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隠居おてだま の商品レビュー

3.5

27件のお客様レビュー

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2024/10/12

隠居すごろくも面白かったが、更にみんな成長! 千代太、ご隠居、お楽、それぞれがイキイキとしていた。 お登勢さんがステキ!

Posted byブクログ

2024/06/09

図書館で偶然見つけて即行借りた、『隠居すごろく』に続くお話です。前作で始めた組紐商いも軌道にのったようで、さて今回は?と思いきや…ごごごご隠居ーっ!いいんですかっそれでーっ‼…というラストになり、正直めっちゃびっくりしました。まぁ、次の3作目でまたまぁるく収まりそうな気はしてます...

図書館で偶然見つけて即行借りた、『隠居すごろく』に続くお話です。前作で始めた組紐商いも軌道にのったようで、さて今回は?と思いきや…ごごごご隠居ーっ!いいんですかっそれでーっ‼…というラストになり、正直めっちゃびっくりしました。まぁ、次の3作目でまたまぁるく収まりそうな気はしてますが…商家のメンツとかご隠居の頑固さとか、何でそこまでこじらせてしまうかなぁという気もしますが^^;

Posted byブクログ

2024/04/18

「隠居すごろく」の続編。 すごろくの次はおてだま。人生なんてそんなに簡単に上手くいかないモノ。あっちに振られ、こっちに振られ、隠居後の生活を上手く表現しているなと思った。 前作で上手く収拾ついていたように思えたものが、次々ともうひと悶着あって、、、しかしながら、それらも何とか...

「隠居すごろく」の続編。 すごろくの次はおてだま。人生なんてそんなに簡単に上手くいかないモノ。あっちに振られ、こっちに振られ、隠居後の生活を上手く表現しているなと思った。 前作で上手く収拾ついていたように思えたものが、次々ともうひと悶着あって、、、しかしながら、それらも何とか上手く収まりそうだったのに、最後の最後でお楽と錺職人の秋治のできちゃった婚でとんでもない展開に。いや、決してアンハッピーではないんだけれど、これは続きがないと嫌だー!っていうモヤモヤの残る終わり方。お願いだから、めでたしめでたしな結末を読むまではこのシリーズ終わらないで(哀願)

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2024/04/05

この人の本を読み始めてもう何冊にもなるけど、初めて結末にちょっと納得いかない感じがした。途中まで各家庭のごちゃごちゃがあって、大本に嶋屋の娘のゴタゴタがあってとても面白かったのに、最後がなー。そもそもこの娘が全部悪いんだから、もうちょっと長くしんどい想いをしてもらいたい。だってあ...

この人の本を読み始めてもう何冊にもなるけど、初めて結末にちょっと納得いかない感じがした。途中まで各家庭のごちゃごちゃがあって、大本に嶋屋の娘のゴタゴタがあってとても面白かったのに、最後がなー。そもそもこの娘が全部悪いんだから、もうちょっと長くしんどい想いをしてもらいたい。だってあんな仕打ちはご隠居があまりに可哀想。と、相変わらず登場人物に肩入れしてしまうほど面白い物語。

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2024/03/25

すごろくを読んですぐに借りました。 こっちを読んでまたすごろくに戻りたくなる。 こういう物語調で読むと商いだったりの難しいことも興味深く感じられる。

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2024/01/09

前作「隠居すごろく」で隠居後の生きがいを取り戻した徳兵衛。 出戻り娘の結婚を巡る騒動で、その基盤を破綻させてしまう。 最後に一番大切なものを取り戻す。 短気は損気。

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2023/12/16

『隠居すごろく』の続編。 老舗糸問屋〈嶋屋〉の元店主・徳兵衛の隠居家は、孫の千代太の“拾い癖”のおかげで毎日大賑わい。 組紐屋〈五十六屋〉、子供商いの〈千代太屋〉そして徳兵衛の妻・お登勢が師匠を務める手習所〈豆堂〉という三施設(?)を回している状況です。 そんな中、徳兵衛の末娘...

『隠居すごろく』の続編。 老舗糸問屋〈嶋屋〉の元店主・徳兵衛の隠居家は、孫の千代太の“拾い癖”のおかげで毎日大賑わい。 組紐屋〈五十六屋〉、子供商いの〈千代太屋〉そして徳兵衛の妻・お登勢が師匠を務める手習所〈豆堂〉という三施設(?)を回している状況です。 そんな中、徳兵衛の末娘で出戻りのお楽が錺師の秋治と恋仲になり、赤子を身ごもっていることが判明して・・・。 前作に続き、すっかり“生活&就労支援センター”化している徳兵衛の隠居所。 各キャラの関係性などを思い出すためにも、巻頭の“登場人物紹介”がありがたかったです。 今回は、勘七や瓢吉の両親の問題だったり、善三の恋だったりと、男女のあれこれがテーマになっている印象でした。 特にメインとなっていたのは、お楽の“できちゃった問題”で、頑固&堅物爺さんの徳兵衛にバレたらえらい事になる!とばかりに、皆で秘密裏に事を進めていたのが、却って裏目に出てしまうという展開になりましたね。 徳兵衛にしてみれば、お楽の妊娠云々よりも、自分だけが“蚊帳の外”だったことがショックだったのでしょうね。 それで拗ねをこじらせちゃう気持ちもわからんではないですが、それは今までの自身の言動が招いた結果でもある訳で・・。 後半は〈嶋屋〉ファミリーがどうなってしまうのだろう・・と、心配でハラハラしました。 とはいえ、ラストはほんのり光が見える感じで終わっていましたし、他のキャラ達の今後も気になるので、続きがあるものと期待したいですね。

