母影 の商品レビュー
芥川賞の選評を読み、、、小説っぽさにとどまっているっていうところに納得した。むしろ母を中心に描いて欲しいという選評にも納得した。
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子供ならではの独特な表現が、大人になってからは得られない感性でありとても美しく感じた。 大人とは未知の生物だと感じていた幼少期の気持ちを少し思い出すことが出来た。
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物語に都合のいいことはわかって都合の悪いことはわからない不思議な小学生主人公。白々しくてあまり好みではなかった。
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自分の知らない母親の顔、例えば母は働いているが、職場にいる母は想像しにくいし、満員電車に揺られてる母もイメージできない。子供の頃自分の知らない親の顔があるのが恐かった。 その逆で、授業参観だとでよそ行きの顔をしている自分を親に見られるのも嫌だった。 この小説は自分の子供の頃の思...
自分の知らない母親の顔、例えば母は働いているが、職場にいる母は想像しにくいし、満員電車に揺られてる母もイメージできない。子供の頃自分の知らない親の顔があるのが恐かった。 その逆で、授業参観だとでよそ行きの顔をしている自分を親に見られるのも嫌だった。 この小説は自分の子供の頃の思考を忠実に蘇らせてくれた。
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ずっと前、子どもの頃 人混みの中で突然心がざわつく感じ、 会話してる相手の声が急に聞こえなくなる感じ、 話の内容よりその人の靴が気になる感じ、 を思い出した
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なんか世界観があるように書いてあるけど、回りくどく省略すれば3ページ程で終わってしまいそうな作品だった。作品に中身がなく、つまらない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
何度か親のそういった場面に遭遇したことがありますが、子どもの頃の親の性的な行為って強烈に残る。 子どもが大人になって「あれはこういうことだったのか」が繋がった時のなんとも言えない気持ち悪さ。 性的に大人になって数年経つので忘れてましたが、数年ぶりに思い出させられた作品。 しかも主人公の場合、親の相手は親が愛した人でも何でもなく、自分の担任や政治家、知らない汚い大人たち。これが数年後に理解できるようになってしまったとき、主人公は親のことをどう思うのだろうか。 気持ち悪いと思うならまだ真っ直ぐ生きれてると思うけど、 「うちの親おくれてるから仕方ない」と納得してしまうことが、一番最悪の結果。 けど大きくなるにつれて、親がおくれてること(とまでいわなくても周りと比べて変なこと)、気づいちゃうもんね。おくれてるからって世界に蔑まれていい理由には全くならないのに、この世界に生きてると、そんなクソみたいな理不尽に納得してないと、自分の首を絞めることがあるのが現実。 きっと主人公はこの体験が人生の大きな壁になることでしょう。貞操観念も狂っちゃうんじゃないかな、とか考えたら苦しくて、他の方のクチコミにもありましたが「文学的すぎて子どもを装った大人が書いてる感」を多少感じつつ、気付いたら感情移入?してた事に、読み終えてからの胸糞感で気付きました。 又吉さんの解説で納得した部分もあり、私にとっては又吉さんの解説ありきでこの一冊を自分の中に落とし込めたと思ってますが、主人公の体験を「この時期の大切な経験」だとは思えなかったです。これからこの時期を迎える子どもたちにはできれば誰一人こんな経験せずに生きてほしい。
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尾崎さん好きだけど、ちょっとよくわからなかった たぶん自分が解像度低いだけ、、 母の影と自分の影、時に客の影を主人公の心情を混ぜながら描き練られている
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子ども目線の言葉選びや感じ方がおもしろかった。尾崎さんらしい音へのこだわりっていう又吉さんの解説もなるほどってなった。
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⭐️3.2 お母さんは何か『変』なことをしている。幼いながらに分かっているが、分かっていない。カーテン越しでのやりとり。近いのに遠いお母さん。こんな所にしか居場所がない『私』が気の毒で仕方なかった。 徘徊してたおじいちゃんとのシーン。 もう誰か止めてくれーっと心の中で叫んだわ泣...
⭐️3.2 お母さんは何か『変』なことをしている。幼いながらに分かっているが、分かっていない。カーテン越しでのやりとり。近いのに遠いお母さん。こんな所にしか居場所がない『私』が気の毒で仕方なかった。 徘徊してたおじいちゃんとのシーン。 もう誰か止めてくれーっと心の中で叫んだわ泣 又吉の解説で少し心が洗われた。 尾崎世界観さん初読みだったけど、とんでもない人でした(良い意味で)
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