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資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか の商品レビュー

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14件のお客様レビュー

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2025/08/30

難しい〜半分くらい読んでやめた。 資本主義は収奪によって得た本源的蓄積を元手に摂取を行い自らを拡大していくことがわかった。あとは収奪するものと摂取するものを分離するところからそのグラデーションが曖昧になるように、境界は時代によって変化することがわかった。資本主義が市場の外部にあ...

難しい〜半分くらい読んでやめた。 資本主義は収奪によって得た本源的蓄積を元手に摂取を行い自らを拡大していくことがわかった。あとは収奪するものと摂取するものを分離するところからそのグラデーションが曖昧になるように、境界は時代によって変化することがわかった。資本主義が市場の外部にある非経済的なものを内部に投下することで成り立つのに、その外側の領域にリターンを返すことをしないので、いつかは資本主義自体が成り立たなくなるということがわかった。そしてそのようなことが人種、ジェンダー、自然環境に対して起こりつつあり、それぞれは別個の問題を抱えているようで根本は資本主義という制度化された社会秩序に原因があるらしい。

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2024/12/04

・自分の不勉強もあるが(経済学だけでなく政治学の素養も要求される),そもそも「資本主義」は何なのかの答えが本書では得られていない。また,代替として「社会主義」を採用する根拠が薄い。 ・ここでいう「資本主義」の多くはマルクス『資本論』に則っているようだが,マルクスの理論を正確に把...

・自分の不勉強もあるが(経済学だけでなく政治学の素養も要求される),そもそも「資本主義」は何なのかの答えが本書では得られていない。また,代替として「社会主義」を採用する根拠が薄い。 ・ここでいう「資本主義」の多くはマルクス『資本論』に則っているようだが,マルクスの理論を正確に把握できているのか?また,マルクス以外の「資本主義」の議論も比較検討すべきでは? ・ケアの理論などでフェミニズムを援用するのは良いが,著者の主観を排除できていない。 ・「共喰い」「ウロボロス」などといったレトリックは,学術的には何の価値もない。

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2024/10/13

現代社会がどう成り立って来たのかを、整理して示してくれるという意味では読み応えがあるが論文が元になっている事もあり政治的な事以外具体的な固有名詞なしで事象を明示している事、翻訳が今ひとつ分かりにくいので作者の意図が伝わりづらい事を除けば、大きな課題を解決して社会システムを少しづつ...

現代社会がどう成り立って来たのかを、整理して示してくれるという意味では読み応えがあるが論文が元になっている事もあり政治的な事以外具体的な固有名詞なしで事象を明示している事、翻訳が今ひとつ分かりにくいので作者の意図が伝わりづらい事を除けば、大きな課題を解決して社会システムを少しづつ変えていかなくてはならない事を気づかせてくれる意味では有益であると思う。

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2024/10/05

資本主義を経済だけでなく、社会ととらえて、問題を提起していた。「人種差別に依拠した収奪」「ケア労働の過小評価」「地球温暖化に代表される自然環境の破壊」「国家権力を骨抜きにする反民主主義」などに分けて、テーマ別に深掘りしていた。どんな社会関係を築いて、集団的に生産した社会的余剰をど...

資本主義を経済だけでなく、社会ととらえて、問題を提起していた。「人種差別に依拠した収奪」「ケア労働の過小評価」「地球温暖化に代表される自然環境の破壊」「国家権力を骨抜きにする反民主主義」などに分けて、テーマ別に深掘りしていた。どんな社会関係を築いて、集団的に生産した社会的余剰をどのように使いたいのか、自然や将来世代とどんな関係を持ちたいのか、資本家任せではなく、私たち自身で決定したいと思った。

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2024/08/30

翻訳がイマイチで読みづらい。 とはいえ、「『共働き』は、社会的再生産を阻害する金融資本主義の申し子である」という趣旨の主張に、膝を打った。 「女性が輝く社会!」とのたまい、女性を賃金労働力化することを国を挙げて手放しで称揚する我が国の痛ましさ。 「共働きが当たり前!」なのは、社会...

翻訳がイマイチで読みづらい。 とはいえ、「『共働き』は、社会的再生産を阻害する金融資本主義の申し子である」という趣旨の主張に、膝を打った。 「女性が輝く社会!」とのたまい、女性を賃金労働力化することを国を挙げて手放しで称揚する我が国の痛ましさ。 「共働きが当たり前!」なのは、社会が(経済的にも文化的にも)貧しくなっているという、恥ずかしいことなのだ。

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2024/07/18

「資本主義の本質を制度化された社会秩序と捉えるとき、経済的なものと政治的なものとを分離することは、秩序のなかの政治的な範囲を著しく制限してしまう。社会生活の多くの面を『市場』の支配に(実際は大企業に)委譲することで、資本主義はそれらの多くの面に向かって、民主的な意思決定、集団行動...

「資本主義の本質を制度化された社会秩序と捉えるとき、経済的なものと政治的なものとを分離することは、秩序のなかの政治的な範囲を著しく制限してしまう。社会生活の多くの面を『市場』の支配に(実際は大企業に)委譲することで、資本主義はそれらの多くの面に向かって、民主的な意思決定、集団行動、公的支配は“立ち入り禁止”だと宣言した。この決定は、集団的に意思決定する私たちの能力を奪い取る。(中略)それゆえ、資本に備わった構造によって、資本主義は基本的に反民主主義だ。」(P.208)

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2024/07/14

文章は観念的で長い。くどい。もっと簡潔にお願いしたい。 段落の頭尾に簡潔な文章があるので、それでなんとか付いていける。 けど、資本主義が乗り越えるべき壁だということはよく伝わってきた。大変そうだけど、革命といっていいだろう大きな話だろうけど、血も流れるんだろうな、とも思うけれど。...

文章は観念的で長い。くどい。もっと簡潔にお願いしたい。 段落の頭尾に簡潔な文章があるので、それでなんとか付いていける。 けど、資本主義が乗り越えるべき壁だということはよく伝わってきた。大変そうだけど、革命といっていいだろう大きな話だろうけど、血も流れるんだろうな、とも思うけれど。そうなるんだろうね。

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2024/03/15

タイトルほどには分かりやすくない本文だけど(こっちの理解力不足が原因)、こうした論考が増えてきたのは嬉しい。 明らかに現在の社会システムは、行き詰まっている。もっと皆んなが幸せになれる社会システムが探究されていい。それこそが社会科学の役割だと思ってる。

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2024/02/20

下記のみ摘読み。 序章 共喰い資本主義―私たちはもう終わりなのか 第一章 雑食―なぜ資本主義の概念を拡張する必要があるのか 第六章 思考の種―21世紀の社会主義はどんな意味を持つべきか 解説 文字を追うだけがやっとで解説を読まないと何を書いているのか分からない。難しい。

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2024/02/06

この本を読んで、資本主義の新たな側面を知り、人種、社会、自然、公権力との複雑な絡み合いが目から鱗だった。著者の生態的社会主義への提案が特に興味深く、資本主義の限界を超える新しい視角を提供してくれた。読むのは大変だったが、その価値は大きいと感じた。

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