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2023/11/13

「隠居すごろく」の続編。 前作から間が空いたので詳細を忘れていたが、読んでいくうちに思い出した。 糸問屋〈嶋屋〉の主人だった徳兵衛は還暦を機に隠居。人生を双六に例えれば、『隠居は上がり』だと思っていた徳兵衛だったが『上がり』どころか新たな双六が始まってしまう。 その大元は孫の千...

「隠居すごろく」の続編。 前作から間が空いたので詳細を忘れていたが、読んでいくうちに思い出した。 糸問屋〈嶋屋〉の主人だった徳兵衛は還暦を機に隠居。人生を双六に例えれば、『隠居は上がり』だと思っていた徳兵衛だったが『上がり』どころか新たな双六が始まってしまう。 その大元は孫の千代太。 今で言えば貧困家庭の子供たちを連れてきて徳兵衛に助けを乞い、結果千代太をリーダーにした参詣案内商売をさせている。 また千代太の拾い癖がきっかけで組紐屋〈五十六屋〉を始めることになるのだが、これまでの『苦行』と違って商売を楽しむようになった…というのが前作までの話。 今回の続編を大まかに表現すれば第一話のタイトル『めでたしの先』ということだろうか。 千代太が最初に『拾ってきた』親友・勘七の父親が三年ぶりに帰ってきて、家族が揃い家計も安定してめでたしめでたしかと思えばそうはならず…。 千代太の友人の一人・瓢吉の母親が、再縁した相手の理解もあり瓢吉・逸郎兄弟を引き取りたいと言ってきた。稼ぎをそっくり色街につぎ込む父親と離れられるし、母親の再婚相手も連れ子も優しいので母と暮らす方が良いに決まっているのだが…。 徳兵衛の末娘・お楽は夫と死別後、次々と男を変えて付き合っているが、ついに錺職人・秋吉という良い相手と巡り合った。だが徳兵衛が許すはずもなく更にお楽は妊娠が分かって…。 前作に比べると徳兵衛の四角四面さが少し取れてきたような。お付きの女中・おわさにも度々『ご隠居は変わりましたね』と言われている。 千代太の拾ってくる難題を嫌がりつつも一緒に考えたり、何より貧困家庭の子供たちのことを気にしてくれているのが嬉しい。 だが最後の最後にとんでもないことが。 残り少ないページ数でどう収めるのかとハラハラしながら読んだが、上手く収まったようなまだ先があるような。 他の子供たちの問題やおわさの息子で下男の善三の恋愛問題、秋治・お楽夫婦の今後や〈五十六屋〉の仕入れ先問題などまだ解決していないものもたくさんある。 もしかすると更に続編があるのだろうか。 身内の悶着を『お手玉』に例え、『慣れぬお手玉を、三つも四つも手にしているかのよう』と表した丸喜屋ご隠居のように『ずっしり重いお手玉を握らされている』徳兵衛の今後も見てみたいし、なにより子供たちの成長も見守りたい。

Posted byブクログ

2023/11/12

読み終わったらほっこり めでたしめでたしで終わらない話。家庭の事情を各々で消化していく頼もしい子供たちの話。そして、投げても戻ってくるお手玉のように、隠居しても悶着が続きます 最後はどうなることかとドキドキ。でもほっこりで終わって良かった!

Posted byブクログ

2023/10/23

シリーズ第2弾! 孫の千代田の相談におよび腰な徳兵衛にクスリ。 いったい今度はどんなお願いなのか、ビクビクする徳兵衛の姿が目に浮かぶ。 前作から成長した千代田も相変わらず真っ直ぐな気性で、その素直さと優しさにほっとする。 徳兵衛が隠居後に立ちあげた幾つもの“商い”を舞台に、子ど...

シリーズ第2弾! 孫の千代田の相談におよび腰な徳兵衛にクスリ。 いったい今度はどんなお願いなのか、ビクビクする徳兵衛の姿が目に浮かぶ。 前作から成長した千代田も相変わらず真っ直ぐな気性で、その素直さと優しさにほっとする。 徳兵衛が隠居後に立ちあげた幾つもの“商い”を舞台に、子どもたちや奉公人たちと繰り広げる毎日がにぎやか。 徳兵衛の娘・惚れっぽいお楽のお相手、お楽の選択は? みんなで何ヵ月も協力してきた「企み」はうまくいくのか…。 誰かを思っての企みではあるけど、今回は徳兵衛の心中を思うと同情してしまう。 これどうなるんだろうって思いながら読んでて、終盤は涙ぐんでしまった。

Posted byブクログ