限界国家 の商品レビュー
今の現実になりつつある事柄を 書いてある気がして最後まで集中した読めた 後半に出てくるベンチャー社長の 見解にはっとさせられた 確かにこのまま日本市場ばかりみてても先にが細くなる 世界に目を向けるのもありだと思った
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近い将来の日本の国家転覆を示唆するかのような小説仕立ての、著者の未来予測です。 少子高齢化に歯止めがきかない以上、日本に未来は無いし、今更何とかしようとしたって、時すでに遅しだから、もう日本なんて国は見捨てなさいっていう、なんとも身も蓋もない話。 まぁ間違っちゃいないんだろうけど...
近い将来の日本の国家転覆を示唆するかのような小説仕立ての、著者の未来予測です。 少子高齢化に歯止めがきかない以上、日本に未来は無いし、今更何とかしようとしたって、時すでに遅しだから、もう日本なんて国は見捨てなさいっていう、なんとも身も蓋もない話。 まぁ間違っちゃいないんだろうけど。 私自身が今を生きるのに必死で、日本の30年後なんて考えてないし、ましてや自分が死んだ後の日本のことなんてなんの興味もないな。 そんな大人がいっぱいだから、未来の子供たちにツケを払わせなきゃならない事態になってるわけで。 ごめんよ若い子たち。どうにか頑張ってくれ。もしくは海外に活路を見出してくれ。日本はもうダメだ。
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皮肉かタイムリーか、今日、高齢者ばかりで作る「人口戦略会議」が2100年8000万人目指すべきと緊急提言。楡さんなら何とコメントするか? 小説というより日本と地球の将来考えるテキスト。国内的には財政破綻、医療に年金、さらには少子化。「問題視するばかりで打開策を必死に考えるでもなく...
皮肉かタイムリーか、今日、高齢者ばかりで作る「人口戦略会議」が2100年8000万人目指すべきと緊急提言。楡さんなら何とコメントするか? 小説というより日本と地球の将来考えるテキスト。国内的には財政破綻、医療に年金、さらには少子化。「問題視するばかりで打開策を必死に考えるでもなく先送り」している日本。五輪然り大ロシア然り。レガシーを残す為に暴走する年老いた権力者。「労働からの解放を目指して技術が進歩してきた事考えれば少子化はむしろ正しい」目から鱗だが、「国家という枠組みで物事を考えること自体が、とっくの昔に限界を迎えているのか…」は、覇権にとらわれた国による戦禍が広がる中、まだまだ道は遠いと感じざるを得ない。だからこそ国の枠にとらわれない若い人たちに政治も委ねていかないと…。
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現在、そして未来の日本のヤバさを平易な文章で上手く小説仕立てにしているのでとてもわかりやすい。 この小説に出会うまでにある程度は自分なりに考えていたけど全然足りなかったことに気付かされたし、目から鱗がボロボロ落ちきた。 投票したい奴がいないなと思いながら選挙には行き続けてきたが、...
現在、そして未来の日本のヤバさを平易な文章で上手く小説仕立てにしているのでとてもわかりやすい。 この小説に出会うまでにある程度は自分なりに考えていたけど全然足りなかったことに気付かされたし、目から鱗がボロボロ落ちきた。 投票したい奴がいないなと思いながら選挙には行き続けてきたが、今作を読んでホント馬鹿馬鹿しくなってきた。。。。 でも文句を言うなら投票はしとかないとなと思う部分もあったりして困ったもんだ(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
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2023.01.02 年の瀬にこの本を読むとわたしの13歳の双子の将来を案ずることしかできない。 ひとつだけ言えるのは、わたしの価値観で子どもたちの将来を考えるのは誤りであるということである。
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少子化、いいじゃないか。没落のススメから何かが生まれる。予測が容易なイノベーションはない。そんなふうに思いながら読んだ。
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「限界国家」:未来を見据える日本の現状と課題 日本の現状とその将来への影響を描く「限界国家」は、楡周平の洞察に満ちた作品です。高齢化、少子化、出生率の減少、労働生産人口と購買人口の減少といった課題が、内需依存の高い日本にどのような影響を及ぼすのかを探求します。 物語は、70代...
「限界国家」:未来を見据える日本の現状と課題 日本の現状とその将来への影響を描く「限界国家」は、楡周平の洞察に満ちた作品です。高齢化、少子化、出生率の減少、労働生産人口と購買人口の減少といった課題が、内需依存の高い日本にどのような影響を及ぼすのかを探求します。 物語は、70代の経営者が事業承継を機に、日本の30年後の将来像についてコンサル大手企業に相談するところから始まります。3年先すら見通すことが困難な現代社会で、見通すことに意義があるのか、そして見通せた場合、どんな未来が待っているのかを問います。 この問いに対する答えを探すため、コンサル企業は70代の依頼者・経営者を20代のベンチャー経営者と面会させます。20代の経営者は、出生率や生産人口の問題を「手遅れ」と見なし、政府の現在の利権構造の保持を批判します。彼は、国に期待せず、自立した経営を目指すと語ります。 ITの目的は、労働からの解放であり、生産人口が減る日本にとっては良い機会となると、20代の経営者は主張します。この視点から、「限界国家」は、新聞やメディアから得られる情報をどのように認識するか、そしてその環境を「機会」と捉えて何をすることが社会やそこに暮らす人々の豊かさにつながるのかを考えさせてくれます。 また、この作品には、大学生の親が子供の就職に対して自分の考えを封印するシーンが描かれています。子供自身が考える、見える世界があることを示しています。親が子供に任せる意思決定とその背景も一読の価値があると考えます。 「限界国家」は、現状の課題と未来への展望を巧みに描き出し、読者に洞察と考察の機会を提供します。この作品を手に取ることで、あなた自身と日本という関係に対して視点が広がるかもしれません。
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p77 これから先、職業寿命がどんどん短くなる 技術の進歩は、人間から職を奪い、労働の場を奪う あってあたり前だった職業がまるごとなくなる p89 鉄板の職業 一次産業 ベンチャー 投資家からお金を集める。銀行でない p110 地方の開業医 患者がいなくなると、病院経営...
