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正義の弧(下) の商品レビュー

4.5

17件のお客様レビュー

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2024/11/27

正義の弧。 正義というベクトルは、どんなに悪が蔓延っても最後は弧を描いて正しい場所にたどり着く。 正義はボッシュである。 悪は、もちろん犯罪者である。 2つの未解決事件を軸に物語は進むが、 未解決事件だからこその難しさと、その事件にはボランティアとして参加している難しさが ボ...

正義の弧。 正義というベクトルは、どんなに悪が蔓延っても最後は弧を描いて正しい場所にたどり着く。 正義はボッシュである。 悪は、もちろん犯罪者である。 2つの未解決事件を軸に物語は進むが、 未解決事件だからこその難しさと、その事件にはボランティアとして参加している難しさが ボッシュを苛立たせる。 そして正義の弧はラストに思いも寄らぬ弧を描いてたどり着く。 原題はDesert Star。 砂漠に咲く花。 未解決事件の凄惨な現場が砂漠であることにちなんでいるのだろう。 原題より邦題がこの物語のすべてをひとことで物語っている。

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2024/11/13

前作の流れが続くボッシュ&バラードシリーズ。相変わらず常に先が気になるストーリー展開と、一作ごとに成長していく登場人物たち。バラードはついにリーダーとなり、ボッシュは…、ちょっと元気が足りないかな。 いつも楽しみな訳者解説(あとがき)、ついに「全作翻訳」できたそうで、おめでとうご...

前作の流れが続くボッシュ&バラードシリーズ。相変わらず常に先が気になるストーリー展開と、一作ごとに成長していく登場人物たち。バラードはついにリーダーとなり、ボッシュは…、ちょっと元気が足りないかな。 いつも楽しみな訳者解説(あとがき)、ついに「全作翻訳」できたそうで、おめでとうございます。映像作品もまだまだ続くようで、そちらも含めて楽しみです 。

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2024/10/19

70歳のヒーロー、ハリー・ボッシュとLA市警未解決事件担当のレネイ・バラード。過去の未解決事件を解決する。最後にそうくるのか。面白かったね、一気に読んでしまった。

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2024/06/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ボッシュは1950生まれの設定。 本書の出版は2022年、物語は2021年の設定と考えると71歳というところか。 ボッシュシリーズは常に事件の解決なり解明はされるのだが、一方で必ずほろ苦い側面も用意されている。 その多くの苦さは、ボッシュの性格vs.世間、組織の理不尽さの摩擦から来るものだったが、今回はちょっと違う。 もう最終回なのだろうか? 自分なりのケリを付けて辞めた警察組織、そして私立探偵、ボランティアとしての未解決事件への関与。 初めてボッシュシリーズを読んでから随分経つが、そうだよな。いつまでも続くはずもない。 これが最後とは思わないが、次にどの物語で会えるのだろう? そんなことを思いながらもう一度初めの方のシリーズを読み返してみたいものだ。

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2024/03/10

本当に長い間読み続けているこのシリーズ。今だに高い水準を維持しているので毎回楽しみだったが、 最後の展開が衝撃的。今後どうなるんだろう?

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2024/02/15

物語の最終盤に、衝撃的な事柄が明らかにされるんですけど、訳者あとがきを見ると、実はその後、作者の気が変わった様で、その“衝撃的事柄”は解決する方向に向かう示唆がありますね。どうなるのか、次の作品が待ち遠しいです。

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2023/10/08

レネイバラード・ハリーボッシュのコンビものの傑作。情報量が多いのに無駄がなく、複雑なプロットなのにスリリングであり、とにかく文句のつけようがない。伏線回収も単なるプロットの答え合わせでなく、キャラクターの心情を滲ませて効果的な場面を演出していて説得力が抜きん出ている。単体の作品と...

レネイバラード・ハリーボッシュのコンビものの傑作。情報量が多いのに無駄がなく、複雑なプロットなのにスリリングであり、とにかく文句のつけようがない。伏線回収も単なるプロットの答え合わせでなく、キャラクターの心情を滲ませて効果的な場面を演出していて説得力が抜きん出ている。単体の作品としても、シリーズものの一作としても、その内容は見事。

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2023/10/03

 時は過ぎゆく。その感を作品毎に強くしてゆくのが、本シリーズのこのところの読後感である。若いベトナム帰りの辣腕刑事であったハリー・ボッシュは、今や警察を退官し老いた私立探偵となっている。その後も何作もシリーズを続けていること自体奇跡的なのだが、本書ではナイトシフトの警察官であった...

