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堤未果のショック・ドクトリン の商品レビュー

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58件のお客様レビュー

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2025/10/12

◆「ショック・ドクトリン」に気をつけろ! 「ショック・ドクトリン」という言葉を知っていますか? 2007年にカナダのジャーナリスト、ナオミ・クラインが書いた本のタイトルですが、 シカゴ学派の経済学者ミルトン・フリードマンが 「真の変革は、危機状況によってのみ可能となる」として、...

◆「ショック・ドクトリン」に気をつけろ! 「ショック・ドクトリン」という言葉を知っていますか? 2007年にカナダのジャーナリスト、ナオミ・クラインが書いた本のタイトルですが、 シカゴ学派の経済学者ミルトン・フリードマンが 「真の変革は、危機状況によってのみ可能となる」として、災害時などのドサクサに紛れて、 徹底した新自由主義・市場原理主義を導入してきたことを批判したものです。 「ショック・ドクトリン」は、「惨事便乗型資本主義」と意訳され、 本の副題も「惨事便乗型資本主義の正体を暴く」となっています。 今回、ご紹介する本のタイトルは『堤未果のショック・ドクトリン』。 著者は、2001年のアメリカ同時多発テロの当日、 崩壊したツインタワーに隣接したビルの20階にある野村證券で働いていました。 事件の現場を目の当たりにし、自らもかつてない恐怖体験をした堤さんですが、 実はテロの地獄よりももっと怖いものがあるといいます。 恐怖と怒りでパニックになった人々の憎悪が、 テロリストという敵に向かって凄まじい勢いで吹き出していたことです。 「次のテロはいつ来るのか?」「自分と家族を守るにはどんな武器が必要か?」が 人々の関心事となり、メディアも恐怖をあおる報道ばかりが流されるようになったのです。 こうして銃の売り上げが一気に上昇、 国会では巨額の軍事予算が満場一致で承認されました。 同じ論調ばかりに違和感を覚えていましたが、政府の方針と異なる意見は、 ネットでもいつの間にか凍結され読めなくなっていました。 それからまもなく「愛国者法」がスピード可決。 テロリストからアメリカの治安と国民を守るため、通話記録の収集をはじめ、 当局が国内の隅々まで監視する権限を持つというもので、 かつて日本にあった治安維持法を思わせる内容でした。 これにより、政府は、国民を日常的に監視する権限を手に入れたのです。 こうして、アメリカも実は、中国に負けない監視国家になっていたことを、 本書で改めて認識しました。 近年のトランプ大統領による、移民に対する令状なき逮捕や強制送還をみても、 その傾向は、ますます拍車がかかっているようです。 これが序章で紹介されている「私のショック・ドクトリン」ですが、 世界のショック・ドクトリン事例として、2003年のイラク戦争、2004年のスマトラ沖地震、 2005年のハリケーン・カトリーナのほか、2011年の東日本大震災、 2020年以降の新型コロナパンデミックでもあったとしています。 そして、本書では、現代日本における事例として、 続く1~3章で「マイナンバーという国民監視テク」 「命につけられる値札コロナショック・ドクトリン」 「脱炭素ユートピアの先にあるディストピア」として解説しています。 さきほど、「アメリカも中国に負けない監視国家になっていた」と書きましたが、 読み進むと、日本も、まさに同じ道を進みつつあることを改めて実感させられました。 ちなみ、堤さんは、9月11日の体験から証券会社をやめ、 アメリカの報じられない実態を明らかにしようとジャーナリストになり、 2008年に出版した、アメリカの経済徴兵制と戦争民営化の現実を描き出した 『ルポ 貧困大国アメリカ』は、80万部のベストセラーとなり新書大賞も受賞。 その後も、『沈みゆく大国アメリカ』『政府は必ず嘘をつく』『政府はもう嘘をつけない』 『日本が売られる』『デジタル・ファシズム』『国民の違和感は9割正しい』など、 話題作、問題作を次々と発表しています。

Posted byブクログ

2025/07/20

ナオミ・クライン著『ショック・ドクトリン』が2007年に出版されてから15年近く過ぎた今、社会のデジタル化が進み、情報による大衆操作が可能になったことで、より気付かれにくく、より大規模なショック・ドクトリンが行われているようになっている現状について、 著者自身のニューヨーク滞在中...