p77 これから先、職業寿命がどんどん短くなる 技術の進歩は、人間から職を奪い、労働の場を奪う あってあたり前だった職業がまるごとなくなる p89 鉄板の職業 一次産業 ベンチャー 投資家からお金を集める。銀行でない p110 地方の開業医 患者がいなくなると、病院経営のいきずまる。人が多く住む都市部で再出発 p150 政治家の関心は、ただ一つ。議員で居続けること。いかにして、より多くの票を集めるかなんです。となれば大票田は高齢者。だから医療制度の改革なんて、必要性は理解できても、やれるわけはない。 p152 ご子息に親の世代の価値観や職業観で、将来進む道をアドバイスできる時代じゃない p154 このままだと日本が日本じゃなくなってしまうとか、遅きに失した感はあるものの、なんとかしないと、とかって危機感に駆られるのは、功成り名遂げた高齢者でしょうからね それだけいい人生を送ったからですよ p177 日本に市場を絞ったんじゃ、ビジネスの広がりは期待できない p187 会社経営において、最大のリスク 固定費、それも人件費 p216 建国以来、脈々と受け継げられてきた文化や伝統 受け継ぐ人がいなくなれば、自然消滅する p223 Airbnb 稼働制限50% p226 厚生年金制度回顧録 p236 2025年には全人口に占める75歳以上の割合は約2割になって、医療費の55.5%を使うと言われています。 p240 その経験ってやつが、新しいことをやろうとするときに邪魔になるってこってないですか p246 議員定年制 p250 国家予算の使い方にしても、費用対効果って概念が決定的に欠けている p254 韓国の合計特殊出生率はすでに07台。三世代後には、現在の人口の6%台になるという論もある p259 議員が議員であるためには票を獲得しなければならない。結果的に年代別人口比率が多い層、つまり若年層よりも高齢者を厚遇する政策が重視される傾向がある p263 世界情勢が不穏 権力者がレガシーを残すのが目的 p282 人が減れば、人手をかけずに済む技術や製品が開発される。それがまた人の減少に拍車をかけるって、地方の過疎化の構図そのものですよね p283 限界集落ならぬ限界国家になる p295 日本の文化や伝統を守りたい。そのためには、少子化に歯止めをかけなければならないと言うけど、そもそもこんな社会にしたのは、あなた方の世代、そしてその前の世代と先達が行ってきたことの結果ではないか。それを今になって、なんとかしないと大変なことにあると、解決策を若い世代に求めるのは、あまりにも虫が良すぎる p296 つまり、新産業の出現が新たな雇用に繋がったのは過去の話で、これから生まれてくる新産業は、雇用の創出には大きく貢献しない。もう、われわれの世代の知恵や知見、経験則など役には立たない時代になりつつある。 p299 人口の回復を妨げる決定的要因 テクノロジーの進歩 p303 もはや過去の経験則も、知見も知恵も、ほとんど要をなさないほどのスピードで社会は変化してる p304 人口の多さが国力に直結し、指導者の野心を掻き立てるような思えるからです p305 ベンチャー企業の経営者を志す若者に、いかに快適な環境を整えることができるかに、国の将来がかかってくるというわけか p308 現代は先を読めない者にとっては悲劇。先が読める者のっては喜劇
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老人の老人による老人のための政治とは言い得て妙。人口減少問題と働き手不足、AIによる職の淘汰は表裏一体で、先進国はいずれその道を辿るのだろうし、悲観し過ぎるものでもないと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
日々感じていたことを見事に言語化してあり、終始うなずきっぱなしでした。 『日本の権力者は費用対効果を考えない』っていう指摘があるけど、本当にそう思うことばかりです。今も万博のパビリオン建設が遅れてるって定期的に話題に上がってますけど…そもそも今の時代に万博って必要?って思います。 私は日本が好きだし、日本文化も伝統も好きですけど、多数の人が興味を失えばどれも廃れて行きます。 その時代に必要、もしくは魅力があると思う人が多ければ残そうとしなくても勝手に残っていくものです。 少子化にせよ、今の時代そして次世代に適応するための変化なのではとも思うのです。 本の中では、職業寿命が短くなり、必要な労働者数が減ることが挙げられています。プラス、生物学的な変化も関係しているのではと思えるのです。 しかし『限界国家』かぁ。 的を射た表現で、あっぱれ。 私は日本から出るつもりはないので、自分なりの道筋を持って、変化に対応していく術を磨いていかなければいけません。 まずは健康でいることだな。
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