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アンデッドガール・マーダーファルス(4) の商品レビュー

4

30件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    17

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

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2024/05/26

4巻にして主人公たちの過去編短編集とは、なかなか 焦らされます。 でも、津軽の過去編めっちゃ良かった。飄々とした彼の中で起きた地獄。エグい話なのに重たくならない。闇堕ちはしない、でもヘヴィなのが伝わってくる。 静句の思いはめちゃんこヘヴィ。なのにわかりみ深いのは、ワタシもヘヴィ...

4巻にして主人公たちの過去編短編集とは、なかなか 焦らされます。 でも、津軽の過去編めっちゃ良かった。飄々とした彼の中で起きた地獄。エグい話なのに重たくならない。闇堕ちはしない、でもヘヴィなのが伝わってくる。 静句の思いはめちゃんこヘヴィ。なのにわかりみ深いのは、ワタシもヘヴィってことなのかしら。 3人の最初の事件、3人のそれぞれの過去、そして海外での最初の事件、と構成もよかったです 2024.5.26 81

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2024/03/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シリーズ4作目で、サイドストーリー。 全く別の話ではなくて、本編を補う補助的なストーリーなので、読んでおくと物語に深みが増す。 気になったのは、鴉夜の師匠、ドウ様が最後に言い残した言葉。 辻褄を合わせた、というのはどういうことなのか? 鴉夜と、ドウ様を逃がした鴉夜に似た女性は何者なのか。 このまま鴉夜が8万年を超えて生きれば未来で師匠と再開することもあり得るのか…。

Posted byブクログ

2024/03/07

短篇集だったが、どれも読みごたえがあった。ミステリにSF要素ありで。このあとどういう世界が待っているのだろう。(え~ん電書にチェック入れてたので再掲)

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2024/03/03

過去編なので心理的な部分に差異がありながら、根本的な部分は現在と一緒なので、大きな出来事により、現在の性格へ変化したというよりしっくりきて良かった。

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2024/02/26

短編集。鴉夜、津軽、静句の過去の話なので、これまでの話をきっちり覚えていない忘れん坊の私にも楽しめました。鴉夜さまや、師匠がかなり性に奔放なので、中学校以上です。 以下、これまでの話的にはネタバレではないけど、どういうエピソードがどこまで書かれているかのネタバレになるので、それも...

短編集。鴉夜、津軽、静句の過去の話なので、これまでの話をきっちり覚えていない忘れん坊の私にも楽しめました。鴉夜さまや、師匠がかなり性に奔放なので、中学校以上です。 以下、これまでの話的にはネタバレではないけど、どういうエピソードがどこまで書かれているかのネタバレになるので、それも楽しみたい人は読まないようにして下さい。 あ!あと★4はこの作家さんへの期待値が上がり過ぎてるせい。★5でも良かったけど、もう少し性的要素ないほうが好みなので、好みだけでちょっと辛めです。エピソードとしても、推理物としても、凄く面白いです。 ・知られぬ日本の面影 小泉八雲登場!三人が出会った直後のお話。 ・輪る夜の彼方へ流す小笹船 鴉夜がまだ人だった頃。蘆屋道満に拾われ、都で安倍晴明に会い、そして不死に至るまでの話。 ・鬼人芸 前島密が郵政を国に行き渡らせる過程で明治政府が行った怪奇一掃特設隊。そこで働く津軽。その過程でイギリスから来たあの人たちにはめられ、隊全員が鬼化の実験台に。 ・言の葉一匙、雪に添え 静句が育った馳井家は江戸の頃、恩義を鴉夜に受けて以降ずっと仕えている。静句も当然のように美しく老いない鴉夜を大切に思い育つのだが、そこにあの人がやってくる。 ・人魚審判 イギリスに入国直後の3人は、人魚が罪を犯したとして裁かれる裁判を新聞で読み、救済のため弁護人として現れる。怪異が裁判で勝ったことはない。前の巻でチラッと出ていた女の子の新聞記者が登場する。

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2024/02/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

それぞれの過去回でしたが、 鴉夜が不死になった理由が衝撃的すぎる… 津軽と静句のはなしは、これ最後はみんないなくなるんだよね…と本を閉じること数回。淡々とした日常の描写が、辛い。 最後にいつもの3人の話が読めてほっとする。

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2024/01/31

3人それぞれの過去の話を含めた5編の短編集 静句の過去と鴉夜が今の姿になった時の『言の葉一匙、雪に添え』が一番好き 白と赤のコントラストと2人の心を思うと胸が痛くなった 津軽は鴉夜と出会えて本当の本当に良かったなと思う

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2024/01/07

一旦小休止の短編集でございますな 鳥籠使いチームの過去を紐解いておりますが、中々に面白かったですね 安倍晴明にウェルズの『タイムマシン』、人魚に小泉八雲、前島密ともう次から次です それにしてもジャックが強い!強すぎる! 人外の強さ!って人外ばっかり出てくるお話しでした(てへ)...

一旦小休止の短編集でございますな 鳥籠使いチームの過去を紐解いておりますが、中々に面白かったですね 安倍晴明にウェルズの『タイムマシン』、人魚に小泉八雲、前島密ともう次から次です それにしてもジャックが強い!強すぎる! 人外の強さ!って人外ばっかり出てくるお話しでした(てへ) この最強の敵にどうやって立ち向かうのかよ 首を長くして次巻を待ちたい!生首だけに(上手くない)

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2023/12/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2023/12/26 読了。 図書館から。 短編集。 津軽、静句、アヤ様の過去ですねー。 今まで触れてはいたけれど、話されてこなかった部分。 次回予告があってわくわく。

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2023/12/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

異形達の笑劇第四弾。 今回は夜宴〈バンケット〉を追う一行の続きの物語ではなく、主役達の来し方を明らかにする短編集。 盛り上がってきたところで、一旦一息つくといったところでしょうか。 1の冒頭、見せ物小屋で顔を合わせた鴉夜と津軽がヨーロッパに旅立つ間を埋める物語に始まり、鴉夜のルーツ、津軽の生い立ちと半人半鬼に至る経緯、静句の秘められた内面が明らかにされ、これまでの思わせぶりだった場面達に幾許かの感慨が付与されると共に、語られずとものこれから場面の読みに影響を与えるであろうエピソード達。 一番面白かったのは鴉夜のルーツの話。 そこだったのかあぁ。 惜しむべくは自分の無知。 歴史上の事実、伝承はキーワードくらいしかわからず、ちゃんと背景押さえていたり、時系列や内と外の関連を把握出来ていたりすると、その嵌り具合により面白さを感じられたのだろうなぁ。 歴史のお勉強は過ちを繰り返さないためという堅い面だけでなく、物語を楽しむという利己的な観点でも大事ということがわかりました。 過去の自分に教えてあげたい。 とりあえず、『陰陽師』が読みたくなった。

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