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うるはしみにくし あなたのともだち の商品レビュー

4.2

30件のお客様レビュー

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2026/04/13

いわゆるスクールカーストの残酷さと、学校の怪談テイストを合わせてミステリとして面白いなと感心しました いわゆる終盤の展開にゾクゾクしました。 3193冊 今年92冊目

Posted byブクログ

2026/03/19
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※このレビューにはネタバレを含みます

自分の容姿の醜さに思い悩んでいる女の子の元に突如として現れる雑誌『ユアフレンド昭和64年4月号』。 その雑誌を手にした人は、ルールに従いおまじないをかけることで周囲の女子の容姿を意のままに操れるという。 3年2組のカーストトップの女子・羽村から始まった騒ぎはユアフレンドのおまじないなのか、犯人は誰なのか。 周りと比較してブスだ美人だと言われたり思ったりするのは女性にとっては普通のことだと感じるが、その普通という感覚こそ異常なんだと思った作品だった。 親からも「ブス」「笑っている方がマシ」などと呪いのような言葉を投げかけられ、外に出れば男性たちに勝手にランク付けをされ、美人と言われる人たちに見下される。 物語の中だけだと思いたいけど、現実でも同じようなことが日々繰り返されている。 ルッキズムなんて言葉を耳にする機会が増えた。 昔よりは外見で物事を決めつけたりすることも減ったかもしれないが、逃れることが出来ないのも現実(女性なら尚更) 他人と比較せず、それぞれの個性をどれだけ受容出来るかが大事だと思った。 そして他人に対して自分の価値観を押し付けずに、相手の内側を深く知ろうとすれば見た目のことで中傷するなんてことも減るんじゃないかな(心が醜い人は難しいかもしれないけど) カバちゃんはその点で他の子たちより考え方が進んでいるなと感心していたので、犯人じゃなくて良かった。辛いことがあったからこそそういう性格になったのかもしれないけど。 人によっては「可愛い」「綺麗」と言われるのも気持ち悪く感じることもあるだろうし、見た目でどうこう言うのはあまり人を幸せにするようなもんじゃないなと思う。 美醜に囚われた女の子たちの悲しい物語だった。

Posted byブクログ

2026/02/05

怖かったですけど、続きが気になって読んでしまいました。犯人は最後まで当てられなかったです。こんなおまじない、本当にあったら怖いなぁ。

Posted byブクログ

2025/08/27
  • ネタバレ

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【2025年103冊目】 スクールカーストの頂点にいた女子高生、羽村更紗が自殺した。見た目も麗しく、成績も万能。彼女が自殺する理由など思い当たらず同じクラスの生徒達は動揺を隠せない。日が経つに連れ、NO.2だった野島夕菜がクラスの頂点になったが、ある日の古典の授業中、彼女の顔が腫れ上がり、血が吹き出す事態が起こって――。 美醜に纏わるミステリーホラー。読み終わってみると最初の視点から疑わなきゃいけなかったなと反省するはめになりました。学生という未成年ならではの残酷さがリアルに描かれているのと、得体の知れない呪いの怖さと、呪いの元は誰なのかというミステリーの要素が上手く絡み合って、面白く読めました。 呪いをかけている当人が、実は一番報われないという真相はなかなかパンチがきいてましたね。感想を書いていて、改めて上手いなぁという気がしています。犯人も二転三転する感じで、最後まで楽しめました。 ただ、登場人物が多く、それぞれを深堀するエピソードはそこまで書かれていないので、名前だけ出てきても「どんな子だっけ?」と思ってしまうことが多々ありました。犯人の正体を思えば、そこまで掘り下げられなかった、というのもあるかもですが。 しかし、美醜に関する問題は難しいですね。本当に、呪いそのものだと思います。

Posted byブクログ

2025/08/22

おまじないを使って、クラスメイトを醜く変えてしまい、自殺に追い込む。その呪いをかけているクラスメイトを探す。 そんなお話なんですが、何と言って表現したらいいのか、読んでいるとずっと不安になる。最後の最後まで、その生徒を見付けることが私には出来なかった。ミステリーとしてもかなり、楽...

おまじないを使って、クラスメイトを醜く変えてしまい、自殺に追い込む。その呪いをかけているクラスメイトを探す。 そんなお話なんですが、何と言って表現したらいいのか、読んでいるとずっと不安になる。最後の最後まで、その生徒を見付けることが私には出来なかった。ミステリーとしてもかなり、楽しめました。

Posted byブクログ

2025/06/02
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ルッキズムとスクールカーストのお話をホラーで装飾した物語 胸が痛くて度々泣いた 自分の学生時代を思い出して、当時はスクールカーストなんて言葉はなかったしここまでのルッキズムも無かったけど、似たような空気はあった グループの違う子とは確かに壁のようなものもあったし男子の女子に対する格付けのようなものもあったと思う 残酷すぎるよね 顔なんてタダの皮膚と皮でしかないのに美醜で品定めされてグループに分けられて順位付けされて 物語はバッドエンドだった 犯人探しやトリック、伏線もあって読み応えはあるけど、読みやすくてスラスラ読める分余計に辛かった

Posted byブクログ

2025/04/30

超自然的怪異譚ではあるけれど、女子生徒のスクールカースト、過剰なルッキズム、言葉の虐待、横行するハラスメント問題…。 現代社会に今でも蔓延る暗部が、恐ろしい""おまじない""によって浮き彫りにされていく。 決して誰しもにとって他人事ではない...

