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主婦悦子さんの予期せぬ日々 の商品レビュー

3.9

12件のお客様レビュー

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2025/12/31

祖母の本棚から。 あまり気分が落ち気味だったから、軽く読めて明るくなれる本を…と手に取った1冊。大成功! はじめはバラバラだった家族が、様々なアクシデント(?)をきっかけに少しづつ絆を深めていく。登場人物がみんなちょっと癖あり。でも温かくて応援したくなる。 特に秀二さんが本当に素...

祖母の本棚から。 あまり気分が落ち気味だったから、軽く読めて明るくなれる本を…と手に取った1冊。大成功! はじめはバラバラだった家族が、様々なアクシデント(?)をきっかけに少しづつ絆を深めていく。登場人物がみんなちょっと癖あり。でも温かくて応援したくなる。 特に秀二さんが本当に素敵でした。 「課題の分離」を小説で意識したのは初めてで新鮮だったな。 家族の距離感や思い込み、小さい頃の記憶に気づかないうちにかかったフィルター。 自分にもフィルターや思い込みが邪魔をして切れてしまった縁があるように思う。 あの時もう少し素直になれていたら。言葉に出して伝えられていたら、今も繋がっていたかもしれない縁。後悔はないけれど、今ある縁を大切にして素直に生きていかなきゃな。

Posted byブクログ

2025/11/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人生は自分の思う通りにはならない。 どちらかというと、巻き込まれる形で進んでいく。 自分が30代に入り、家族・親戚の中で、病気する人・亡くなる人・新しい家族が生まれた人・お金がなくなった人・社会復帰して仕事を始めた人などなど、いろんな人生の分岐点が生まれるようになった。 さらには、ひとつの出来事がきっかけとなっていろいろな人の人生が連動して動き出すのを目の当たりにしていたので、本作の「母さん、人生って勝手に展開していくのね。…」(p179)という一言がとても刺さった。 親戚まわりのやり取りって面倒だなぁと思うことも多いけど、誰かの一大事の時にこんな風にみんなで団結していけるのはちょっとうらやましいかも。

Posted byブクログ

2025/08/05

初めて読む作家さん。 解説にも書いてあったが、まるでテレビのホームドラマを見ているよう。 こんな事を言ったら作家に失礼にあたるかもしれないが、息抜きに読むのは丁度いい。

Posted byブクログ

2025/04/25

フィクションらしさの強いホームコメディなのだけど、実際にこういう状況は起こり得そうで、きっと家族や人間関係に関して抱く悩みの類は似てくるのだろうなと感じるストーリー。 自分以外の人に起こることは、見守ることで状況は落ち着いていくものでありつつ、 自分自身のもやもやはいざ行動してみ...

フィクションらしさの強いホームコメディなのだけど、実際にこういう状況は起こり得そうで、きっと家族や人間関係に関して抱く悩みの類は似てくるのだろうなと感じるストーリー。 自分以外の人に起こることは、見守ることで状況は落ち着いていくものでありつつ、 自分自身のもやもやはいざ行動してみるとすぐに状況は変わっていくのだろうなと思う。

Posted byブクログ

2025/01/28

同じ主婦として共感出来るところがたくさん。 私は子供にガミガミ言ってしまう母なので、 「相手にわぁわぁ言い募るのって不安な自分を守るため」にドキッ、、! 本当にそうだ!いつもそうだ!と何度も頷いてしまった。 智子の話しはありきたりというか、想像どおりと感じ。

Posted byブクログ

2024/11/15

殺人も詐欺もでてこない、基本的にいい人ばかりの普通に幸せな家族のお話。 つまらなくはないけれど、特段面白くもないかな。 ただ、高齢になるとさまざまな理由で友達が消えていくって言うのは、名言だと思った。

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2024/08/11

悦子さんが主人公かとおもったら、悦子さんの母が、主人公みたいだった。多世代で繰り広げる、想像できない優しい日常。

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2024/04/11

悦子さんだけでなく、登場人物全てがホームドラマのようなくせがあるが実は良い人ばかり。 おかげで楽しく読めました。 自分の家族も他から見たらこんな感じかもと思うと少し気が楽になる。 自己肯定には良い本。 初出は少し前だが、今でも十分楽しめます。

Posted byブクログ

2024/03/04

久しぶりの面白いなーと思える一冊。 もう少し若いとまた違ったかもしれないけど、悦子さんに近い年代にはわかるわかるって部分も多かった。 まぁなかなかこんなドタバタが一度に来るような家は無いだろうけど。 先が見えず雲の中にいるような時も、どこから新しい風が吹いて雲を吹き飛ばしてくれる...

