乱歩えほん 押絵と旅する男 の商品レビュー
表紙からもう雰囲気が出てるなぁ。 あの幻想的な怪奇小説を、絵本でどう表現されているのだろう、とワクワクしながら一頁ずつめくっていった。 小説を読んで味わって、絵本でさらに味わって、二度も楽しめちゃうなんて嬉しいな。 自分が思い浮かべていた光景…その時代の雰囲気は違和感なく自然...
表紙からもう雰囲気が出てるなぁ。 あの幻想的な怪奇小説を、絵本でどう表現されているのだろう、とワクワクしながら一頁ずつめくっていった。 小説を読んで味わって、絵本でさらに味わって、二度も楽しめちゃうなんて嬉しいな。 自分が思い浮かべていた光景…その時代の雰囲気は違和感なく自然と入ってきた。顔立ちはイメージと少し違ったけれど。 江戸川乱歩の世界観を可能な限り忠実に再現されているように私には感じられた。 蜃気楼を見た帰りの汽車の中での不思議な話。 蜃気楼の魔力、押絵の中の女性に恋した兄、弟の持つ不思議な双眼鏡。そのうちの一つでも欠けたら、なんか嘘っぽくなってしまうような。絶妙のバランスの上に成り立っている気がする。 押絵の中で生きる兄…すべてが蜃気楼だったのではないかと思わせるような最後の場面… 幻想的でありながら、恐怖と切なさをかき混ぜたような気持ちになりながら、江戸川乱歩の世界観をしっかり楽しめた。 乙女の本棚シリーズの本作も読んでみたいな。
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蜃気楼をみたあと、帰宅する汽車であった男性からきいた話。 じんわりとしたこわさ、不思議さに満ちています。
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江戸川乱歩の奇妙な物語が絵本となりました。藤田新策が手がける怪奇幻想世界は夏の蒸し暑い夜にぴったりではないでしょうか。物語はもはや語る必要がないくらいの傑作です。乱歩ファンは勿論、怪奇幻想ファンはぜひ。
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文章が好き ◯ 作品全体の雰囲気が好き ◯ 内容結末に納得がいった ◯ また読みたい その他 江戸川乱歩作品。 夢中になって読んだのは小学生のときだったか…。 表紙のタッチが不気味でなかなか手を出せなかったけれど、読んだらおもしろくて次の作品次の作品と、どんどん手を出して...
文章が好き ◯ 作品全体の雰囲気が好き ◯ 内容結末に納得がいった ◯ また読みたい その他 江戸川乱歩作品。 夢中になって読んだのは小学生のときだったか…。 表紙のタッチが不気味でなかなか手を出せなかったけれど、読んだらおもしろくて次の作品次の作品と、どんどん手を出していったものです。 テレビで本作品を紹介していて、気になって借りてみました。 絵の中の美女に惹かれて、絵の中に入ってしまった男と、その絵とともに生きる男のお話。 どこまでも不気味さがただよう、大人向けの絵本。
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