今日の花を摘む の商品レビュー
恋をしたりセックスという形での交流を楽しむことに年齢は関係ない。 頭ではそう思っていても、実際にはなかなかそういったことにエネルギーをさく気力がなかったりする自分だけど、人生の楽しみ方、味わい方にはもっとバリエーションがあっていいんだと思った。
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主人公の草野愉里子は51歳の独身女性で出版社に勤めている。彼女の趣味は男との肉体関係を伴うかりそめの恋(花摘み)なのだそうだ。 最近流行りの高齢女性による性遍歴ものかと思い食指が動かなかったのだが、読み始めると滅法おもしろい。確かに男との関係は描かれているけれど、露骨な行為の描写...
主人公の草野愉里子は51歳の独身女性で出版社に勤めている。彼女の趣味は男との肉体関係を伴うかりそめの恋(花摘み)なのだそうだ。 最近流行りの高齢女性による性遍歴ものかと思い食指が動かなかったのだが、読み始めると滅法おもしろい。確かに男との関係は描かれているけれど、露骨な行為の描写はほとんどない。もう一つの趣味である茶道の描写のほうがよほど微に入り細を穿っている。 独り身の不安、介護の必要な親、仕事上の問題などを盛り込みつつ、50代の女性の恋心を活写した作品だった。 NetGalleyにて読了。
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時折挟まれる静謐な茶の湯の世界と相反するように性に貪欲な女性の姿が描かれている。 主人公は中堅の出版社に勤め茶道を嗜む51歳独身の愉里子。 愉里子の趣味は、男の人との肉体を伴ったかりそめの恋。 タイトルは彼女がひそかに呼んでいる「花摘み」から。 花摘みを繰り返していた彼女が本...
時折挟まれる静謐な茶の湯の世界と相反するように性に貪欲な女性の姿が描かれている。 主人公は中堅の出版社に勤め茶道を嗜む51歳独身の愉里子。 愉里子の趣味は、男の人との肉体を伴ったかりそめの恋。 タイトルは彼女がひそかに呼んでいる「花摘み」から。 花摘みを繰り返していた彼女が本気で好きになった相手は、茶の湯の粋人で70歳の万江島。 中高年の性愛を軸に、職場でのセクハラ事案や親の介護問題などが同時進行で展開していく。 性に対する赤裸々な会話に引いてしまう場面もあったが、何事に対しても凛として立ち向かう愉里子の姿が印象的。
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花摘み…ちょっだけど憧れなくもないこの生き方。って女性少なくないのでは?アラカンでも恋にセックスにもちろん仕事も、大忙し。いいな、縛られず求められる人生
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