ナオミ・クライン著『ショック・ドクトリン』が2007年に出版されてから15年近く過ぎた今、社会のデジタル化が進み、情報による大衆操作が可能になったことで、より気付かれにくく、より大規模なショック・ドクトリンが行われているようになっている現状について、 著者自身のニューヨーク滞在中の9.11経験や、その後の経過を踏まえ、コロナ・パンデミックやウクライナ戦争なども「ショック・ドクトリンの道具」になっている、といった警鐘を鳴らしつつ、 現在進行中の社会や政治の動きに注視し、その動向を慎重に読み解いていくことを読者に強く勧める一冊。 ショック・ドクトリンの特徴や、その見破りかたについて、丁寧に示されている。 日本人にとっては、著者が大きく影響を受けたというナオミ・クライン著『ショック・ドクトリン』よりも身近なテーマを題材に解説されているので、 読みやすく、わかりやすい内容ではないかと感じた。 あれもこれも全部を疑うような陰謀論的な態度は歓迎できない一方で、 過去の「対テロ」戦争において実際にショック・ドクトリンが起きていたことは(ナオミ・クラインの説明によると)間違いではないようだし、それに対する大きな反論を見かけないことからも事実なのだろうと思う。 どれがショック・ドクトリンのオペレーションに組み込まれた現象なのか、見極めるのは簡単なことではないが、 既に過去に何度も繰り返されてきた事実を冷静に受け止め、可能性ベースとして「ショック・ドクトリンが起きているかもしれない」という視点で物事を観察することの重要性を、 日本におけるコロナ禍後のさまざまな具体的な社会的・政治的な動きの実例と共に示唆してくれる良書。 著者が書く内容には、 “状況証拠に基づく憶測”も含まれているが、 「自分の頭で考える」という意味でも、逆に評価できる、という見方もできるように思った。

Posted byブクログ

2025/04/26

911を原体験として、災害対策からコロナ、脱炭素といったテーマの裏で起こっている一部勢力の自己中心的な動きのリスクを列挙していた。ショックドクトリンというのは聞き慣れない言葉だけど、十分にあり得るのだろうな…

Posted byブクログ

2025/04/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ヒャー、びっくりした 『政府のやりたい放題から身を守る方法』 だって テロや大災害が起こりみんながショックでボーっとしてるとき スピーディに勝手な都合の良い方に舵をとってしまう ヒャー、知らんかった こわ 過去の事例をたくさん上げて丁寧に解説していく しっかりまなこを開かねば! 白内障の手術の後で目がぼやけてるけど マイナカード こわいんですけど ≪ 違和感を 少し深めて よく見よう ≫

Posted byブクログ

2025/02/22

気づきという観点では読む意味が十分である。しかし、本書が示すように、意見に流されてはいけない、主体的に疑い考えることが大切である。

Posted byブクログ

2025/02/10

珍しく具体的な事象ではなくやや理論的というか方法論的な話。 「人絶ち」は興味深い修行方法だと思う。たまにデジタルデトックスというのを聞くが,それの極地だろう。インプットを完全に遮断するということだが,アウトプットも禁じられるのだろうか? ショックドクトリン ①ショックを起こす...

