海にしずんだクジラ の商品レビュー
想像を絶する深海の世界を知ることができて面白かったです。 この本は、体長15mほどのコククジラが海底に沈んだ後の過程を描いている そうです。 鯨骨に集まる生物はヌタウナギやオンデンサメ、ホネクイハナムシなどで、計500種類以上もの生物が集まるようです。亡くなったクジラは50年かけ...
想像を絶する深海の世界を知ることができて面白かったです。 この本は、体長15mほどのコククジラが海底に沈んだ後の過程を描いている そうです。 鯨骨に集まる生物はヌタウナギやオンデンサメ、ホネクイハナムシなどで、計500種類以上もの生物が集まるようです。亡くなったクジラは50年かけて、他の生物たちの命の源になっていくことに驚きました。 最大のシロナガスクジラは体長34mなので、もっと多くの生物たちの命を支えることになるのでしょうか。 海の中での命の循環。とても美しい姿だなと思いました。
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生きものって、すごいなあ。自然ってすごい。長い長い時間をかけて、命は繋がっている…食物連鎖ということは知っているけど、それをこのきれいな絵で見せているのが素晴らしい。小さい子も興味持つかも。DASH島でおなじみのヌタウナギも出てくる。
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一頭のクジラが死んで、深い深い海の底に沈みました。そこにたくさんの生き物がやって来て、クジラを食べ尽くすまでが語られます。広い広い海の何処かで、死んだクジラをベースにした生態系が生まれ、数十年もの間、維持される…気の遠くなるような自然界の神秘に打たれます。
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地球上で最も大きな動物のクジラが死んで海底へ沈んだ後の様子を描いた絵本です。 海底における普段の食事はマリンスノー(プランクトンの死骸)であり、多くの生物は常に空腹状態です。 そんな環境に大きな肉の塊であるクジラが降ってきたらどうなるのでしょうか。 簡潔明瞭な説明に加えて、眺めて...
地球上で最も大きな動物のクジラが死んで海底へ沈んだ後の様子を描いた絵本です。 海底における普段の食事はマリンスノー(プランクトンの死骸)であり、多くの生物は常に空腹状態です。 そんな環境に大きな肉の塊であるクジラが降ってきたらどうなるのでしょうか。 簡潔明瞭な説明に加えて、眺めているだけでも感動できるほどの綺麗な絵が理解を助けます。 様々な生物が群がり、そして次の世代へ続いていく…食物連鎖がそこにあります。 骨になって終わりではなく、ゾンビワームと呼ばれるホネクイハナムシやバクテリアによりクジラの姿形は無くなり、何十年もかけて新しい生命へ変貌していくのです。 生きることも死ぬことも生物として美しいものだな、と思えた一冊。
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図書館本。読売こども新聞イチオシ100冊から。クジラの死後、海底での食物連鎖の様子。命を繋ぐ。次女にも読みたい本。
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生き物に興味を持たない10歳の次女が「こんな生き物がいるんやぁ。説明が書かれてる生き物がぜんぶ絵になってるのがすごい」と解説のページまで読んでいた。
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クジラが死んでも50年にも渡り さまざまな命を支える!大人になっても知らなかったし考えもしなかった。子どもと一緒に勉強になりました。
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クジラは死してなお、他の生物を生かしてくれる。 50年ものあいだ、何百種類何万個の生物を生かしている。 命は巡り巡っているんだね!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
〝いっとうのクジラが死んだ。その大きなからだは、静かにゆっくり沈んでいった...真っ暗な闇をとおり抜け、柔らかい泥が積もる、海の底に横たわった...70年生きてきたクジラの命は、これで終わり...でも、深海でひっそり暮らす生き物たちにとって、新しいはじまり...海の底に沈んだクジラは、これから504年にもわたって、さまざまな命を支えてくれる、素晴らしい贈り物なのだから・・・〟地球上で最も大きな動物クジラの死骸は、真っ暗な海の底で、何十年もかかって朽ち果ててゆく。その間、実に様々な深海生物が死骸に集まってくる。肉を喰らうもの、骨を喰らうもの、それらの生物を狙うもの・・・。終わりを迎えたた命が50年間、豊かな生態系を支える様子が描かれた、ドキュメンタリ-絵本。
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一頭のクジラの死体が、50年にもわたって何百種類ものいきものの、何百万もの命を支え続けた。 興味深い。 植物連鎖とはこれだ!と学ぶことができた。
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