ウェルテルタウンでやすらかに の商品レビュー
「あなたの書いた小説で、街を自殺の名所に」 設定がおもしろそうで買った。 読み終わった後、無性に何かを作りたくなる本。
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最初の登場人物の紹介ページで、私は本のチョイスを間違えたかと思った。 主人公・言祝寿長(ことほぎことなが)、コンサルタント・生前没後郎(いくまえぼつごろう)、隣室の客・餓飢童きせき(がきどう)など。 名前が奇抜すぎる…。 作家の言祝のもとに、安楽市を舞台にしたミステリーを書いて...
最初の登場人物の紹介ページで、私は本のチョイスを間違えたかと思った。 主人公・言祝寿長(ことほぎことなが)、コンサルタント・生前没後郎(いくまえぼつごろう)、隣室の客・餓飢童きせき(がきどう)など。 名前が奇抜すぎる…。 作家の言祝のもとに、安楽市を舞台にしたミステリーを書いて、ウェルテル効果により自殺の名所にしてほしいと生前が依頼してきたところから始まる。 文章的には、めちゃくちゃ胡散臭い生前に、言祝の1人ツッコミが面白い。 飛び降りのタワー、入水の川、首吊りの樹海など、様々な自殺に対応したスポットを整備。 途中までは面白かったけれど、突然半年後になって最後がなんだかなーと。
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途中まですごい面白かったんだけど、終盤のどうなるんだろう、、、ザワザワ、、、、からの発展が好きじゃなかった。結構あっさりというか、分かりにくい。ただ途中まではとても良い。
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Audible用に書かれた作品で、Audibleで楽しませてもらった。かなり評価が悩ましい。トータルの感想としてはめちゃくちゃ面白いわけでもない。文章というか小説の書き口としては面白いのだが、シナリオとしてはかなり普通の作品。音声作品での展開を前提とするという「課題」があり、それ...
Audible用に書かれた作品で、Audibleで楽しませてもらった。かなり評価が悩ましい。トータルの感想としてはめちゃくちゃ面白いわけでもない。文章というか小説の書き口としては面白いのだが、シナリオとしてはかなり普通の作品。音声作品での展開を前提とするという「課題」があり、それをうまくまとめて作品にした、という感じがしてしまう。だが、そこは超実力派のストーリーテラーの作者だけあってそれなりに面白くなってしまった、という印象か。落とし所は、ある意味一つの行き着く先として等身大な感じがして素晴らしい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「廃れた町を『自殺の名所』にする」というあらすじに惹かれて読んだけれど、イマイチだった。 内容は「小説家の主人公がキャラの濃い女の子たちに囲まれながら故郷の自殺の名所化を食い止めようとする話」って感じ(アニメ化とかを意識しているのか、そもそも西尾維新がそういう作家なのかは私には謎)。 最後は、歌姫の自殺を自分の小説の力で食い止めてめでたしめでたし⋯⋯? 「小説の力」というわりに、そこまで力のある作品ではなかった。たぶんすぐに忘れてしまうと思う。 作者は書いていて気持ちいいかもしれないね、という感想。 西尾維新の本は初めてだけど、そもそも西尾維新の文章が好きではないということがわかった(彼は書くのが早いらしいらしいが、こんな文章ならそりゃ速いと思う)。 言葉遊びがここまでしつこいとは思わなかった。
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ミステリだが自殺特区のコンセプトは面白いと思う。禁止ではなく制御する事が重要だと思うし自殺がタブー視されるのは国家にすれば税金が取れなくなるからだと思ってる。 西澤保彦さんらしく駄洒落は盛り沢山。ミステリ的には奇抜さは足りない感じ。
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オーディブルで読了 声に出すと心地よい響きが多く飽きがこなかった。 人をすごく選ぶ作品だが、やはり本のよさを実感できる作品だった。
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感想としては、'無'っていう感じです。読みやすさはあるけど、ボケの駄洒落がしつこいと感じたり自分にはあまり合わなかったです。 結末も、結局なんだったん?としか思わなかったです。 面白いとつまらないの中間からつまらない寄りの評価になります。 話を広げようにも、こ...
感想としては、'無'っていう感じです。読みやすさはあるけど、ボケの駄洒落がしつこいと感じたり自分にはあまり合わなかったです。 結末も、結局なんだったん?としか思わなかったです。 面白いとつまらないの中間からつまらない寄りの評価になります。 話を広げようにも、これ以上掘り下げたところで魅力的なキャラクターもいないし、表紙と西尾維新さんってことで図書館で借りて読んだぐらいです。
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西尾維新節! キャラクターの名前や性格に個性ありすぎ。 でもそれが物語を邪魔しない、それどころかより面白さを加速させてるのがすごい テーマとしては自殺で、扱いづらいし一辺倒に「自殺はいけません」じゃ面白くないよね。(もちろんいけませんけど) っていう所を掘って掘って… 物語として...
西尾維新節! キャラクターの名前や性格に個性ありすぎ。 でもそれが物語を邪魔しない、それどころかより面白さを加速させてるのがすごい テーマとしては自殺で、扱いづらいし一辺倒に「自殺はいけません」じゃ面白くないよね。(もちろんいけませんけど) っていう所を掘って掘って… 物語としてはまあまあ。 自殺に対するメッセージ的なところでいくとGood!
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始まってからずっとちょっぴり不穏な雰囲気を醸し出しながら 果たして言祝先生の思惑通りになるのか、と読み進めました。 登場キャラは少ないけれど、どの人も個性的すぎる。 生きたいのか死にたいのか、そう捉えるのか、と 発見もあるような… 死にたくなるときもあるけど、○○を読み終えない...
始まってからずっとちょっぴり不穏な雰囲気を醸し出しながら 果たして言祝先生の思惑通りになるのか、と読み進めました。 登場キャラは少ないけれど、どの人も個性的すぎる。 生きたいのか死にたいのか、そう捉えるのか、と 発見もあるような… 死にたくなるときもあるけど、○○を読み終えないと(見終わらないと)死ねないとか、ありますもんね(笑)
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