ニホンという病 の商品レビュー
5章からなる対談集なんだけど、全編面白いわけではないのだけれど、面白い章はとことん面白かった。 面白くないのは、お二人と司会役だけで話が完結してしまっているような感じがするところで、一言あるいは説明が一文あっても良いのになと思うところがついていけない感覚になる。 ところが、何故だ...
5章からなる対談集なんだけど、全編面白いわけではないのだけれど、面白い章はとことん面白かった。 面白くないのは、お二人と司会役だけで話が完結してしまっているような感じがするところで、一言あるいは説明が一文あっても良いのになと思うところがついていけない感覚になる。 ところが、何故だろう、南海トラフ地震が起きれば、明治維新や戦後のように日本が大きく変わるというテーマのときはやたら面白く読めたな。 こういう人はこのお二人だけではなくもっと在野にも沢山いるのだろうから、もっともっと出てきて侃侃諤諤やれば良いのにとき思う。でもまあそれだけでは他力本願がすぎるので、自分でも何かできないかな、まずは田舎に移住だな。移住したとて何かがすぐに生み出せるわけではないのだろうけど、土の道を歩く日を増やせば、自分の何かを引き摺り出すようなことができるのではないだろうかと、この本を読んで強く思った。
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お二人の対話から、日本社会が見失いつつある人間の本来の姿、自然とは何かが伝わってきた。 話題は分散していたが印象に残ったのは、日本人は原因を求めすぎている、健康至上主義に陥っている、居心地の良い状態がどいういう状態かを考えていない、といった内容でした。 まずは定期的に自然に触...
お二人の対話から、日本社会が見失いつつある人間の本来の姿、自然とは何かが伝わってきた。 話題は分散していたが印象に残ったのは、日本人は原因を求めすぎている、健康至上主義に陥っている、居心地の良い状態がどいういう状態かを考えていない、といった内容でした。 まずは定期的に自然に触れて、呼吸を整えることから始めます。
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南海トラフ地震が起きることを前提にどう生きたいか考えておくと良いよ、って、言われたら普通なんかオカルトっぽかったり防災っぽく聞こえるけど、 そういうことじゃなくて、単に「起きることに対して捉われることなく生きれるように、何があってもある意味すがらず焦らず動じずで自分の大切だと思う...
南海トラフ地震が起きることを前提にどう生きたいか考えておくと良いよ、って、言われたら普通なんかオカルトっぽかったり防災っぽく聞こえるけど、 そういうことじゃなくて、単に「起きることに対して捉われることなく生きれるように、何があってもある意味すがらず焦らず動じずで自分の大切だと思うことをやり続けたら良いよ」って言われた気がした。 夏目漱石が、内発的と外発的の話を書いている。内発的ならどうなっても応用が効くし発展するが、外発的だと外から入ってきたものにいつも惑わされるということだから、なかなか前に進まない。by養老孟司 何に自分を溶かしていくかを考えてみる=生きることを考えてみること。溶かすってネガティブな言い回しではなく、文字通り、周囲に対して自身を出して交わらせていくことだとしたときに、生きるってそういうことだから。その手法のひとつが、SNS的なものだとしても、それ自体は良いことだと思うby名越康文
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養老先生はタバコ好きだったんだ。 で終わってしまった読後感、毒?が抜けたきた気がする先生の肩肘張らない対談だった。
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解剖学の養老孟司さんと精神科医の名越康文さんの独特な対談。 74歳の自然流な生き方をしている私には納得する事ばかりでした。 明治維新以後、内発的な気概で行動を起こさない日本人・日本人社会、南海トラフ大地震で、ガラガラポンになったとき、しっかり対処できるための準備をしておけとのお言...
解剖学の養老孟司さんと精神科医の名越康文さんの独特な対談。 74歳の自然流な生き方をしている私には納得する事ばかりでした。 明治維新以後、内発的な気概で行動を起こさない日本人・日本人社会、南海トラフ大地震で、ガラガラポンになったとき、しっかり対処できるための準備をしておけとのお言葉、しっかり心に据えておかなければなりません。 馬鹿なテレビ、新聞から離れ、たまにはこんな会話に親しむというのもいいものです。
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再読した。 風変わりなおじいちゃんと毛色の違うおじいちゃんの対談。 日本語についてだったり、田舎をもつことについては面白く読んだ。 けれど、すごい先生たちなのはわかるが、「とにもかくにも現代と東京はダメ」に繋がって常に否定されている気分になる。 こんなことを言っても、本人達にそ...
