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カラダは私の何なんだ? の商品レビュー

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10件のお客様レビュー

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2025/11/14

パンクバンドのような本。ルッキズムへのヘイトや理不尽な社会への不満を、心の中で中指立ててファッキン遺憾!と叫んでいきたいと思う。本を読んでいるのに、友だちとご飯に行った後のスッキリ感感じた。

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2025/11/09

私のカラダは私のものだ、当たり前のようでその実感は薄い。他人の評価や社会に合わせて自分をすり減らしているからではないか。著者の経験も踏まえながら、女のカラダにかけられた呪いを解いていく。パンチ力強めな王谷さんのワードで自己肯定感爆上がり!

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2025/10/28

女性のカラダを持つ者として、共感できるところとできないところがあった。 それでも、著者のカラダや世の中に対する思いに触れ、私も今後セクハラやパワハラに遭った際には、断固として怒りと拒否の感情をしっかりと表明しようと心に誓った。 それが次の世代の子たちの生きやすさに繋がると信じて。...

女性のカラダを持つ者として、共感できるところとできないところがあった。 それでも、著者のカラダや世の中に対する思いに触れ、私も今後セクハラやパワハラに遭った際には、断固として怒りと拒否の感情をしっかりと表明しようと心に誓った。 それが次の世代の子たちの生きやすさに繋がると信じて。 (まあもちろん、そんな目に遭わないのが一番ですが…。)

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2025/10/19

『御神籤ブック』3冊目。 自己肯定感爆上がり。 めちゃくちゃ爽快、面白い。 女性のカラダについてのエッセイだけど、男性にも是非手に取ってもらいたい。 なんなら思春期頃の全ての若者にお勧めしたい。学級図書とかに置いもらいたいレベル。笑 ティーンの頃にこの本に出会ってたら、もしか...

『御神籤ブック』3冊目。 自己肯定感爆上がり。 めちゃくちゃ爽快、面白い。 女性のカラダについてのエッセイだけど、男性にも是非手に取ってもらいたい。 なんなら思春期頃の全ての若者にお勧めしたい。学級図書とかに置いもらいたいレベル。笑 ティーンの頃にこの本に出会ってたら、もしかしたら、もうちょっと悩まずに大人になれたかも。 いや、悩みもがきながら大人になったのも、今となってはいい思い出なのだけれど。 "自分"が揺らいだとき、こんなんじゃダメだと責めたくなったとき、他人の心ない言葉に傷ついたとき、どうにもこうにも外の景色が真っ暗になってしまったとき、とかに、何度でも読みたい。 ありがとうございました。 2019年に刊行された単行本『どうせカラダが目当てでしよ』を、改題・加筆の上、文庫化したもの。

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2025/10/09

NOを言い続けるのにも、理不尽と腐った固定観念に怒り続けるのにも体力と気力が必要。 火炎瓶を投げ続けてくれてありがとう、でもそんな重い瓶を投げ続けたら疲れるし手も痛くなるでしょう。 火炎瓶が対象に届かずに、自分の足元に落ちて危なくなることもあるだろう。 私はどんどん元気をなくして...

NOを言い続けるのにも、理不尽と腐った固定観念に怒り続けるのにも体力と気力が必要。 火炎瓶を投げ続けてくれてありがとう、でもそんな重い瓶を投げ続けたら疲れるし手も痛くなるでしょう。 火炎瓶が対象に届かずに、自分の足元に落ちて危なくなることもあるだろう。 私はどんどん元気をなくしていって、理不尽さに声を上げ続けている人を見ても、疲れ果ててしまわないかと心配になってしまう。 元気を出さなければ。 可能な限り健やかに生きたい。著者にも、健やかに生きていてほしい。

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2025/09/22

『ババヤガの夜』の王谷晶さんのエッセイ! おもしろすぎて1時間もしないで読み切ってしまった。内容が「そうだそうだー!」とか「もっと言ったれー!」というような内容で、本当に自分も含め世の女性はなんちゅー無理難題を強いられているんだとうんざりもした うんざりした瞬間に王谷さんのエッジ...

『ババヤガの夜』の王谷晶さんのエッセイ! おもしろすぎて1時間もしないで読み切ってしまった。内容が「そうだそうだー!」とか「もっと言ったれー!」というような内容で、本当に自分も含め世の女性はなんちゅー無理難題を強いられているんだとうんざりもした うんざりした瞬間に王谷さんのエッジの効いたパワーワードがそれを蹴っ飛ばしてくれる 病院の待合室で読んだのだが、笑いをこらえるのに必死でわざと咳払いをしたり、頬の内側を噛んだりした 人間の、とりわけ女性の身体の持ち主はもちろんその女性自身なわけでどうであろうが他者や社会にジャッジされる必要はないわけであって、すごくパワーをもらえるエッセイだった 文章がおもしろすぎる⋯

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2025/09/27

ババヤガの夜であまりにも圧倒されたので、エッセイも読んでみようかと手に取ったらこちらもおったまげた。こんなに怒ってるのにこんなに笑えるエッセイあっていいんですか?それでいて考える部分も多く、ストレートな物言いにジンと来て時々泣きそうになってしまう。ネイルアートに文句を言う人に対し...

