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その謎を解いてはいけない の商品レビュー

2.5

42件のお客様レビュー

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2026/03/31

生まれつきオッドアイの女子高生兼探偵助手と、コスプレオッドアイの中二病探偵が事件とは無関係に関係者の黒歴史を暴きながら事件を解決するという連作。 バカミスと思って読んでたらなんか青春小説だった。 滝本竜彦や入間人間、田中ロミオなんかの中二病青春モノの令和アップデート版といった印...

生まれつきオッドアイの女子高生兼探偵助手と、コスプレオッドアイの中二病探偵が事件とは無関係に関係者の黒歴史を暴きながら事件を解決するという連作。 バカミスと思って読んでたらなんか青春小説だった。 滝本竜彦や入間人間、田中ロミオなんかの中二病青春モノの令和アップデート版といった印象。主人公の女子高生はオッドアイに名字は小鳥遊といった中二病的属性持ちだが中身はいたって普通(ツッコミ力の高さは異常だが)、中二病なのは彼女を取り巻く探偵やその友人の作家といった大人であり、中二病ながら大人としての責務を全うしようとするあたりがかつての中二病モノとの違いだろうか。 小説としては、いろいろ放置されたままの伏線?があるのだが、これらは続編を期待して良いということなんだろうか?

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2026/03/29

探偵・暗黒院真実とその助手・小鳥遊唯はともに片方だけが翠色のオッドアイ。しかし小鳥遊のオッドアイが本物であるのに対して、暗黒院のそれはカラコンだった。いわゆる「中二病」の探偵・暗黒院(本名は田中)は「真相」を暴いていくものの、それは明らかにしてはいけない真相ばかり。タイトル通りの...

探偵・暗黒院真実とその助手・小鳥遊唯はともに片方だけが翠色のオッドアイ。しかし小鳥遊のオッドアイが本物であるのに対して、暗黒院のそれはカラコンだった。いわゆる「中二病」の探偵・暗黒院(本名は田中)は「真相」を暴いていくものの、それは明らかにしてはいけない真相ばかり。タイトル通りのミステリではありますが、タイトルに騙された、と言いたくなるミステリでもあります。 ものすごい謎の解き方ではあるのだけれど。いや、そんな謎よりも事件の謎を解けよ! と、小鳥遊とともに何度突っ込みたくなることか。要らない真相を次々と暴かれる関係者の皆さんがあまりに可哀想すぎました……。誰にだって知られたくないことはあるのにね。恐ろしすぎるよこの探偵。 外見と名前から勝手なイメージを押し付けられて悩む小鳥遊、一方で外見も名前も「特別」になりたい暗黒院。対極的なこのコンビはなかなかに面白いのですが。その他のメンバーもあまりに濃すぎて、もういろいろと突っ込む気にすらなりませんでした。一応トリックとかはまともにミステリでしたが。なんか違うものを読んでしまったような気がします。

Posted byブクログ

2026/02/19

ゴリゴリの厨二病な探偵 暗黒院真実と鋭いツッコミが冴えわたるオッドアイJK小鳥遊唯が事件と人の黒歴史を暴き出すミステリー×コメディ×ヒューマンドラマというような多様な内容でした。 個人的にはミステリーとコメディーが面白かっただけに、そっちに全フリしてくれたら、めちゃ面白かったな〜...

ゴリゴリの厨二病な探偵 暗黒院真実と鋭いツッコミが冴えわたるオッドアイJK小鳥遊唯が事件と人の黒歴史を暴き出すミステリー×コメディ×ヒューマンドラマというような多様な内容でした。 個人的にはミステリーとコメディーが面白かっただけに、そっちに全フリしてくれたら、めちゃ面白かったな〜という印象がありましたし、今回は短編だったけど、長編も読みたいと思わせる個性豊かな登場人物が登場するので、あるか、ないかはわからないけど続編に期待したい!

Posted byブクログ

2025/05/04

2025年5月読了。  黒歴史探偵暗黒院真実はあらゆる謎を解き明かす。Twitter、アメブロ、mixi、あらゆる電子空間に潜ませた108のアカウントを駆使し、アカシックレコード〈デジタルタトゥー〉にアクセスする。容疑者たちが蓋をして忘れ去ろうとしていた過去を掘り起こし、推理そ...