珍しく具体的な事象ではなくやや理論的というか方法論的な話。 「人絶ち」は興味深い修行方法だと思う。たまにデジタルデトックスというのを聞くが,それの極地だろう。インプットを完全に遮断するということだが,アウトプットも禁じられるのだろうか? ショックドクトリン ①ショックを起こす ②政府とマスコミが恐怖を煽る ③国民がパニックで思考停止する ④過激な新自由主義政策を導入する ⑤多国籍企業と外資の投資家達が,国と国民の資産を略奪する 最大のコツは「国民がショックによる思考停止から我に返る前に,スピーディに社会をつくりかえてしまう」こと 15分都市というデジタル監獄 おかしいなと思ったときはお金の流れをチェック ナオミ・クライン読まないとな。

Posted byブクログ

2025/01/12

うーん、内容は悪くないのだけれど、読み手を誘導するような文章が苦手というか、自分的にはマイナス評価です。 読む価値はあるとは思うけど、この本の内容に対しても一定の距離をおいて判断したほうが良いと思います。

Posted byブクログ

2024/10/20

以前から東日本大震災後の世の中に違和感を明確にしてくれた感じがします。 本書では、マイナンバー、コロナワクチン、脱炭素の裏側で何が起きているかを詳しく述べており、とても勉強になりました。 これに限らず、何事にも鵜呑みにせず、自身で考えなければならないと気づかせてくれた良書だと...

以前から東日本大震災後の世の中に違和感を明確にしてくれた感じがします。 本書では、マイナンバー、コロナワクチン、脱炭素の裏側で何が起きているかを詳しく述べており、とても勉強になりました。 これに限らず、何事にも鵜呑みにせず、自身で考えなければならないと気づかせてくれた良書だと思います。

Posted byブクログ

2024/09/28

これはリアルな世界。ただリアルな世界の話だと認識するためには、普段から違和感をキャッチするアンテナを立てないと。 大災害やテロで国民が思考停止に陥っている隙に、今だけカネだけ自分だけの巨大資本に、個人情報を含む資産を略奪される、ショック・ドクトリン。 マイナカード、コロナワクチン...

これはリアルな世界。ただリアルな世界の話だと認識するためには、普段から違和感をキャッチするアンテナを立てないと。 大災害やテロで国民が思考停止に陥っている隙に、今だけカネだけ自分だけの巨大資本に、個人情報を含む資産を略奪される、ショック・ドクトリン。 マイナカード、コロナワクチン、太陽光発電、EV自動車、顔認証システム、知らないって怖い。 堤さんのシリーズは、忘れないように読み返したいね。

Posted byブクログ

2024/07/19

9.11、コロナショック、地球温暖化、マイナンバー? 世界を震撼させる出来事に乗じて、しれっと自分たちが通したい法律を通して、 お友達だけが優遇される世界を作る政府。 9.11のアメリカの成功がすべてで、世界中がそれをまねるようになった。 確かに日本の現状はまさにそれ。政府、...

9.11、コロナショック、地球温暖化、マイナンバー? 世界を震撼させる出来事に乗じて、しれっと自分たちが通したい法律を通して、 お友達だけが優遇される世界を作る政府。 9.11のアメリカの成功がすべてで、世界中がそれをまねるようになった。 確かに日本の現状はまさにそれ。政府、大企業、お友達だけが利益を得る。 一般庶民には目もむけない。 そういえばひとつ前に読んだマンションの本もそういう意味合いだった。 高いほど売れるマンション。住む人のことなど考えていない。 利益が出ればいい、、、 私が困ってしまうのは、その根源的な考え方をしているのが、 ミルトン・フリードマンだ、と言い切っているところだ。 私にとってのフリードマン教授は「選択の自由」 頭の悪い官僚にものを決めさせるのではなく、経済原理によって、 いわば神の見えざる手によって、経済は最適解に回る。 そう信じているのだが、いわゆる「新自由主義」悪の権化のように語られる。 ここは納得いかないのだが、、 ただ、今先進各国、いや、途上国もか、で起こっていることはまさに、 トップだけ利益をむさぼり、国民は置いてけぼり、の世界だ。 五輪も万博も同じこと。 それより夏休みの食事にもことかく子供たちを救え、だ。 とにかく政権交代で一度膿を出さないといけない。 そういう時期だ。 序章 9.11と3.11――私のショック・ドクトリン 第1章 マイナンバーという国民監視テク 第2章 命につけられる値札――コロナショック・ドクトリン 第3章 脱炭素ユートピアの先にあるディストピア

Posted byブクログ