超自然的怪異譚ではあるけれど、女子生徒のスクールカースト、過剰なルッキズム、言葉の虐待、横行するハラスメント問題…。 現代社会に今でも蔓延る暗部が、恐ろしい""おまじない""によって浮き彫りにされていく。 決して誰しもにとって他人事ではない、許してはいけない、悪がある。 いや、ほんとに怖くて気持ち悪くて面白いな…。 集団幻覚とはなるほど、恐れ入った。

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2025/04/18

強烈なルッキズムと絶対的なスクールカーストが主軸となったホラーミステリー 他人の美しさと醜さを自由に操れてしまうある呪いの話 若いときのあのルッキズムってなんなんでしょうね〜?(いい大人でもルッキズムの人は結構いますが…) 美しさとは絶対的なものでもあるし、相対的なものでもあるな...

強烈なルッキズムと絶対的なスクールカーストが主軸となったホラーミステリー 他人の美しさと醜さを自由に操れてしまうある呪いの話 若いときのあのルッキズムってなんなんでしょうね〜?(いい大人でもルッキズムの人は結構いますが…) 美しさとは絶対的なものでもあるし、相対的なものでもあるなと思った ホラーミステリーの本作、最後の最後まで本当に犯人が分からなくて、読み終えてわ、わあ〜ッ!!となりました 澤村先生は話の引き込みと構成がどの本も面白すぎるので、ページをめくる手が止まらず、ついつい一気読みしてしまうな 登場人物が結構多いのでしばしばこれ何の人だったっけ…?となりながら読んだ

Posted byブクログ

2025/04/11
  • ネタバレ

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怖い。ルッキズムに支配されてる小さなコミュニティで生きることの辛さを感じる。社会に出れば見方が変わる部分もあるけど、大人でもルッキズムに縛られてる人もいるからなぁ。人は人、自分は自分。それ以上でもそれ以下でもないはずなのにね。結末も救われず辛い。

Posted byブクログ

2025/03/16

澤村氏は本当に無慈悲な作家さんですね。(賞賛) ほんの少し、光が見えたかなぁ…と思うと容赦なく暗闇に突き落とすから、本当に参る。 所謂スクールカーストって言うのは、いつの時代にも存在する。リーダー格の美人と、その取り巻き。とはいえ、私の経験則から思うのはこう言う花形グループの絆...

澤村氏は本当に無慈悲な作家さんですね。(賞賛) ほんの少し、光が見えたかなぁ…と思うと容赦なく暗闇に突き落とすから、本当に参る。 所謂スクールカーストって言うのは、いつの時代にも存在する。リーダー格の美人と、その取り巻き。とはいえ、私の経験則から思うのはこう言う花形グループの絆は、腐りきった大黒柱くらい脆い。なにかの弾みで、簡単に崩れて醜い仲間割れが始まる。言わずもがな、本書の中でにもそんな場面が登場する。 香織の「羨ましいんでしょ?みんな綺麗で、青春を謳歌してる私たちが」という台詞に思わず鼻で笑ってしまったが、真実の「親友ごっこに必死な同調圧力の奴隷みたいで哀れ」という趣旨の台詞が続く。よく言った、その通り。この場面だけでもスカッとできる箇所が本書にあって本当に良かった…本当に。 でも、それほどまでにルッキズム社会なのである。学校という世界は。生徒だけじゃない、教師からの目も然り。真摯と言われる男性教師も見た目でやはり態度を変える。酒宴の場面は、不快感極まりないが教師も人間。そこが本音であろう。 いじりといじめの境界線も本書においてよく考えたい点である。見た目を笑いの種にして良い理由は、例え愛のあるいじりだとしてもない。現に、バラエティ番組なので見られる女性コメディアンに対する外見弄りも大概観ていて不愉快になるので、もうここ数年テレビはまともに観ていない。 ユアフレンド。蔑まれ貶され、せめて普通になりたいと願い(思うに作中で醜いとされている女子生徒達は周囲によって必要以上に自己肯定感を下げられた結果だと思うが)縋ったその呪いが、余りに悲しい結末へ。これは単なる恐怖物語ではない。ルッキズムの暴走に対する警告のような側面がある。 この救いのなさは、やはり澤村節。

Posted byブクログ