フランスのウォーカブルシティ の商品レビュー
実現に必要なもの、一番は都市計画にコミットメントがある首長、二番は投票率が高く参画意識が高い市民。結局は、皆が望む街を実現するだけなんだから。 フランス式の凄いところ、先に供給を整える=自転車道を整備する事、インフラ投資の判断にBバイCを重視しない点である。
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フランスでは、2016年以降パリ、マルセイユ、ストラスブール、ルロシェルなど各都市で歩行者に優しい15分圏都市の建設が進められている。フランス在住で通訳や著作家として活動する著者が、これまでのフランスのウォーカブルシティ建設の経緯を紐解き現状を紹介する。パリの場合はセーヌ川湖畔道...
フランスでは、2016年以降パリ、マルセイユ、ストラスブール、ルロシェルなど各都市で歩行者に優しい15分圏都市の建設が進められている。フランス在住で通訳や著作家として活動する著者が、これまでのフランスのウォーカブルシティ建設の経緯を紐解き現状を紹介する。パリの場合はセーヌ川湖畔道路の歩行者天国化が2002年から2016年にかけて進められた。2016年のイダルゴ市長の就任に伴い、「深呼吸するパリ」計画に基づく自転車道整備が進められ、バスティーユ広場の自動車禁止、シャンゼリゼ通りの歩行者天国導入が行われた。さらにコロナによる都市封鎖をへて、パリオリンピックを目指したエッフェル塔付近の植樹再開発が進められている。国民の受容性をどう確保するかという公共政策的な分析もあり、都市計画と双方から掘り下げられたよい調査文献。
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