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リボルバー の商品レビュー

4

187件のお客様レビュー

  1. 5つ

    49

  2. 4つ

    78

  3. 3つ

    44

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2024/07/23

原田マハの美術史を美しく脚色したお話。 とても、美術館に行きたくなるようなそんな話でした。オルセーに行ってみたい。 ゴッホでゆうなら、たゆたえども沈まずの方が傑作かなとは思ったけれど、あっという間に読めた。

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2024/07/17

2024.7.17 巻末の解説含め面白かった マハさんのゴッホ作品の中では、たゆたえども沈まずの方が好み まあでもそれはわたしが単純にゴーギャンよりゴッホの方が好きだからかな

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2024/07/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

美術史に対するものすごい知識と、圧倒的な想像力がないとかけない作品。 原田マハさんの本は、あり得たかもしれないように納得させられる。 リボルバーにひまわりが付着しているのも良すぎた。

Posted byブクログ

2024/07/10

1章が180ページと長く、大きな展開もなく、地名も人の名前もカタカナなので、読むのに体力がいった。 2章からはガラリと変わりグイグイ引き込まれていった。 史実とフィクションが絡まり合って、ゴッホとゴーギャンの真実へと物語は加速する。 生きているうちに世間に認められなかった2人の画...

1章が180ページと長く、大きな展開もなく、地名も人の名前もカタカナなので、読むのに体力がいった。 2章からはガラリと変わりグイグイ引き込まれていった。 史実とフィクションが絡まり合って、ゴッホとゴーギャンの真実へと物語は加速する。 生きているうちに世間に認められなかった2人の画家は、不幸だったのか… ゴッホとゴーギャンの絵を美術館で観ることが叶わないのであれば、せめて画集でもいいので、観て感じたいと思った。

Posted byブクログ

2024/07/08

自らの経験を活かし、美術関連の作品を中心に小説を発表している、原田マハ。 その多くが話題作となり、今では人気作家として、小説以外の分野でも活躍しています。 その原田マハが、フィンセント・ファン・ゴッホの『ひまわり』を表紙にした小説を発表していることは、以前から認識していました。...

自らの経験を活かし、美術関連の作品を中心に小説を発表している、原田マハ。 その多くが話題作となり、今では人気作家として、小説以外の分野でも活躍しています。 その原田マハが、フィンセント・ファン・ゴッホの『ひまわり』を表紙にした小説を発表していることは、以前から認識していました。 ゴッホについて、原田マハはすでに、同時代の日本人との交流を題材にした小説を発表しています。 『たゆたえども沈まず』 https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/B086KQNW72 「なぜまた、ゴッホを題材にした小説を出したのだろう?」「題名からして、ゴッホの最期に関わる話かな?」などなど、興味が高まり、満を辞して?文庫版で読むことにしました。 作品の舞台は現代。 主人公は、幼少の頃からアートに興味を持ち、パリ大学で美術史の修士号を取得したという日本人女性、高遠冴。 現在は小規模ながら、パリで定期的にオークションを開催している会社に勤めています。 ある日、主催したオークションが終了した冴たちのもとに、画家だと名乗る女性がやってきます。 オークションに出品して欲しい、と彼女が差し出したのは、古くて錆だらけになった拳銃。 そして彼女は、これが、ゴッホに死をもたらした拳銃だと言います。 にわかには信じがたい話ですが、冴は会社の社長や同僚とともに、調査に乗り出して・・・という始まり。 女性が持ち込んだ拳銃は本当に、ゴッホに関わるものなのか。 謎が多いとされるゴッホの最期は、どのようなものだったのか。 冴たちが進める調査で明らかになること、新たに生じる謎。 100年以上前の出来事ですが、“事件”を捜査するような展開に、ミステリー小説を読むような感覚で読み進めました。 内容については詳述を控えますが、本書を通じて作者は、以下のようなことを伝えたかったのかな、と受け取りました。 ・「ゴッホはゴーギャンを頼りにし、ゴーギャンはそれを重荷に感じてゴッホから離れた」と言われているが、実際の二人の関係はどうだったのか ・芸術を追求するということ、これまでにない絵画を生み出すということは、どういうことなのか 単独で楽しめる作品ですが、個人的には、先に『たゆたえども沈まず』を読んでいて良かったな、と感じました。 絵画の歴史に「もしも〜?」を提示してくれる、原田マハ。 やはり、美術関連の作品はより、面白いですね。 今後もこの作家さんの作品を、追いかけていこうと思います。  .

