストの通りに殺人が起きていると言う。 果たして犯人は。 * ステキな作家さんに出会ってしまった。 途中で、もしかするとこの展開は…と思ったけれど、そこからの二転三転は読めなかった。 思いもかけない展開で、最後は一気読み。 また、さまざまなミステリ作品への敬意が感じられるのも良かった。 文章もいい。 原作もそうなのだろうけど、訳者さんも良いのだろう。 スラスラと読めて、途中で読み返すこともなかった。 面白かった。 他の作品も読んでみようと思う。
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今年の2月にブクログを始めてから海外古典ミステリーを中心に読んできたので、この作品は今年の最後の締めくくりにちょうど良いと思って選んだ。 この作品に〈完璧な殺人〉として登場する作品。 ●は読んだ作品、〇は未読(邦訳がないものも) ●『赤い館の秘密』A・A・ミルン ●『殺意』フ...
今年の2月にブクログを始めてから海外古典ミステリーを中心に読んできたので、この作品は今年の最後の締めくくりにちょうど良いと思って選んだ。 この作品に〈完璧な殺人〉として登場する作品。 ●は読んだ作品、〇は未読(邦訳がないものも) ●『赤い館の秘密』A・A・ミルン ●『殺意』フランシス・アイルズ(アントニイ・バークリー) ●『ABC殺人事件』アガサ・クリスティ 〇『殺人保険』ジェイムズ・M・ケイン ●『見知らぬ乗客』パトリシア・ハイスミス 〇『死の罠』戯曲 アイラ・レヴィン 〇『シークレット・ヒストリー』ドナ・タート ●『アクロイド殺し』アガサ・クリスティ この8つの作品の手口に似た殺人事件が続いている… 「ミステリー好きならこの8つの作品は当然読んでるでしょ!」という、敢えて読者のハードルを高く設定しているところに、海外古典ミステリ好き魂が刺激された。 全て最近読んだ作品ばかりなので、これらの作品が出てくる度にニンマリしてしまう。 自分が読んだ作品が出てくるだけで嬉しくなっちゃうのは何でなんだろう(*^^*) 特に大好きな〈バークリー〉と〈クリスティ〉が入ってるので、この2人が好きな作家さんは間違いないと勝手に思ってる。(ホロヴィッツもそうだった) ネタバレになるので何も書けないけど、ストーリーとしては期待し過ぎたかな。 でも海外古典ミステリーが好きなのでとても楽しい読書だった。 2月から1年間で読んだ本は358冊。 本当に素晴らしい作品ばかりで、この中からたった3冊の2024年マイベストを選ぶなんてできないよ〜(*´Д`) 一晩じっくり考えよう。。。
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