毒殺の化学 の商品レビュー
まず表紙が素晴らしい。人前で読むと間違いなく「何読んでるの?」と聞かれ、聞いた者はあなたとのランチが不安になるだろう。 ヒ素、青酸カリ、ストリキニーネ……推理小説でおなじみの毒物は残念ながら現実でもしょっちゅう使われている。本書は多彩な毒殺事件の実話から、毒が体に及ぼす作用をス...
まず表紙が素晴らしい。人前で読むと間違いなく「何読んでるの?」と聞かれ、聞いた者はあなたとのランチが不安になるだろう。 ヒ素、青酸カリ、ストリキニーネ……推理小説でおなじみの毒物は残念ながら現実でもしょっちゅう使われている。本書は多彩な毒殺事件の実話から、毒が体に及ぼす作用をスリリングに学ぶことができる。 著者と訳者の力で実話はサスペンスさながらで、犯人がなかなか捕まらない時などドキドキしっぱなしだった。犠牲者の症状の描写が克明なので体調の良い時に読むのをオススメする。
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とても興味深い本だった。 作者が海外の方で、取り扱われる事件も海外のものだったので、世界史を知ってたらもっと面白いんだろうなと思った。 薬用植物とも関連が深くて、勉強意欲が湧きました。
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なかなかに興味深い一冊だった。 毒殺というと飲み物や食べ物に何かを混ぜて対象に摂取させ、殺害するという印象だったが本作には様々な毒が登場し、その歴史を紐解いていく。 毒の接種の方法から豆知識、そして実際にあった事件とその顛末も描かれており面白い一冊だった。
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