マンガ ビジネスモデル全史 の商品レビュー
いやー、こんな面白い本とは思わなかった。 マンガ、ってだけで、なんかやっつけ的なものかと思ってたら、 イノベーションを起こしてきた企業の中心人物が生き生き描かれていた。 企業名はほとんど知っていたが、ビジネスモデルを考えた人の名前は 半分くらいしかわかってなかった。 知ってる人...
いやー、こんな面白い本とは思わなかった。 マンガ、ってだけで、なんかやっつけ的なものかと思ってたら、 イノベーションを起こしてきた企業の中心人物が生き生き描かれていた。 企業名はほとんど知っていたが、ビジネスモデルを考えた人の名前は 半分くらいしかわかってなかった。 知ってる人の似顔絵は似てたから、知らない人もおそらくマンガのような感じなのだろう。 彼らが楽しくビジネスモデルを語ってくれた。 1ビジネスモデルにつき4,5ページと限られた紙面しかなかったが、 それでもマンガは多くを語ってくれた。 それぞれ最後に締めで1ページ解説があって復習できたし。 こういうのが350年分あった。80社120人70モデル。 共通して言えることは、 この本では「高速試行錯誤」。 私の使い慣れた言葉では「試行錯誤の高速回転」 要するにどんどん失敗して成功に近づけ、ってこと。 今の日本の教育のように、失敗を極度に恐れる子供たちを生み出すようではいかんのだ。 工業社会は歩留まりがないのが正解だが、今はもう違う。 いや、ほんとは昔から違う。アイデアが富になるのは江戸時代から続いているのだ。 たまたま工業化の部分で日本が大成功しただけ。 ビジネスモデルでは越後屋、セブンイレブン、ユニクロ、コメリが出てくる程度だ。 あ、任天堂も。 教育の考え方を変えて、イノベーションの世界に進まねば。 0から1を生むのではなく、いろんなものを組み合わせればいいのだから。 日本人もできるはずだ。 失敗さえ恐れなければ。 経営戦略の要素 ①ターゲット ②バリュー ③ケイパビリティ ④収益モデル 序章 お金にまつわる5つのビジネスモデル革新 第1章 ビジネスモデルとは何か 第2章 近代ビジネスモデルの創世期(1673~1969) 第3章 近代ビジネスモデルの変革期(1970~1990) 第4章 世紀末、スピードとITによる創世記(1991-2001) 第5章 新世紀、リアルも巻き込んだ巨人たちの戦いと小チームの勃興(2002~2014) 第6章 どうビジネスモデル変革を起こすのか? 第7章 今、日本から世界に挑戦できること 新章 2014~23年の世界とビジネスモデル ●メディチ家「国際為替・決済」 ●三井越後屋「現金掛け値なし」 ●バンカメ「VISAカード」 ●スクエア「モバイルペイメント」 ●A&P「チェーンストア」 ●シアーズ「GMS」 ●フォード「垂直統合」 ●ジレット「替え刃モデル」 ●CBS「広告モデル」 ●ゼロックス「従量制課金モデル」 ●トヨタ「リーン生産」「系列モデル」 ●オークネット「B2B eマーケットプレイス」 ●デル「ダイレクトモデル」 ●ギャップ・ベネトン「SPA」 ●グーグル「キーワード広告」 ●アマゾン「ワンストップ」「ロングテール」 ●アリババ「大フリーミアム」 ●メイシーズ「オムニ・チャネル」 ●クアルコム・ARM「知財」 ●キックスターター「クラウドファンディング」 ●ズーリリー「会員制フラッシュモデル」 ●フォードの垂直モデル、 ●Yahoo!のポータル ●Googleの検索語広告 ●Facebookのソーシャル・ネットワーク ●アリババの巨大フリーミアムモデル ●チェスブロウのオープン・イノベーション ●知財専業モデルのクアルコムとARM ●知の余剰を活かしたリンカーズ ●グローバルニッチを征した日東電工 etc.
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マンガにしたからといって読みやすいということは全くない。画が下手(孫さんや柳井さんは似ていないことこの上ない)な上にマンガなのに文字が多くてかえって読みにくく、また文章になっていないからこそまとめがうまくいっていない。まとめは各章毎にあるはあるのだが、マンガの内容をなぞっているだ...
マンガにしたからといって読みやすいということは全くない。画が下手(孫さんや柳井さんは似ていないことこの上ない)な上にマンガなのに文字が多くてかえって読みにくく、また文章になっていないからこそまとめがうまくいっていない。まとめは各章毎にあるはあるのだが、マンガの内容をなぞっているだけだし、細かい字でまとめられていてマンガからのギャップで読みにくい。
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10年前に書かれた本の漫画版。10年前と今ではだいぶ変わったんだな気づきは得られる けど本の装丁は最悪に近い。デカすぎ重すぎ。
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