8つの完璧な殺人 の商品レビュー
犯罪小説8編を「完璧な殺人」のリストとしてブログに書いた書店のマルコム。 ある日FBIの捜査員が訪ねてきて、リストの通りに殺人が起きていると言う。 果たして犯人は。 * ステキな作家さんに出会ってしまった。 途中で、もしかするとこの展開は…と思ったけれど、そこからの二転三転は読め...
犯罪小説8編を「完璧な殺人」のリストとしてブログに書いた書店のマルコム。 ある日FBIの捜査員が訪ねてきて、リストの通りに殺人が起きていると言う。 果たして犯人は。 * ステキな作家さんに出会ってしまった。 途中で、もしかするとこの展開は…と思ったけれど、そこからの二転三転は読めなかった。 思いもかけない展開で、最後は一気読み。 また、さまざまなミステリ作品への敬意が感じられるのも良かった。 文章もいい。 原作もそうなのだろうけど、訳者さんも良いのだろう。 スラスラと読めて、途中で読み返すこともなかった。 面白かった。 他の作品も読んでみようと思う。
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今年の2月にブクログを始めてから海外古典ミステリーを中心に読んできたので、この作品は今年の最後の締めくくりにちょうど良いと思って選んだ。 この作品に〈完璧な殺人〉として登場する作品。 ●は読んだ作品、〇は未読(邦訳がないものも) ●『赤い館の秘密』A・A・ミルン ●『殺意』フ...
今年の2月にブクログを始めてから海外古典ミステリーを中心に読んできたので、この作品は今年の最後の締めくくりにちょうど良いと思って選んだ。 この作品に〈完璧な殺人〉として登場する作品。 ●は読んだ作品、〇は未読(邦訳がないものも) ●『赤い館の秘密』A・A・ミルン ●『殺意』フランシス・アイルズ(アントニイ・バークリー) ●『ABC殺人事件』アガサ・クリスティ 〇『殺人保険』ジェイムズ・M・ケイン ●『見知らぬ乗客』パトリシア・ハイスミス 〇『死の罠』戯曲 アイラ・レヴィン 〇『シークレット・ヒストリー』ドナ・タート ●『アクロイド殺し』アガサ・クリスティ この8つの作品の手口に似た殺人事件が続いている… 「ミステリー好きならこの8つの作品は当然読んでるでしょ!」という、敢えて読者のハードルを高く設定しているところに、海外古典ミステリ好き魂が刺激された。 全て最近読んだ作品ばかりなので、これらの作品が出てくる度にニンマリしてしまう。 自分が読んだ作品が出てくるだけで嬉しくなっちゃうのは何でなんだろう(*^^*) 特に大好きな〈バークリー〉と〈クリスティ〉が入ってるので、この2人が好きな作家さんは間違いないと勝手に思ってる。(ホロヴィッツもそうだった) ネタバレになるので何も書けないけど、ストーリーとしては期待し過ぎたかな。 でも海外古典ミステリーが好きなのでとても楽しい読書だった。 2月から1年間で読んだ本は358冊。 本当に素晴らしい作品ばかりで、この中からたった3冊の2024年マイベストを選ぶなんてできないよ〜(*´Д`) 一晩じっくり考えよう。。。
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2024.12.28 : 台湾十分民宿にて読了 創元推理文庫 重版 ミステリー好きが書いたミステリーがこんなに面白いなんて知らなかった。ミステリー愛を感じた作品。何よりスワンソンは全て邦題が秀逸。 (紀伊國屋書店台湾で、十分に行くために本を購入。本当は岩波から探したかったがそ...
2024.12.28 : 台湾十分民宿にて読了 創元推理文庫 重版 ミステリー好きが書いたミステリーがこんなに面白いなんて知らなかった。ミステリー愛を感じた作品。何よりスワンソンは全て邦題が秀逸。 (紀伊國屋書店台湾で、十分に行くために本を購入。本当は岩波から探したかったがそもそもなかったので、気になっていた海外文学名著から購入)
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8つの古典ミステリーを巡る連続殺人。 穏やかに暮らすミステリー専門書店の店主が、その8つのミステリーを「完全殺人ベスト8」としてブログに発表していたため、犯人と疑われてしまう。自ら解決すべく調べ始める店主だったが、意外な展開を見せ始め、次第に明らかになる過去や心の闇に引き込まれる...