2025年5月読了。  黒歴史探偵暗黒院真実はあらゆる謎を解き明かす。Twitter、アメブロ、mixi、あらゆる電子空間に潜ませた108のアカウントを駆使し、アカシックレコード〈デジタルタトゥー〉にアクセスする。容疑者たちが蓋をして忘れ去ろうとしていた過去を掘り起こし、推理そっちのけで黒歴史を暴きに暴く!  今作は推理小説として読むならば、なんとも脱線が多すぎてとても評価しがたい。しかし、厨二病のセンチメンタルな心を洗練された言葉で丁寧に描き出そうとする意欲に大いに好感をもった。その中で描き出される意味もなく過剰な自意識や他者を突き放そうとする孤独感、現実との乖離からくる矛盾は、青春の時代に置き去りにした懐かしい味を思い出す気分だった。愛すべき厨二病たちをときに笑い、ときに賛美し、ときに軽蔑し、ときに励ます。そうして、十代の頃の自分が、自分だけがわかっていたつもりの気持ちを、この作品は言葉にして代弁してくれたような気がした。  この作品の中で特に気に入った言葉がある。「肯定と否定に引き裂かれた人格の割れ目から本当の自我が生まれてくる」だ。全ての大人たちは10代から現在に至るまで多くの変化にさらされ、その度にアイデンティティーの危機を乗り越えてきた。それは本当の自我へ到達するためのプロセスだった。黒歴史は痛みを伴うものだが、その痛みは今の自分に繋がっているのだ。

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2025/04/05
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生まれつき左眼だけ翠色、オッドアイの女子高生・小鳥遊(たかなし)唯(ゆい)は、右目に緑色のカラコン、黒いマントの二八歳独身男性、暗黒院(あんこくいん)真実(まこと)(本名・田中友治)が営む探偵事務所で助手を務めている。 ある日、探索中に日が落ちて山奥から帰れなくなった二人は、蛇怨館(じゃえんかん)と呼ばれる洋館に泊めてもらうが、翌朝一室で死体が見つかる。 ところが探偵として推理しようとした田中が暴いたのは犯人ではなく、決して解いてはいけない謎で……。 (アマゾンより引用)

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2025/03/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

探偵・暗黒院真実こと田中友治と助手の小鳥遊唯は山道で迷っているところに偶然出会った蛇守慎一郎の家・蛇怨館に泊めてもらう。翌日慎一郎の父が遺体となって発見され…『蛇怨館の殺人』 暗黒院の同級生である作家の一二三から依頼を受け 、作家・一色緑の失踪事件を調べることになった。担当編集者のマンションに向かうと家主は毒殺され、1人の男が立ち尽くしていた…『いるんだろ?出てこいよ』 暗黒院の大学時代の友人・矢野が殺された。容疑者は双子の男子学生。2人とも血塗れで、どちらも自分1人で殺したと主張しており…『どちらが主人公を殺したか?』 小鳥遊の通う高校近くの廃墟で画鋲塗れの黒猫の死骸が発見された。事務所に現れた同級生の天野川とともに現場に向かうと、また黒猫の死骸が見つかり…『黒歴史について語るときに我々の語ること(前編)(後編)』 厨二病の探偵とオッドアイの女子高生。なんでこれ単行本で出したんだろう…文庫でいい感じのイラスト付けて出した方がよかった気がする。 ミステリって普通は起きている事件がメインだと思うけれど、黒歴史掘り起こすのがメインなんだろうか。キャラクターだけは異常に立っているけれど、犯人の動機もいまいちよくわからないことが多いし。謎に抽象的というか哲学的な言い回しも多い感じがして、正直ちょっと求めているものとは違った。

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2025/01/11

厨二病探偵と女子高生助手が事件に関わる話。 痛々しさと黒歴史の苦味が伝わる。 書いている作者は楽しそう。

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2024/12/25

なるほどね〜。こういうタイプのミステリか〜。 このテンションでどこまでやれるのか見てみたいよね。 クスッと笑ってしまう面白さは確実にあると思う。実際、私は笑った。 Twitterも、まあこういう芸風ならね。ネットでイキってるだけと思ったら、そもそもイキリ倒す作品を書いてきた...

なるほどね〜。こういうタイプのミステリか〜。 このテンションでどこまでやれるのか見てみたいよね。 クスッと笑ってしまう面白さは確実にあると思う。実際、私は笑った。 Twitterも、まあこういう芸風ならね。ネットでイキってるだけと思ったら、そもそもイキリ倒す作品を書いてきたというやつで。本当の言文一致運動ってやつ?

Posted byブクログ

2024/12/03

第一話が結構面白かったので、期待していたら、段々段々…。 なんか、頭でっかちな印象を受けました。 作者の方のプロフィールをみていて、偏見込みで言わせて頂くと、一作めだから、自分の持つ色々な知識を詰め込んだら、袋が破けた…ような

Posted byブクログ

2025/08/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

よくなかった。 筆者は純文学畑っぽいので、佐藤友哉さんとか舞城王太郎さんみたいな、メタミステリー、アンチミステリ(中井英夫)ライトノベルパロディ風味の感じですが、まずミステリー長編を組み立てる構成力が低いのを純文学的パスティーシュや捻ったデザインで無理矢理誤魔化している印象が強く、どの方向性にも中途半端な感じが、滑ってる時の佐藤友哉さんや舞城王太郎さんの作品以上に強かったです。 とにかく全体的に低クオリティでコンセプトとしても滑っていて、読みにくく、変に捻っているからベタな盛り上がりもないというラインにあります

Posted byブクログ