後宮の夜叉姫(5) の商品レビュー
「乱れし国土、紡がれし絆」 荒らされた土地から逃げてきた。 あまりにも突然現れた乱入者だが、何故あそこまで知的要素を失い襲われたら対応しようにも実力行使で全力を出すしかないよな。 難民に紛れてやってくる輩はいたとしても、それを炙りだせないからといって皆見捨てるのは流石に極論すぎや...
「乱れし国土、紡がれし絆」 荒らされた土地から逃げてきた。 あまりにも突然現れた乱入者だが、何故あそこまで知的要素を失い襲われたら対応しようにも実力行使で全力を出すしかないよな。 難民に紛れてやってくる輩はいたとしても、それを炙りだせないからといって皆見捨てるのは流石に極論すぎやしないだろうか。 「胡蝶は誰がために夢を見る」 冥界の門だと勘違いしていたが。 自分よりも姉弟子である存在で力が十分にあるのを見たら、賢い子であれば少し想像しただけで答えに辿り着けるのかもしれないな。 入れ替わりでやってきたというが、その点について向こうへ行った父は何一つ文句を言うことなく素直に自分の足で向かったのだろうか。 「その姫、やがて夜叉となり果てり」 死の真実を追った先に居たもの。 世界線は違ったとしても自分の父と母が闘わなければいけない瞬間は、誰かの目ではなく自ら出向き記憶に刻み込みたいだろうな。 明かされていく真相に冷静に対応していたとしても、答えが合っているのであれば自ずと認めるしかなくなってしまうのだろうな。
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4巻を読み終えた時点ではあと数巻は続くのかと思っていたが、まさかの5巻で完結。個人的には5巻に入ってからスピード感が増した気もするが、これまでの伏線や疑問がきれいに回収されていて良かった。 4巻まで読んだだけでは絶対に想像できない真相だったと思う(特に東岳大帝や偽の燕帝の正体、沙夜の出生の真実など)。後宮ファンタジーではあるが、近未来的なSF感も感じられる展開だった。
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完結! ウェディングな雰囲気の表紙を見て、ハク様はともかく、沙夜の方には全く色恋の気配がしないのに大丈夫…?と思ってたら、とても沙夜らしい結末でした。
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東嶽大帝の協力もあり、後宮での一大事を解決した沙夜たち。 しかしその裏では、ある陰謀が進んでおり、大勢の難民が国境を越えて押し寄せる事態に──。 綜国最大の危機を乗り越えられるのか!? 中華あやかし後宮譚、最終第5巻。
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