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ウェルテルタウンでやすらかに の商品レビュー

3.7

40件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

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2023/11/12

⚫︎受け取ったメッセージ まだまだ未知の芸術という楽しみがあるのだから、 生きていこう! ⚫︎あらすじ 村おこしのための小説を依頼される。 村おこしの中心は「自殺の名所」として有名になること。書き続けることで、歌姫を自殺させない。本来の、ライターとしての仕事をする。 ⚫︎感想...

⚫︎受け取ったメッセージ まだまだ未知の芸術という楽しみがあるのだから、 生きていこう! ⚫︎あらすじ 村おこしのための小説を依頼される。 村おこしの中心は「自殺の名所」として有名になること。書き続けることで、歌姫を自殺させない。本来の、ライターとしての仕事をする。 ⚫︎感想 面白く読めた。突飛な村おこしで引き込まれて一気読み。

Posted byブクログ

2023/10/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

すごい勢いで読み進めてしまった 自殺や安楽死といったテーマは、現実でも人を魅了しやすい分、センシティブな話題でもある。 そのため話が重くなりがちだが、この本はコミカルにまとめられているため読みやすいし、現代社会における生と死の表現の自由の問題を分かりやすく説明していてよかった。 西尾維新先生の言葉遊びや奇抜なアイディア、そして濃すぎるキャラクターたちがずっと面白かった。 主人公以外のキャラを濃くすることで、主人公の一般的な視点に共感したり、考え方の変化が伝わりやすくなっているのかなと感じた。 読後、死ぬことも生きることも強要されない、自分がどうしたいのかを自分で決めることが重要なのだと考えさせられた。 死にたいという気持ちを否定されないストーリー展開は、今死にたい人にとって心地のいい、ウェルテルタウンのような一度心を休められる本なのではないかと思った。

Posted byブクログ

2023/10/25

Audibleで視聴。 安楽市と安楽死をかけていたり、 聴き進めると何とも言葉遊びが多く それがおもしろい! 皮肉もかかっているのか分からないけど 様々な言葉を使って遊んでいるので 聴いていてとても楽しませてもらった。 自殺というデリケートな設定の中で さらに、誰でも自殺でき...

Audibleで視聴。 安楽市と安楽死をかけていたり、 聴き進めると何とも言葉遊びが多く それがおもしろい! 皮肉もかかっているのか分からないけど 様々な言葉を使って遊んでいるので 聴いていてとても楽しませてもらった。 自殺というデリケートな設定の中で さらに、誰でも自殺できる市を作る、 という目標ができるが、 最終的には自殺者が減るというおち。 大変よくできているお話だなあと思った。 小説を「聴く」という新しいジャンルで この作品は比較的聴きやすいと思う。

Posted byブクログ

2023/10/24

言葉遊びを堪能しました。バランスが良かったです。言葉遊びとそれ以外の。 読んでいて語彙力が増えていく感覚があり良い小説だとも思いました。 語彙力の少ない感想ですが。

Posted byブクログ

2023/10/15

ベストな選択肢を全力で用意する。 設定はおかしいのに、どこまでも真剣に丁寧に合法的。 そしてフォローも万全。 恐るべきコンサルティング能力。 最後まで嘘くささがなくて、面白かった。 この作品のテーマがタブーな人も多々いらっしゃると思うが、それでも普通に出版されたことに敬意。

Posted byブクログ

2023/10/09

学生選書ツアー2023選書図書 【所在・貸出状況を見る】 https://sistlb.sist.ac.jp/opac/search?q=9784065306314

Posted byブクログ

2023/10/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【図書館本】「着眼点鋭いなー」という印象。“自殺”をテーマにした予想外の小説。題名の意味がわかると妙にしっくりくる。餓飢童ちゃんの思考が逆にスッキリするくらい突飛なのも面白い。なるほど、新しい視点に気づかせてくれる。生前さん、だいぶやばい人だと思っていたけどそうでもなかった、かな。本で人を殺してしまうこともあるけれど、救われることも同じくらいある。そういう希望をもたせてくれる本だった。感動作。

Posted byブクログ

2023/09/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

推理小説家の「私」の元へ町おこしの依頼が舞い込む。その内容は「自殺の名所」にしたいのだと…そこは私の故郷・安楽市だった… 自殺の名所の町おこしがとんでも案で、なかなかぶっ飛んでましたが、少しは救える命もあった事だけは良かったです。

Posted byブクログ

2023/09/26

なんとなく大まかな展開はよめても、様々な自殺スポットに対する考え方など、想像の斜め上をいきまくるので面白かった。

Posted byブクログ

2023/09/25

作家の言祝(ことほぎ)は安楽市から来た自称町おこしコンサルタントの生前(いくまえ)から、自殺の名所にするための小説を依頼される。安楽市は工業地帯のベッドタウンだったはずなのに時代とともに、寂れきっていた。 ある事情からその依頼を受けた言祝は安楽市で謎のネグリジェ女性と食事だけは美...

作家の言祝(ことほぎ)は安楽市から来た自称町おこしコンサルタントの生前(いくまえ)から、自殺の名所にするための小説を依頼される。安楽市は工業地帯のベッドタウンだったはずなのに時代とともに、寂れきっていた。 ある事情からその依頼を受けた言祝は安楽市で謎のネグリジェ女性と食事だけは美味しい宿泊施設で出会う。結局、安楽市自殺名所化計画は進む…のか? 年を取ると油もの辛くなるのと同じ感じで、西尾維新を読むのがコッテリしてきた。いかん、もっと感性を柔らかくしないと、と思いながら読みました。でも、これは結構油っけ控えめだと思います。自殺の名所を作るための秘訣アレコレが面白かったです。

Posted byブクログ