世界で最後の花 の商品レビュー
戦争が何故起こるのか、平和な世界を願う寓話ですが、今も何処かで戦争が繰り返されて、現実的に感じてしまう、悲しい世の中ですね。 簡潔だけど、とても深い、、教科書に載せてほしい話です!
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冒頭に作者が娘に対して書く。 「君の住む世界が、私の住む世界よりもっと善き場所に、なっていることを祈って」 しかし出版した年に、ナチスがポーランドに侵攻。 本作では愛すら失った人類が、一輪の花を大切にすることで、ハチドリがやってきて、森が生まれ、人類は再び愛を知る。 エミリ・ディ...
冒頭に作者が娘に対して書く。 「君の住む世界が、私の住む世界よりもっと善き場所に、なっていることを祈って」 しかし出版した年に、ナチスがポーランドに侵攻。 本作では愛すら失った人類が、一輪の花を大切にすることで、ハチドリがやってきて、森が生まれ、人類は再び愛を知る。 エミリ・ディキンスンの詩に 草原に必要なのはクローバーひとつとミツバチ とあるが、そんな美しさがある。 だが結局人類は争いを起こすのだが… シンプルな話だけど、感動した。 ほぼ全盲の作家が描いた本作。作家は自分の絵がうっすらとしか見えていなかったらしい。
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夏になると図書館に現れる平和コーナーにあった一冊 初版は1939年11月、9月にナチスドイツがポーランドに侵攻して第二次世界大戦が勃発した時期。 人は繰り返し敵対し、世界を滅ぼし、生き残った1人の男と女と一輪の花から愛が生まれて自然が甦り、家を作り住処を構え、兵士がうまれ、『弁...
夏になると図書館に現れる平和コーナーにあった一冊 初版は1939年11月、9月にナチスドイツがポーランドに侵攻して第二次世界大戦が勃発した時期。 人は繰り返し敵対し、世界を滅ぼし、生き残った1人の男と女と一輪の花から愛が生まれて自然が甦り、家を作り住処を構え、兵士がうまれ、『弁舌家』というのが ポイントなのかと。 表紙以外は白黒の絵なのにさまざまな色が浮かぶ。 簡潔だが深い一冊…
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43冊目『世界で最後の花 絵のついた寓話』(ジェームズ・サーバー 作、村上春樹 訳、2023年6月、ポプラ社) 第十二次世界大戦後の世界を寓話的に描いた絵本。原本は1939年11月、第二次世界大戦勃発から2ヶ月に刊行された。 過ちを繰り返す人間への失望と、それでも人間の良心を信じ...
43冊目『世界で最後の花 絵のついた寓話』(ジェームズ・サーバー 作、村上春樹 訳、2023年6月、ポプラ社) 第十二次世界大戦後の世界を寓話的に描いた絵本。原本は1939年11月、第二次世界大戦勃発から2ヶ月に刊行された。 過ちを繰り返す人間への失望と、それでも人間の良心を信じたい作者の葛藤が垣間見れる。 簡潔な文章と素朴なイラストで綴られた作品だが今なおそのメッセージ性が弱まる事はない。この本を古く感じる時代が訪れる事を願う。 〈ただ、ひとりの男性と ひとりの女性と そして一本の花だけはべつにして〉
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この本が初めて刊行されたのは1939年。ナチス・ドイツがポーランドに侵攻し第二次世界大戦が勃発した直後。それから80余年。村上春樹の新訳として再発行されたのが2023年。ロシアによるウクライナ侵攻の直後。この本に描かれる戦争を繰り返す愚かな人類は寓話なんかじゃない。
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5歳4ヶ月。オススメ本。図書館 (知人が小学校高学年への読み聞かせに使用との事) 戦争を始める愚かさと、繰り返す運命、めぐりあい、人間の性(さが)、虚無、喪失、再生への果てしない道のり、希望、平和。 文字通り、ひと言では表せない世界の課題について 村上さんの翻訳で。 この...
