Z世代のアメリカ の商品レビュー
『z世代のアメリカ』というよりは「''民主主義国家''アメリカのこれから」といったところ。タイトル詐欺ではあったが内容は興味深かった。 9.11は23年前。私もギリギリ覚えてるような気がするレベルな状態なのでz世代にとっては負担だけ重いのに...
『z世代のアメリカ』というよりは「''民主主義国家''アメリカのこれから」といったところ。タイトル詐欺ではあったが内容は興味深かった。 9.11は23年前。私もギリギリ覚えてるような気がするレベルな状態なのでz世代にとっては負担だけ重いのに何のための戦争?という感じだよね。強い中国しか知らなかったり、当然だけれども、世代によって見えている世界が違うというのがよく分かった。 欧州のウクライナ支援はレイシズムが根底にあることは否めないという話だったが、そうなのだろうか? 日本人からすれば台湾侵攻があった感じなのだろうか? 警察による暴力に関してなど、正直なところあまり実感がない。どこかで聞いた話だが真のフェミニズムは女性にしかわからないという。結局当事者にしかわからないんだろうな。己の想像力のなさを感じ、少しだけ悲しくなった。 みんなどこの国も大変だよね。 今年は大統領選挙があるので、その前に読めてよかったと思う。
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高橋新書ガイドから。物心ついたときには、既にアメリカが絶対王者じゃなく、それどころか、凋落が明らかになる中を生きてきた世代。Z世代はそんな感じになるんだろうけど、その目から見ると、確かに今の現状には疑問だらけですわな。多様性を当然とする空気で育てば、現状のあれやこれやに不満は募る...
高橋新書ガイドから。物心ついたときには、既にアメリカが絶対王者じゃなく、それどころか、凋落が明らかになる中を生きてきた世代。Z世代はそんな感じになるんだろうけど、その目から見ると、確かに今の現状には疑問だらけですわな。多様性を当然とする空気で育てば、現状のあれやこれやに不満は募るばかり。そんな若い力が、かの大国を信ずるに足る国へと導く原動力になればいい。
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アメリカの今を知るに最適。大統領選に象徴されるような国を分断するトピック。それらに対しZ世代の支持は。 日本についてもこのような本があれば良いと思う。
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知ってるようで、知らないアメリカ政治を学べて良かった。 明日からニュースや新聞を読んだときに、今までと違う角度で、アメリカ政治について考察できそうだと思った。
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Z世代という視点を通して、国際社会の変化の中で立ち位置を変えざるを得ない、今のアメリカの姿が見えてくる。アメリカという国が直面している様々な問題を考えることにより、国際社会を見つめ直すきっかけにもなると思う。
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現代アメリカ政治史を批判的に解説している本。 私には難しいところもあったが、勉強にはなった。 タイトルから、もっと読みやすい社会学的な内容かと思っていたので、期待とは違っていた。
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世界全体の約4割にあたる軍事支出より感染症対策や社会保障の充実を。一国の強さより弱さに向き合う政治と他国との協調を。9.11同時多発テロから新型コロナウィルス感染症、ウクライナ侵攻等を経て、次世代の臨む国のあり方を具体例で理解できる本でした。
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1.この本を一言で表すと? アメリカでのZ世代の新しい認識や動きに着目し未来のアメリカを展望する本。 2.よかった点を3~5つ ・例外主義(p3) →初めて聞いた言葉だかすぐに理解できた。そのような考え方...
1.この本を一言で表すと? アメリカでのZ世代の新しい認識や動きに着目し未来のアメリカを展望する本。 2.よかった点を3~5つ ・例外主義(p3) →初めて聞いた言葉だかすぐに理解できた。そのような考え方がアメリカ人にあったと改めて気づいた。 ・逆例外国家(p20) →社会保障制度が未整備な特殊な国アメリカ。 ・中国のz世代についての情報(p98) →中国のz世代は制限された言論空間で育っているので、自由社会のz世代は中国との付き合いが難しくなるだろうと感じた。 ・人道に潜むレイシズム(p151) →今まで気づいていなかったが言われてみれば著者の指摘通りと思う。 ・カマラハリスの不人気(p262) →人気の理由が詳しく解説されていてよくわかった。 ・揺らぐ中絶の権利(p188) →ロー判決の背景と判決破棄の背景を知ることができた。 ・アメリカは今、人権の旗手と言えるのか(p211) →今の傾向は人権の旗手は言えないがz世代の考え方を見ると未来への希望はあると思う。 2.参考にならなかった所(つっこみ所) ・第三章 米中対立はどう乗り越えられるか →z世代が現実主義だということはわかったが、どのように米中関係の未来を切り開いていくのかよくわからない。 ・第六章と第七章は現代のアメリカの政治的課題を詳しく解説されていてよくわかったが、z世代の考えは後付けで少ししかなかったように感じた。 3.実践してみようとおもうこと ・ 5.全体の感想・その他 ・アメリカの社会問題政治課題を終わしく解説されていて勉強になった。 ・例外主義に懐疑的なz世代が今後主流派になるとまたトランプ大統領のようなアメリカファーストが復活するのだろうか?
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アメリカの現状に関心を持つ人は読むべきだと思う。アメリカの若者(Z世代)がアメリカの現実に悲観的で絶望すらしているが、未来への希望を決して捨ててはいない状況を知ることができる。 現在、イスラエル・パレスチナ問題が世を騒がせており勿論ハマスによるテロ行為は許されるべきものではない...
アメリカの現状に関心を持つ人は読むべきだと思う。アメリカの若者(Z世代)がアメリカの現実に悲観的で絶望すらしているが、未来への希望を決して捨ててはいない状況を知ることができる。 現在、イスラエル・パレスチナ問題が世を騒がせており勿論ハマスによるテロ行為は許されるべきものではないが、アメリカがこの問題をどう扱ってきたかはきちんと知っておくべきである。既に新聞等で報じられているが、若い世代はパレスチナにシンパシーを持っている。「国益をまったく無視するわけではないが、正義や人権をますます重視する姿勢」を持つのがZ世代だと本書は言う。 『急進的』と言われる民主党バーニー・サンダースの主張は果たして『急進的』なのか?と本書は問うている。本書を読むと、メディアが貼ったレッテルが必ずしも正しくないことが分かる。アメリカは、先進国の中で唯一「有給の産休制度」を取り入れていない、という事実を知って非常に驚いた。 本書を読んで、私のアメリカについての理解がかなり大きく変わった。アメリカのさまざまな分野で、今何が起きているのかを知るには必読の一冊だと思う。
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アメリカの単純ではない現状は理解できたものの、Z世代についての内容はボリュームは少なく、本のタイトルとの差を感じた。肝心のZ世代の考え方で目についたのは「ダブルスタンダードには厳しい」くらい?
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