セゾン・サンカンシオン の商品レビュー
すごく不快…。 当事者は辛いだろうけど、その被害を受けた周りのことは?当事者に周りを考える余裕なんて無いのも分かるけど…。 色んな意味でしんどい小説。 生きづらさの解決になるような話かと思ったけど、生きづらければ何してもいいの?自分が生きづらいくせに生きづらさを再生産する...
すごく不快…。 当事者は辛いだろうけど、その被害を受けた周りのことは?当事者に周りを考える余裕なんて無いのも分かるけど…。 色んな意味でしんどい小説。 生きづらさの解決になるような話かと思ったけど、生きづらければ何してもいいの?自分が生きづらいくせに生きづらさを再生産する(周りに当たる、子どもを作る)のは駄目でしょ、と思った。 自業自得とは思わない。たいてい原因が親か環境だから。でも辛さの再生産は、辛い人間でもしちゃ駄目だって。 毒親の被害者という意味では、当事者も支援家族(娘)も同じ立場なはずなのに、一貫して当事者側にしか立ってないのも気になる。当事者のための物語だろうから仕方ないのかもしれないけど。 1章が特にそう。当事者である女性(主人公にとっては第三者)と支援家族である主人公。どっちも毒親の被害者かつ不安定な立場なのに、当事者がずっと擁護されて主人公はずっと責められてる。そりゃ主人公も「診断がついていいね」としか思えないよ。
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依存症になってしまう人の不幸な生い立ち、なってからのさらなる不幸、よく書かれていました。読むのが辛かったです。 でも、最終章には希望があって救われました。
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「セゾン・サンカンシオン」は 依存症患者が集まり回復を目指す施設。 アルコール、ギャンブル、窃盗症、薬物依存。 P244 〈依存症は病気です。誰にでも発症する可能性があります〉 苦痛を抱え生きて行く。 周りの者たちが寄り添うだけでは解決しない。 しっかりとした治療が必要だ。 ...
「セゾン・サンカンシオン」は 依存症患者が集まり回復を目指す施設。 アルコール、ギャンブル、窃盗症、薬物依存。 P244 〈依存症は病気です。誰にでも発症する可能性があります〉 苦痛を抱え生きて行く。 周りの者たちが寄り添うだけでは解決しない。 しっかりとした治療が必要だ。 淡々とストーリーは進んでいく。 それだからこそ依存症から抜け出すことが どれほど困難なことなのかわかる。 巻末の参考文献のリストの多さに驚く。 前川さんから届けられたこの一冊を手に 知ること、そこから始めるのが第一歩なのかもしれない。
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母と子とか姉と妹の関係とか、読んでいて心がチクチクした。 愛情を感じたい、愛したいのに依存症に阻まれてゆがんでしまう、そんな関係がとてももどかしかった。 悲しい結末もあるけれど、それでも本人や周りの人が前を向いて歩いて行けたらいいのにと思った。
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