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可制御の殺人 の商品レビュー

3.2

6件のお客様レビュー

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2024/05/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

鬼界システムを作るためにサンプルとして必要とされた人たち。 操る側、操られる側。 人間は複雑。制御できると思う者。 鬼界は最後まで謎のまま。 鬼界の背景、生い立ちが知りたくなった。 聞きなれない単語が多かったけれど読みやすかった。

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2024/05/04

最初の短編が大賞候補らしく、確かに良くできている。 それ以降の短編は、それぞれが1作目の短編の世界を、新たなキャラを登場させながら補完するような出来となっている。 一応、短編として起承転結もあり、工学や建築学、心理学の定理などをとりこみ緻密なロジックを展開するあたりは最近の若...

最初の短編が大賞候補らしく、確かに良くできている。 それ以降の短編は、それぞれが1作目の短編の世界を、新たなキャラを登場させながら補完するような出来となっている。 一応、短編として起承転結もあり、工学や建築学、心理学の定理などをとりこみ緻密なロジックを展開するあたりは最近の若い作者の特徴でよく出来ている。 一方で話が小さくて面白みに欠けるのが残念。 受賞作に絡めるために作られた短編で制限が多かったであろうから、今後の長編には期待できるが、ラプラス理論(決定論)一辺倒で話を進めるのは少しきついのでは? 作者は九大出身だが、最近九大出身の本格(系の)作家が増えたような気がする。嬉しい事だ。

Posted byブクログ

2025/01/23

女子大学院生が自宅の浴室で死亡しているのが発見された。 自殺と判断されたその事件の裏には、人間も機械と同様、適切な入力(情報)を与えれば、思い通りの出力(行動)をすると主張する謎の男・鬼界の存在があった。 他人を思い通りに操る事が出来る鬼界の目的はいったい何なのか? 人間を一...

女子大学院生が自宅の浴室で死亡しているのが発見された。 自殺と判断されたその事件の裏には、人間も機械と同様、適切な入力(情報)を与えれば、思い通りの出力(行動)をすると主張する謎の男・鬼界の存在があった。 他人を思い通りに操る事が出来る鬼界の目的はいったい何なのか? 人間を一つのシステムとし、適切な入力をすれば人を思うままに操れると考える男を黒幕とした連作短編集です。 実際、話術などで他人の行動をある程度コントロールすることは可能かと思うのですが、ここまで緻密に他人をコントロールできるというのは創作物ならではという気がして、知恵比べ・あるいは化かし合いのようなやり取りが楽しいです。 大勢の登場人物や事件が、最後の最後で一つに重なるのも、カタルシスを感じられて好き。 作者さんはこちらがデビュー作だそう。 もしかしたら続くのかな、という感じの終わりで、鬼界との決着が気になります。

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2024/01/30

文系脳には難しかった…。 他のレビューを見る限り、理解できる人には刺さるようなので自分の能力の問題だと思う。

Posted byブクログ

2023/09/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった。序盤の話や人間関係が、終盤で一冊としてまとまるのはすごく爽快感がある。 キャラが立っているので、アニメ化とかと相性良さそう。 理工系・SF好きとしては機械・制御系の単語が出てくるのも嬉しい。 個人的には、もっと制御・システム同定の話を掘り下げて欲しかった。可制御と可観測という概念の違いで足を掬われたりとか、人という非線形システムを同定するにあたっての着眼点とか…

Posted byブクログ

2023/08/17

人を1つのシステムと見立てて、その構造を解明すること(本文中ではシステム同定すること)で、人を意のままに操ろうとする男(かどうかわからない)のお話。 正体が明らかにならないので、続くのかも。

Posted byブクログ