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女優めし(4) の商品レビュー

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2023/09/17
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※このレビューにはネタバレを含みます

この(4)も、撫子さんは美しかったです。もう、表紙から、読み手の食欲を刺激してくると同時に、撫子さんの色っぽい視線にドッキンコさせてきます。この構図、完全に確信犯ですよね、藤川先生、うえの先生。 撫子さんが美人であるのは、既に周知の事実ではあります。当然、美人の中でも、特に突き抜けている、上の上であるのは揺るぎません。 意見は色々でしょうが、上の上である美人ってのは、見た目だけじゃダメな気がします。 あくまで、私個人の感覚ではありますけど、上の上の美人は、食事の所作、これが洗練されているものじゃないでしょうか? 『女優めし』で、撫子さんの食べ方を見ていると、私の感覚は間違ってないな、と確信させてくれます。 皆さんの近くにも、もしかしたら、いるかも知れませんが、美人もしくは美少女なのに、食べ物が口の中に入ったまま喋ったり、クチャクチャと大きな咀嚼音を立てたり、また、箸使いが雑だったり、食べかすをそこらに飛ばしたりするタイプ。 百年の恋も冷めるってのは大袈裟でしょうが、なまじ見た目が良いだけに、食事の所作がみっともないと、余計にガッカリさせられてしまいますよね。 けど、撫子さんは、ますます、惚れ直させてくれる食べ方なんですよね。丼ものでも、定食系でも、麺類でも、そのメニューに適した美しい食べ方をし、私ら読み手を魅了してくれます。 多分、いえ、間違いなく、藤川先生とうえの先生は、撫子さんの食べ方にも、しっかりと意識を向けてくれています。食系漫画が好きな漫画読みとしては、そこが嬉しいですよね。 この(4)も、そんな撫子さんの美しい食べ方で、どれもが、ますます美味しそうに見えるメニューばかりでしたが、個人的に、最も、腹の蟲が吠えたのは第36食「神の一手」で提供された、自家製チャーシュー、鶏ささみ、牛肉のたたき、でした。一流レストランやデパートの地下グルメではなく、商店街にあるお肉屋さんが作っている一品ってのが、実に好い。このホッと出来る味は、地元に根付いた店だからこそ出せるものじゃないですかね。 そんな庶民的な一品を食べる時でも、撫子さんの所作は美しかったです。こうゆうのに適した食べ方があるのか、と思うかもしれませんが、撫子さんの美しさは、「あるんだな」と思わせるだけの凄味があります。発泡酒を飲む時の勢いの良さは、実に素晴らしいですよ。箸でなく、竹串でチャーシューなどを口へ運び、その旨味を堪能している様に、読み手のほとんどが、体の中の血が熱くなってしまったに違いありません。ほんと、罪作りな美女ですよ、撫子さんは。 この名言を引用に選んだのは、撫子さん、さすがです、と感服しきったので。 女性が口を大きく開けて、食事をする、なんてみっともない、と仰る方もいます。 まぁ、その意見自体は間違っちゃいない、と私も思います。 しかしっ、世の中には、周りの視線や意見など気にしちゃいられないほど、羞恥心を吹っ飛ばすほど、ビッグサイズで美味しいモノがあるのです。 そんなビッグサイズを気持ちよく食べるには、なおかつ、作ってくれた人への感謝を惜しまずに表現するには、どうするべきでしょうか。 そう、一気に、ガバッッッと大きく、顎が外れんばかりの勢いで、一切の躊躇なく、口を開けて挑むのが正解であり、礼儀っっ。 むしろ、お上品にちょぼちょぼ食べる方が、不正解であり、マナー違反なのです!! 美人の皆さん、こういうサンドイッチやハンバーガーを食べる時は、遠慮しないでください。 案外、アグレッシブに食べる、そんな姿に惹かれる男性は多いんですよ。 (サンドイッチは、縦で食べるのがマナーなんていいますが・・・この巨大サンドイッチの場合、縦とか横じゃなく、とにかく、こぼさないよう、お皿に置かれた角度のまま、口へ真っ直ぐ持ってきて食べる!のだけど、あう、口の幅がぎりぎり・・・でも、「サンド」で味わってこそのサンドイッチ!思い切って、がぶっといきます!)(by和泉撫子)

Posted byブクログ