ピッツァ職人 の商品レビュー
ピザとピッツァの違いも知らなかった! マリナーラを食べたくなった。ナポリを見て死ねと言われるけど、ナポリのピッツァも食べたくなります。これ一筋というものに出会ってしまった人は幸せと思う。
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大好物の食べ物本。だけど、ナポリピッツァに魅せられた青年の青春本であり、イタリア文化を学べる本でした。
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ピザ好きということと、装丁がインパクトがあり読んでみた。 訪れたことのある吉祥寺GGのピザ職人の方の話で、他にも訪れた店の話もあり、当たり前に食べられるナポリピザが普及した歴史をたどることができた。 一皿のピザに対する考え方も変わった。 類書として、『ビゴさんのフランスパン...
ピザ好きということと、装丁がインパクトがあり読んでみた。 訪れたことのある吉祥寺GGのピザ職人の方の話で、他にも訪れた店の話もあり、当たり前に食べられるナポリピザが普及した歴史をたどることができた。 一皿のピザに対する考え方も変わった。 類書として、『ビゴさんのフランスパン物語』では、来日してフランスパンを広めたビゴ氏の話に感動し、『コーヒーに憑かれた男たち』ではコーヒー豆焙煎に情熱を燃やす焙煎士、『ヒゲのウヰスキー誕生す』ではウイスキーなど、食文化を持ち込んだ人の話を読むと啓発される。
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※このレビューにはネタバレを含みます
イタリア料理が全国に流行ったのが1990年だったと知った。中でもナポリピッツアは1995年が元年である。 吉祥寺にあるピッツェリアGGの職人である村上さんが高校生の時にナポリに行ってから、日本に帰って今日に至るまでに出会ったピザ職人を巡る物語。 やっぱり、量をこなして自分の頭で考えるのが修行なのだと、痛感した。焼いて、焼いて、焼きまくる。
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ナポリピッツァという伝統の世界に『出会ってしまった』人たちの話。とにかく惹きつけられるというパワー。鮨とかも、もしかしたらこういう世界なのかも。 窯で焼いた美味しいピッツァ、食べたい。
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ナポリピッツァとは? ピッツァ職人になるとは? 本書は、日本人ピッツァ職人を追跡し、人としての生き方、職人哲学、そして日本でのナポリピッツァの歴史を辿ったノンフィクションでした。職人とピッツァの〝熱〟が伝わる絶品好書でした。 16歳でナポリピッツァに魅了され、高校に行かずに...
ナポリピッツァとは? ピッツァ職人になるとは? 本書は、日本人ピッツァ職人を追跡し、人としての生き方、職人哲学、そして日本でのナポリピッツァの歴史を辿ったノンフィクションでした。職人とピッツァの〝熱〟が伝わる絶品好書でした。 16歳でナポリピッツァに魅了され、高校に行かずに17歳で福井を出て東京のピッツェリアで働き、ついには18歳で単身ナポリへ渡った中村拓巳さん。 この中村さんを軸に、ナポリピッツァ職人の先駆者とも言える他の方々のエピソードも交え、ナポリピッツァの真髄と職人の魂が熱く描かれています。 詳細な取材による、日本におけるナポリピッツァの黎明期〜浸透期〜成熟期を支えてきた職人のつながり、そして、ナポリピッツァは薪窯の「炎」ではなく「熱」の対流・輻射・伝導で焼くという技術など、師から弟子へ脈々と伝播していく様子が、読み手の心に響きます。 若い人にとって、夢や目標を持つ大切さは、語られ過ぎて凡庸ですが、好きなことに集中する熱量や吸収力、若者ならではの大胆さや行動力、目の前の課題に対しての考え方などは参考になるのではないでしょうか。見知らぬ世界に飛び込む高揚感と緊張感の追体験も、大きな意義がある気がします。 本書に登場する職人の方々のお店に行って、ナポリピッツァの奥深さ味わい、堪能してみたくなりました。
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デザインにやられた。 そして、アツいピッツァに魅せられた職人の物語。 あとがきの「人は誰でも特別になれる」の言葉に最近ぼんやり生きてる自分なのでドキッとした。
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※このレビューにはネタバレを含みます
本屋で表紙の配色とタイトルに惹かれて買った。ピッツァ職人に関するノンフィクションという珍しい内容だけども、めちゃくちゃオモシロかった。仕事論でもあるし人生論でもあるし、ピザ職人という切り口でこんなに見える世界があるだなんて。。。 中村さんというピザ職人の人生を中心に日本におけるナポリのピザの歴史を紐解いていくのだけども、この本の面白さの半分以上は中村さんのキャリアにあると言っても過言ではない。高校中退して何も夢中になるものがない中でピッツァに出会い、わずか17歳で単身ナポリへ渡って修行を重ねていく。まだまだ修行ルートが確立されておらず治安も悪いナポリで青年がピッツァへの情熱だけで懸命に生きていく、その話だけでも胸が熱くなった。ほぼ同年代だしサラリーマンとして日々を生きている中だと、若い頃に真剣に夢中になれるものに出会い、それを仕事にできることの尊さが骨身に染みるほど分かる。本著からは夢中になることの尊さがビシバシ伝わってくるのがよい。打算的なものが感じないピュアなピッツァへの愛。だからこそイタリアの職人に受け入れられたのもよく分かった。 また「ピッツァ」に対する解像度が一気に上がるのも本著の素晴らしい点だと思う。日本ではアメリカ由来の「ピザ」とイタリア由来の「ピッツァ」が混ざっている現状があると思う。ナポリ由来の「ピッツァ」がどういったもので日本にどのように輸入されてきたのか経緯を丁寧に解説しくれていて勉強になった。特にナポリのピザの特徴について、ナポリ各地の魅力的なピッツァマスターを紹介してくれたり生地のテクスチャーを細かく文章で表現してたり。著者の表現がうま過ぎて読んでいるだけでヨダレが出るくらいに楽しんだ。今すぐナポリのピッツァが食べたい!
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