再読した。 風変わりなおじいちゃんと毛色の違うおじいちゃんの対談。 日本語についてだったり、田舎をもつことについては面白く読んだ。 けれど、すごい先生たちなのはわかるが、「とにもかくにも現代と東京はダメ」に繋がって常に否定されている気分になる。 こんなことを言っても、本人達にそのつもりがなかったり、「ほら、こう言いだしちゃうから」って言われるんだろうなとも思う。 帯にある「読んでも治りませんが、大量のヒントはあります」という文は上手くいったものだなぁと感心した。 ただ、次の南海トラフ地震については今のうちから対処したほうがいいと素直に思えたので、そこには感謝だ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 2023/10/20の感想 おじいちゃんとおじいちゃんの対談。 タイトルの印象が強すぎた気がする。
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p79 昭和天皇の詔勅 洵(まこと)にやむをえざるをものあり、豈朕が志あなぬや (開戦はまことにやむをえないことで、私の本意ではない)
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ままならない社会や組織などの大きな力に、個人としてどう対峙すればいいのかという問いに、道筋を提示している。個の内発的な力で行動する必要性。組織はひとりでに変わるとも。 ただ、私は選挙にも行きます。おっしゃる通り何も変わりませんし、制度に絶対の信頼を寄せているわけでもありません。そ...
ままならない社会や組織などの大きな力に、個人としてどう対峙すればいいのかという問いに、道筋を提示している。個の内発的な力で行動する必要性。組織はひとりでに変わるとも。 ただ、私は選挙にも行きます。おっしゃる通り何も変わりませんし、制度に絶対の信頼を寄せているわけでもありません。それでも、今あるものでできることをしておきたい派なので。 とはいえ、お二人ともスタンスの違いはあれど、次元が違うんですよね。大局的というか。本書の内容を理解するには、もう少し思索を深める必要がありそう。
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未来の日本(著者の目)よりこちら(現在の日本)を解剖して見ればヤマイにかかっている。 これから来るかも知れない困難に、今のままの都会人の日本人では生き抜けない。
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医学者、解剖学者の養老先生と精神科医名越先生の対談、第二弾。 お二人の知についていけず、難儀したが、そのぶん濃く、いろいろ脳に刺激を与えてもらった。 南海トラフ地震がニホンのターニングポイントになると、おふたりとも話されていて、気が引き締まった。 私は寿命まで生きるとしたらたぶん...
医学者、解剖学者の養老先生と精神科医名越先生の対談、第二弾。 お二人の知についていけず、難儀したが、そのぶん濃く、いろいろ脳に刺激を与えてもらった。 南海トラフ地震がニホンのターニングポイントになると、おふたりとも話されていて、気が引き締まった。 私は寿命まで生きるとしたらたぶん現地で遭遇することになる。 もし、生き残ったとしたら被災地で生きる覚悟をしなければならない。 ニホン自体も大きな打撃を受けることになる。 それからどのように復興していけばいいのか、そもそも復興できるのか。 地球温暖化問題も、メディアなどでは当然のこととして語られ、警告されているが、けっこう昔から、それは違うんじゃないか、という意見があるのは本で知っていた。(読んでないけど) 脳のことも、人間の心理のことも人それぞれであり、こうすればこうなる、といった真理はいまだみつかってないようだ。 個々に対応するしかない。 養老先生も名越先生もすごくアクティブ。 名越先生はバンドや演劇も経験されているのだそう。 フィールドが違えど、それがきっとお仕事や人生に還元されていくのでしょうね。 何かをすれば何かが変わる。 現状がすぐに変わらなくても意識が変わる。 養老先生が亡くなった愛猫まるのことをお話されている。 まるの写真がいっぱい飾られた机?の写真に切なくなった。
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