星合う夜の失せもの探し の商品レビュー
これはシリーズものだったんですね。知らずに読みましたが、楽しく読めました。秋葉図書館の司書さんの名探偵ぶりに感銘を受けました。そして、本の知識の豊富さに圧倒されました。
Posted by
「秋葉図書館の四季シリーズ」第3弾且つ“ちょっぴり番外編”。 れんげ野原の中にある〈秋葉図書館〉に関わる人々を巡る謎解き譚・六話が収録されております。 前二作は〈秋葉図書館〉の新人司書・文子の視点で綴られていましたが、本書は「どこにいたの?」を隠れテーマに、各話主役を変えてオ...
「秋葉図書館の四季シリーズ」第3弾且つ“ちょっぴり番外編”。 れんげ野原の中にある〈秋葉図書館〉に関わる人々を巡る謎解き譚・六話が収録されております。 前二作は〈秋葉図書館〉の新人司書・文子の視点で綴られていましたが、本書は「どこにいたの?」を隠れテーマに、各話主役を変えてオムニバス形式で描かれているところが“番外編”という位置付けになるのかな・・と。 あ、勿論文子をはじめとしたお馴染みの図書館司書メンバーも登場して、それぞれの謎解きのサポートをしてくれていますし、「春嵐」は司書の一人・日野さんの視点でおおくりしております。 個人的に好きだったのは、「星合」ですね。 シリーズ二作目『花野に眠る』に登場した佐由留君の曾祖母(大刀自)さんの“開かずの文箱”の謎を、佐由留君とお友達の優君が周囲の大人たち(“司書トリオ”含む)のサポートを受けつつ、遺された家計簿や短歌の同人誌に書かれている事をヒントにあれこれ推理していく様子が微笑ましいですし、そこから浮かび上がってくる大刀自さんが朝帰りした理由と「三鷹事件」との関わり等々・・といった展開に引き込まれました。 さらに〈秋葉図書館〉のオープニング秘話(?)のような「人日」も、就任したばかりの館長(正式には「秋庭私立秋葉図書館開設準備室室長」・・長っ(;'∀'))の田中さんが“できすぎ部下”の能勢さんや日野さんに翻弄される様子が面白く、まだ大学生だった頃の文子も登場したりして、こういう前日談ってワクっとしますよね~。 それにしても当シリーズに登場する“司書トリオ”の方々の博識っぷりよ! まさに“本(資料)に関する事なら何でもござれ”的な感じで頼もしい限りです。 ということで、図書館を巡る“日常の謎系ミステリ”を堪能させて頂きました。 各章のタイトルが「良夜(りょうや)」「事始(ことはじめ)」「聖樹(せいじゅ)」「春嵐(はるあらし)」「星合(ほしあい)」「人日(じんじつ)」・・と、子季語や暦に因んだ言葉なのも品があって良きですね♪
Posted by
大刀自さんの謎の箱の話、良かったな… つい下衆な勘ぐりをしてしまいそうになるけど、そうじゃないよっていう。趣味って大事だよなと思ってしまう。それを縁に生きていく。
Posted by
図書館勤務経験のある森谷明子著の秋葉図書館の四季シリーズ第3弾。 各章のタイトルが季語になっているところも好きです。 第1、2に出てきた秋葉図書館にやってくる利用者やその人たちに関わる人が秋谷図書館司書に助けを求めにやってくる、心温まるお話でした。
Posted by
cherry00さんの感想を読んで気になって手に取った1冊。 聖樹 起きた問題に対し、相手にこんな風に思われるんじゃないかという恐れを乗り越えて一歩踏み出す勇気に胸打たれた。 あぁ、私はこんな風に何かを乗り越えようとするパワーに惹かれるんだなぁとしみじみ。 ・・・ 星合 想いは時...
cherry00さんの感想を読んで気になって手に取った1冊。 聖樹 起きた問題に対し、相手にこんな風に思われるんじゃないかという恐れを乗り越えて一歩踏み出す勇気に胸打たれた。 あぁ、私はこんな風に何かを乗り越えようとするパワーに惹かれるんだなぁとしみじみ。 ・・・ 星合 想いは時を越えて伝わる、という表現が思い浮かんだ。 世の中、嫁姑問題勃発な話題を見聞きすることの方が多いけれど、深い愛情を感じ、包まれるような関係を深めていけるものがあったりもするんぁなぁとジーンとした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『れんげ野原のまんなかで』『花野に眠る』に続く三作目。 テーマは「どこにいたの?」 「星合」 大刀自の気持ちを思いやって、文箱を開けるのを躊躇する優しい人達が良い。 「人日」 図書館の立ち上げなんて面白そう。 もっと読みたかった。 秋庭市立なのに「秋庭」ではなく「秋葉」図書館なのは、土地を提供してくれた大地主である秋葉氏の名前を冠したからか。
Posted by
ブクログで見つけて気になっていた。”図書館ミステリのちょっぴり番外編”?! ということは本編がある? 本編は探して読めた。 そして、ようやくこちらを読めた。佐由留くんのお話は前回合ったけれど、その後の母、父、お友だちとみんなが秋葉にやってくる。 章立ての季語はいいなと思った。
Posted by
この図書館は名探偵のいる図書館として地位が定まっているんだね。図書館をコスパタイパの悪い施設と見ている健一のような人物がいるのに驚いたけど。小説を愛読している人を理解したいなら映画で誤魔化しちゃダメだよ。風去りは映画を観るだけでも大変だけど。新訳が出ているからメラニーの解釈はまた...
この図書館は名探偵のいる図書館として地位が定まっているんだね。図書館をコスパタイパの悪い施設と見ている健一のような人物がいるのに驚いたけど。小説を愛読している人を理解したいなら映画で誤魔化しちゃダメだよ。風去りは映画を観るだけでも大変だけど。新訳が出ているからメラニーの解釈はまた新しく読めるかも。『れんげ野原』に出ていた平野くんがまた登場してまだあまり時間経っていないんだな。
Posted by
タイトルとカバーのイラストに惹かれ、借りて読んだ。 6章からなり、「星合」の章は良かった。全体的には若干物足りない感じ。
Posted by
「どこにいたの?」をテーマに描かれる日常ミステリ。図書館の本が、謎と訪れる人々の心のしこりを解きほぐす過程と、悩める利用者にそっと寄り添う姿が温かくて良かった。「星合」のお話が特に好き。最後には図書館開館までの準備過程も描かれていて興味深い。図書館の良さと居心地の良さを改めて感じ...
「どこにいたの?」をテーマに描かれる日常ミステリ。図書館の本が、謎と訪れる人々の心のしこりを解きほぐす過程と、悩める利用者にそっと寄り添う姿が温かくて良かった。「星合」のお話が特に好き。最後には図書館開館までの準備過程も描かれていて興味深い。図書館の良さと居心地の良さを改めて感じられる作品。
Posted by