ババヤガの夜であまりにも圧倒されたので、エッセイも読んでみようかと手に取ったらこちらもおったまげた。こんなに怒ってるのにこんなに笑えるエッセイあっていいんですか?それでいて考える部分も多く、ストレートな物言いにジンと来て時々泣きそうになってしまう。ネイルアートに文句を言う人に対して「100均の除光液でも飲んでなさい」という返答は大爆笑してしまった。本当に最高でした!

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2025/07/05

あとがきに書いてあったけれど、このエッセイは担当編集者さんが「王谷さん、一緒に社会に火炎瓶投げましょう」と言ってスタートしたらしく、もうこの言葉どおり最高でした。 読み物としての面白さは勿論なんですが、最初から最後まで筆者の地に足のついた誠実さがブレることなく底流にあって、その...

あとがきに書いてあったけれど、このエッセイは担当編集者さんが「王谷さん、一緒に社会に火炎瓶投げましょう」と言ってスタートしたらしく、もうこの言葉どおり最高でした。 読み物としての面白さは勿論なんですが、最初から最後まで筆者の地に足のついた誠実さがブレることなく底流にあって、その倫理感や価値観を信頼して読めました。 理不尽にとやかく言われたとき、少なくとも「私がいいと思っているんだからいいんだよ!」と心のうちで押し返す勇気になる一冊だなと思いました。

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2024/07/12

気づかなくてもいいことに気づかされる本とでもいいましょうか。 世間様はそこまで悪意ばかりでもないような。 いちいち怒っていたのでは身が持ちません。 いいやん、それくらい〜と思ったらダメなのでしょうか。 ツイッターという顔の見えない世界にいると、卑屈になりがちで言葉もすごく乱れるの...

気づかなくてもいいことに気づかされる本とでもいいましょうか。 世間様はそこまで悪意ばかりでもないような。 いちいち怒っていたのでは身が持ちません。 いいやん、それくらい〜と思ったらダメなのでしょうか。 ツイッターという顔の見えない世界にいると、卑屈になりがちで言葉もすごく乱れるのかなと、ごめんなさい。あまり好きな世界ではありません。

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2024/06/10

2019年に発売された『どうせカラダが目当てでしょ』を改題・加筆した文庫版です。 あとがきで著者が、「どうっすか、世界。ちょっとはマシになってますか」と問いかける部分がありますが、回答としては「いや、この本全然まだまだ賞味期限ありそうです」といったところでしょうか。 女性の肉...

2019年に発売された『どうせカラダが目当てでしょ』を改題・加筆した文庫版です。 あとがきで著者が、「どうっすか、世界。ちょっとはマシになってますか」と問いかける部分がありますが、回答としては「いや、この本全然まだまだ賞味期限ありそうです」といったところでしょうか。 女性の肉体をパーツごとに(声、顔、目、足、爪など)論じたエッセイを集めたものですが、主軸となっているのは社会から押しつけられる「女性」についてです。 足に履くストッキング、ネイルアートに向けられる歪な視線、髪型に投影される恋愛模様、「女性はいい香り」の勝手なイメージなどなど、本を持ったまま頷きすぎて首が痛いくらいの話が大盛りになっています。 (ちなみに私は、スーパーマーケットですれ違った見知らぬ爺さんから、「女はクサイなぁ!」と大声で言われた経験があります……凄いびっくりした) 裏を返せば、男性も「甘い物を食べない」とされた時代があって(今や古い話ですが…)、「男らしさ」「女らしさ」を定義することって、いったい誰が得をするためのものだったんだろう? とさえ思わせられます。 服装から始まり、趣味、食べ物、性格、声、果ては匂いまで、「男はこう」「女はこう」という紋切り型に当てはめ、そこからはみ出したものを叩くという構図は、現代から思えば本当に滑稽(だし誰も得をしないもの)でしかありませんが、残念なのは今現在もひっそりと、そういった価値観が生き延びていて、ふとした瞬間に顔をだすところ。 よくよく考えてみれば、確かに現代は2019年当時と比べればジェンダーレスに寛容な世界にはなりましたが、未だに男女がコーヒーとカフェラテを頼めば女性側にカフェラテが置かれる、みたいな現象も良く聞きますし、香水だって男性用と女性用がありますよね。 その垣根は低くすることはできても、完全になくなることはないのかもしれません。 男女ともに、一度は読んでゲラゲラ笑い、その後じっくりと考えていただきたい一冊です。

Posted byブクログ