5歳4ヶ月。オススメ本。図書館 (知人が小学校高学年への読み聞かせに使用との事) 戦争を始める愚かさと、繰り返す運命、めぐりあい、人間の性(さが)、虚無、喪失、再生への果てしない道のり、希望、平和。 文字通り、ひと言では表せない世界の課題について 村上さんの翻訳で。 この難しい課題をややユーモアに、且つ 疑問を残しつつ描いている。
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戦争を繰り返す人類の揶揄絵本 以下、公式の説明 ------------------ なぜ人間は戦争を繰り返すのか? わたしたちは戦争のない未来をつくることができるのか? 第二次世界大戦開戦直前に描かれた、今を生きるわたしたちに託された平和への切実な願い。世界で読み継がれてき...
戦争を繰り返す人類の揶揄絵本 以下、公式の説明 ------------------ なぜ人間は戦争を繰り返すのか? わたしたちは戦争のない未来をつくることができるのか? 第二次世界大戦開戦直前に描かれた、今を生きるわたしたちに託された平和への切実な願い。世界で読み継がれてきたロングセラーを、村上春樹の新訳で復刊。 【内容紹介】 第十二次世界大戦が起きた世界。文明は破壊され、町も都市も、森も林も消え去った。残された人間たちは、ただそのへんに座りこむだけの存在になってしまった。ある日、ひとりの若い娘がたまたま世界に残った最後の花を見つけます。その花をひとりの若い男と一緒に育てはじめます。すると……。 【ニューヨーク・タイムズ紙絶賛!】 「戦争に関する作品のなかで、最もシリアスで、最も皮肉とユーモアを感じる一冊である」 【村上春樹氏による訳者あとがきも収録】 世界では今でも、この現在も、残酷な血なまぐさい戦争が続いています。いっこうに収まる気配はありません。それはあとになったら、当事者の将軍たちでさえ「何のための戦争だったかもう思い出せない」ような戦争であるかもしれません。そんな中で「世界で最後の花」を守るために、多くの人が力を合わせています。この本も、そんなひとつの力になるといいのですが。(「訳者あとがき」より抜粋) ------------------ 何で人は戦争をするのかと言えば、何らかの資源の奪い合いというのが本質なのだろうな だから、人口が適切で人々の生活が充分に満たされていれば戦争は起こらないのかもしれないけど そんな夢みたいな世界が実現するわけがない SFのディストピアみたいな、人類が完全にコントロールされたものなら成立するかもしれないけどね ただ、人類は戦争そのもので滅亡することはない 核兵器がどれだけあっても、それでも生き残る人はいるだろうし そして生き残った人達やその子孫の生活圏が重なれば、いずれ資源の競合が起きて戦争になってしまうと 絵空事ではあるけど、「世界で最後の花」を皆で大事に育てられればいいのになぁと思う
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訳者の村上春樹が指摘している通り、1932年生まれの娘のために1939年に出版されたことが何より衝撃。 戦争が起きる古今東西のメカニズムをやや達観して、それでも幼い子供のために希望を捨てずに描いて書店に並べたその年に、史上かつてないような残酷な戦争が起きるとは.... もう人間...
訳者の村上春樹が指摘している通り、1932年生まれの娘のために1939年に出版されたことが何より衝撃。 戦争が起きる古今東西のメカニズムをやや達観して、それでも幼い子供のために希望を捨てずに描いて書店に並べたその年に、史上かつてないような残酷な戦争が起きるとは.... もう人間性の何が救いなのかわからないですね...
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乱雑なくらい素朴な線は、作者さんがほとんど目の見えない方だっただからだそう。 シンプルなストーリーだけど、だからこそ最後にかけてのインパクトは強烈。「歴史は繰り返す」って、そんなクリシェで終わらせていいのか、考えさせられます。
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