それからの四十七士 の商品レビュー
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最近忠臣蔵に魅了され、手に取ったこの1冊。赤穂浪士生存説という奇抜な設定への違和感から楽しめなかった。例えば大石だけが生存していたら現実味があるだろうが、46士もいれば離脱者も出るし、全てを隠し通すのはどうしても無理がある。さらに上からの命とはいえ、当時の武士の矜持からすると、切腹を逃れることは受け入れられないはずだと思う。 後半は綱吉と家宣の物語。家宣が終始不気味だったが最後に将軍を誅する場面でその違和感に納得。ただ、そういう展開にするなら、儒学者であった綱吉に絡めて、武王や紂王の例えを引用してほしかった。新井白石や間部詮房の動機にも共感ができず。柳沢吉保を悪者に仕立てているが、結局は新井も間部も自分が中枢に立つための陰謀にしか見えない。 また、連載の名残なのか、章が変わるごとに細かく状況説明・解説が入るのが非常に煩わしかった。文庫化の際に手直ししてほしかった。
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まあ、小説というのはフィクションですから、何が起こっても、驚くことではない。といっても、これは、さすがに、やり過ぎでしょう?でも、何か、痛快な気分なのは、なぜかな?
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