久しぶりの面白いなーと思える一冊。 もう少し若いとまた違ったかもしれないけど、悦子さんに近い年代にはわかるわかるって部分も多かった。 まぁなかなかこんなドタバタが一度に来るような家は無いだろうけど。 先が見えず雲の中にいるような時も、どこから新しい風が吹いて雲を吹き飛ばしてくれるか、雲から出たら思いもしない所だったりとか、人生ってまだまだわからないもんだなーと思いました。 ちょっと疲れた時に読むとふふって気分になりそう。

Posted byブクログ

2023/12/04

小説は久しぶりだった。小説は読みやすいかそうでないかが顕著に表れる。書き手の傾向とか読み手の読解力にも関係する。この小説について言えば前者!非常に読みやすかった。疾走するように読めた。面白い2時間ドラマのようだった。読んでいて情景が浮かぶ。主人公のキャラクターに負うところもあるが...

小説は久しぶりだった。小説は読みやすいかそうでないかが顕著に表れる。書き手の傾向とか読み手の読解力にも関係する。この小説について言えば前者!非常に読みやすかった。疾走するように読めた。面白い2時間ドラマのようだった。読んでいて情景が浮かぶ。主人公のキャラクターに負うところもあるが、やはり作者の力量だろう。主人公は59歳の主婦「悦子」さんを中心に、定年間近の夫65歳、シングルマザーの娘、バラサイトの息子の4人家族。ほかに一人暮らしの老母に年下の恋人、最近離婚してきた57歳の弟が織りなす物語だ。 普通の家庭、どこにでもいるような家族に訪れるリアルな波乱の日々、深刻なのになぜか笑える「こういうことってあるよね」と感情移入しやすいことも多い。でも心に染み入る話だった。 「悦子」さんは先走りしやすく自分が正しいと思うことを家族に押し付けるきらいがある。例えば娘の結婚相手を「年下だから、大卒でないから、何より定職についてないから」と反対する。それは自分の娘が不幸な目に会わないようにと親心な訳で、彼女の経験値からも失敗している事例を多く見ている、そんな覚悟の上からだ。そのへんは自分も親として理解はできる。たが彼女は真っ向否定から入る。そうなると娘もだまっていない「ママの考えって最低、人を学歴や年齢、職種で判断するわけ?俗物すぎる、軽蔑しちゃう、人としてどうよ」と反論され、以後絶交状態に入る。結果的には別の理由で娘は離婚しシングルマザーになるのだか、反対にそれを乗り越え、たくましく生きることになる。人生はわからないものだ。人生はなるようにしかならない。計算しても計画しても予期せぬ出来事が起きる。憧れや羨むような他人の人生もその人の真実は知り得ない。人生誰しも起伏の中で生きている。波風のない人生ってあるのだろうか。生きて行けば何かしら抵抗がある。それを前提で生きていかないと自分で悩みを拡大してしまう。ムダな悩みを再生産してしまう。悩みのスパイラルから抜け出せなくなる。先ずは何が起きても受け入れる。起きるすべてのことは人生の彩りと考える。すべてはここから始まるのだろう。考えても、求めても人生に正解はない、子育てにも正解はない。正解を求めることや「こうあるべき」の思考は自分を苦しめる。どうあがいたって人生は予測不能、想定外な方向に展開するものだ。悦子さんは最後に気づく。彼女にはなんでも相談したり愚痴を聞いてもらっていた唯一の親友がいた。聡明で理知的で合理的、常に将来を計画的に生きて来た憧れの存在だった彼女。その彼女と数ヶ月も連絡が取れなくなったのだ。悦子は思う「彼女に愚痴をたれ流し何でも聞いてもらっていたがついに嫌われたのだ」狼狽する悦子。なんとか転居先を探しあて謝罪に向かう。しかし彼女にも事情があった。予期せぬ出来事からうつ状態に陥り悦子からの電話も取れるような状態ではなかった。悦子は彼女の人生にも当たり前に波瀾があるなどとは考えても見なかった。ただ自分の事情だけを優先させていたことを恥じた。人生はすべて想定外、それは誰の人生も同じ、その時に『たじろがない』ことを親友と確認し合うのだった。 還暦を迎える人、またすでに迎えた人にも共感できる内容だった。あ〜人生を達観するのは難しい。 もしこの小説をドラマ化するなら「悦子」さんはぜひ『天海祐希』でキャスティングして欲しい。

Posted byブクログ