 時は過ぎゆく。その感を作品毎に強くしてゆくのが、本シリーズのこのところの読後感である。若いベトナム帰りの辣腕刑事であったハリー・ボッシュは、今や警察を退官し老いた私立探偵となっている。その後も何作もシリーズを続けていること自体奇跡的なのだが、本書ではナイトシフトの警察官であったレネイ・バラードが未解決事件専門の新部門の責任者となった構図がシリーズに新しい風を与える。  さらにレネイ・バラードは、チームに退職者であるボッシュを迎え入れる。現役を退いてなお未解決事件に挑んできたボッシュの最新のヒストリーに、若き女性捜査官レネイ・バラードの運命を重ねることがシリーズの合体と継続とを奇跡的に成功させ、なおかつ成熟させているのだから、コナリー魔術とその奇蹟的世界設計に再々ながら驚かされた。  新しいチームに組み入れられた癖の強い新しい面々もそれぞれの個性が浮き立ち、カラフルかつ摩擦や緊張にも満ちていて本書の新しい読みどころとなっている。  本書では未解決事件に執念を見せるチームの面々も面白いところだが、彼らの一部の背景となる構造も、本書では二つの大きなうねりとなる同時並行的捜査に複雑な影となってついて回る。過去からの犯罪者を追跡しつつも、現在のチーム内に疑惑を呼び起こす奇妙なメンバーの動きなどもあって、内外ともに気が抜けないボッシュとバラードの様子が、物語全体に張りつめた緊張感を与えてゆく。  静かな捜査と大団円でのガンショット。犯罪はいつでも暴力に満ちたものだし、発生した場所や、犠牲になった人々の想い出は常に悲しくむごたらしい。それらを巻き起こしたネガティブな存在を、常に追跡し対決を挑み続ける私立探偵ハリー・ボッシュと、彼よりはるかに若いが人間的にも魅力的なレネイ・バラードという女性警察官のコンビネーションを本書からはシリーズとして新たに楽しめる。そんな期待値いっぱいの大団円を迎えながら、本書ではシリーズとしては少しショッキングなしこりのようなものが最後に残される。  ボッシュの娘である市警刑事マディと現在の相棒であるレネイ。ボッシュの正義は今、次世代に少しずつ継がれようとしている。そんな重要な局面に居合わせているような感覚を覚えるこの頃。ここのところの新作は、そういう意味でも一作一作に、まさに見逃してはならないという感覚を強烈に覚えている。次の作品が待たれると同時に、読むのが怖いような気さえしてくる。予断を許さぬシリーズ転換点に今ぼくら読者も立たされているのである。

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2023/09/11

前作のあとがきで「次作の展開はファンには衝撃的」と書かれていたので、ちょっと読むのが怖いような気がしていたのだけど。いやあこれは確かにショッキング。「えーっ!? ウソでしょボッシュ!!」と思わず口から出た。しかも二回。参ったなあ。 ここ数作はレネイ・バラードが中心で、ボッシュは...

前作のあとがきで「次作の展開はファンには衝撃的」と書かれていたので、ちょっと読むのが怖いような気がしていたのだけど。いやあこれは確かにショッキング。「えーっ!? ウソでしょボッシュ!!」と思わず口から出た。しかも二回。参ったなあ。 ここ数作はレネイ・バラードが中心で、ボッシュは助言者っぽい脇役だったが、今作では形はダブル主演でも、焦点ははっきりボッシュにあたっている。長いスロープで息を切らしたり、立ち上がる時膝がバキバキいったり、ボッシュも加齢には勝てない。チンピラにあなどられて「じいさん」と呼ばれたりしてる。あのタフでかっこいいボッシュが。ずっと読んできたファンとしては、うたた感慨に堪えないのであった。 ボッシュがずっと追い続けてきたのは、自分の考える「正義」だ。非道な犯罪者に罪を償わせることで、被害者に(たとえ本人が死んでいても)正義をもたらす。犯罪の蔓延する大都会で徒労のように見えるその営為に、ボッシュはすべてをかけてきた。「悪」と取引はしない、「悪」と同じものにはならない。それこそがボッシュ。…のはずだった、けれど…。 シリーズを通してずっと、ボッシュは痛みを抱えている。事件解決の爽快感とは無縁だ。今回終盤で、ボッシュが予定していた行動も、実際に行ったことも、痛みに満ちている。その痛苦を引き受け、耐える姿に共感を寄せずにはいられない。やっぱりボッシュはかっこいいのだ。 訳者あとがきでも書かれていた通り、読み終えた時は「もしかしてシリーズ終了?」と思ったが、どうやらそうではないようだ。ボッシュの物語はどう着地するんだろうか。見届けたい。

Posted byブクログ

2025/01/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

(上巻より) それと、昔の事件でセシウムを扱った影響がまた出始め死を覚悟したボッシュが、 自分を一家殺人の犯人に殺されて逮捕に導こうとしていたのも衝撃的だった。 結局返り討ち(?)にして、死体を始末していたが。 巻末の解説によると、 コナリーはアメリカン探偵作家クラブの巨匠賞を受賞したらしい。 お菓子探偵ハンナの著者ジュアン・フルークとともに。 その組み合わせには驚いた。 ボッシュのシリーズはこれで最後なのだろうか。 刑事となった娘と活躍する日が来るかと思っていたのに。

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