サエズリ図書館のワルツさん(2) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前作より更にSF色が強くなった印象。登場人物の正体?も明かされていく。サトミさん、タンゴくんそんな秘密があったり、ワルツさんの弱点も晒される。 今が嫌で終末を期待する千鳥さんの気持ちも、わからないでもないし、自分もたまに考えてしまうこともあるけど若い人がそんな思いに囚われるのは悲しく感じる。 「生きることは働くことではないかね」 なりたい職業になれる人なんて殆どいない。 惰性と責任だけで働き、もう逃げることもほぼほぼできない現状の自分。後悔する余裕もないのだけども、 目指せるものがあり、障害があっても挑戦に向かう千鳥さんを少し羨ましくも思えるし応援したくもなる。 また本により、何か一時的にでも救われたりするのは年齢に関係なく同じなのだな。改めて再認識。
Posted by
- 1
- 2