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2024/07/06

原田マハさんの本は、ものすごく感情を揺さぶられる感じは全然ない(むしろ淡々としてる)のに、何故かどんどん読み進めたくなる不思議な読書体験だなと改めて思った。美術館に行きたくなったし、タブローや画家の生涯(の空白部分)に触れた時にここまで肉厚で奥行きがあるのイメージが湧いてくるって...

原田マハさんの本は、ものすごく感情を揺さぶられる感じは全然ない(むしろ淡々としてる)のに、何故かどんどん読み進めたくなる不思議な読書体験だなと改めて思った。美術館に行きたくなったし、タブローや画家の生涯(の空白部分)に触れた時にここまで肉厚で奥行きがあるのイメージが湧いてくるっていうのは相当想像力逞しいなと感じる。また、見た人にそこまでのイメージを掻き立てるタブローを描く画家もまたすごいと思った。

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2024/07/06

どこまでがフィクションでどこまでがノンフィクションなのか❓ 作家の絵画愛に敬服しました。 ゴッホの死をめぐる謎とゴーギャンとの関係を、小さなオークション会社に勤める高遠冴を通して物語る。 本物は見たことが無いけど、大塚国際美術館でゴッホの「ひまわり」が何点も(陶板画)収録されて...

どこまでがフィクションでどこまでがノンフィクションなのか❓ 作家の絵画愛に敬服しました。 ゴッホの死をめぐる謎とゴーギャンとの関係を、小さなオークション会社に勤める高遠冴を通して物語る。 本物は見たことが無いけど、大塚国際美術館でゴッホの「ひまわり」が何点も(陶板画)収録されているのに驚きました。そしてゴーギャンの絵と共にもう一度見てみたくなった。 最後の「オルセーの再会」の章が一番感動!

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2024/07/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ゴッホ展に数回行き、彼の生涯を大まかに知っている状態で読みました。 まず、自分の知っているゴッホの生涯と照らし合わせて振り返ることができたこと、あまり知らなかったゴーギャンの生涯も知ることができアート目線で面白かったです。 また、オーヴェール=シュル=オワーズの教会へ行ったこともあり、思い出しながら読んでいました。 次に、ミステリーとしても、リボルバーを持ってきたサラが実はゴーギャンの子孫であったことや、彼女から語り継がれるゴーギャンという人物が鮮明になり、ゴッホの死の真相に近づいていく物語の展開がとても秀逸で美しかったです。 アートにまつわるミステリーは初めてで、かつ、原田マハさんの作品も初めて読み、非常に新鮮でお気に入りの作品になりました。原田マハさんの他の作品も読んでみようと思います。

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2024/06/29

ゴッホ兄弟のことをなんとなく知ってて、サマセット・モームの「月と六ペンス」を読了済みだとかなりハマって読めると思います(私はグイグイ引き込まれて一気に読んでしまいました)。まさかここまで過程が壮大な物語とは!!重い話になるかと思ったけど、読後感よかったです。

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2024/06/29

アート系の本読みたくて購入。 誰しも知っているゴッホの、最期の真相を突き止める推理系のお話。(フィクション) 美術館やオークション専門用語でてきますが、詳しくなくても楽しめました! 1章の最後の方から一気に面白くなった感じでした! フィクションなのに、ゴッホ詳しくないのに余韻す...

アート系の本読みたくて購入。 誰しも知っているゴッホの、最期の真相を突き止める推理系のお話。(フィクション) 美術館やオークション専門用語でてきますが、詳しくなくても楽しめました! 1章の最後の方から一気に面白くなった感じでした! フィクションなのに、ゴッホ詳しくないのに余韻すごいです、、とても良かった

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