8つの古典ミステリーを巡る連続殺人。 穏やかに暮らすミステリー専門書店の店主が、その8つのミステリーを「完全殺人ベスト8」としてブログに発表していたため、犯人と疑われてしまう。自ら解決すべく調べ始める店主だったが、意外な展開を見せ始め、次第に明らかになる過去や心の闇に引き込まれる。 古典ミステリーの名作の罠が仕組まれ、真相がどこへ向かうのか、最後まで翻弄される。 リストの作品をこれから読みたい人は、ネタバレもあるのでご注意を。
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ミステリー専門の書店を経営するマルコムの元に、FBIの女性捜査官グウェンが訪ねてくる。彼が昔ブログに載せた、完璧な殺人による犯罪小説のリストに基づき、本当の殺人が行われているのではないかというのだ。その小説は下記の8殺。おっと冊の変換が。。。 ①A・A・ミルン「赤い館の秘密」 ...
ミステリー専門の書店を経営するマルコムの元に、FBIの女性捜査官グウェンが訪ねてくる。彼が昔ブログに載せた、完璧な殺人による犯罪小説のリストに基づき、本当の殺人が行われているのではないかというのだ。その小説は下記の8殺。おっと冊の変換が。。。 ①A・A・ミルン「赤い館の秘密」 ②アントニイ・バークリー「殺意」 ③アガサ・クリスティー「ABC殺人事件」 ④ジェームス・ケイン「殺人保険」 ⑤パトリシア・ハイスミス「見知らぬ乗客」 ⑥ジョン・D・マクドナルド「溺殺者」 ⑦アイラ・レヴィン「死の罠」 ⑧ドナ・タート「シークレット・ヒストリー」 有名な作品ばかりなのだろうか。わたしは残念ながら2冊しか読んだことがない。 捜査官でありながら、どこか影があるように感じられるグウェンと、最愛の妻を自動車事故で失くし、未だ立ち直ることができないマルコム。 この二人がコンビを組んで、このリストに基づいて殺人を続ける犯人を追う。 ラストにハラハラする場面はあるものの、この話は概ね静かに淡々と進んでいく。常に薄暗く、なんとなく埃っぽい古い紙の湿った香りが漂ってくるようだ。 その根底にあるのは、マルコムの行き場のない哀しみだ。愛の遺産が眠る場所を心に抱えたまま、彼が選んだ最後の選択は、わたしが予想していたものだった。 余りにも寂し過ぎると思う。
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最初主人公は巻き込まれただけなのかとおもったけど、読み進めていくと…しれっと死に追いやってた。 “チャーリー"の正体は意外だったけど、そっちの方がまだ人間らしいと思っちゃった。
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元刑事が交換殺人を引き受け、そのことがきっかけになり、連続殺人事件を起こしてしまうという設定が腑に落ちるかどうか…。 過去の8つの作品たちと、作中の殺人との接点や関連も残念ながら、いまひとつ読みとれなかった。
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ネタバレ上等!というか、ミステリファン向け 知らなくても本編読むのは問題ないです ただし実際の作品のバレはめちゃくちゃくらいます(私はネタバレ平気派) 途中から書き手が〇〇〇〇〇〇ことはわかるのだけど、そこに至るまで情報の小出がうまくて読んじゃう 殺人という行為が軽いのはミス...
ネタバレ上等!というか、ミステリファン向け 知らなくても本編読むのは問題ないです ただし実際の作品のバレはめちゃくちゃくらいます(私はネタバレ平気派) 途中から書き手が〇〇〇〇〇〇ことはわかるのだけど、そこに至るまで情報の小出がうまくて読んじゃう 殺人という行為が軽いのはミステリの常套かな そんな理由でほいほい殺されたんじゃたまったもんじゃないですね
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最後の章で、1ページだけ残しておいた妻の日記の内容がわかるところ、エターナルサンシャインみたいだと思った。文章中にタイトルも出てきたし意識してると思う。
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なんとなく読了 読書中もただ読みにくいなぁと思ってました ストーリーがわからずただ字面を追っていると読了に至ったかんじでした。
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