中森明菜 消えた歌姫 の商品レビュー
以前に読んだスージー鈴木の「中森明菜の音楽1982-1991」は楽曲からのアプローチだったが、こちらは家族や事務所との確執など、週刊誌的なトピックも含みながら、近くにいたさまざまな人物からの証言を織り込み中森明菜の人物像を浮かび上がらせる。もうずーっと復活しそうでしない、でも何か...
以前に読んだスージー鈴木の「中森明菜の音楽1982-1991」は楽曲からのアプローチだったが、こちらは家族や事務所との確執など、週刊誌的なトピックも含みながら、近くにいたさまざまな人物からの証言を織り込み中森明菜の人物像を浮かび上がらせる。もうずーっと復活しそうでしない、でも何かしようとしている、でもあまり届いてこない…そんな様子の明菜ちゃん(世代なので)をもどかしく見ていたが、本人の事情も含め、裏側のさまざまな要因を垣間見た。印象的だったのが、坂本九や加藤登紀子など年長の諸先輩が、彼女へ温かい目を注ぎ、さまざまに手を差し伸べていること。そういった人たちと心を通わせ、自分の味方をたくさん作り、安定した音楽活動を穏やかに続けるという人生はなかったのだろうか…とさみしげな現状を思って切なくなる。
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デビュー当時は内気で控えめな印象だった。しかし実際は周囲の期待と恋愛によるしがらみを受けていたんだなと感じる。彼女なりの葛藤が描写されていて良かった。
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中森明菜に興味ある人じゃないと手には取らない本でしょうね 私は日本の音楽にほとんど興味なかったので アイドルなんかも名前だけ知ってるって感じ でも山口百恵と中森明菜とレイジーは好きだった 今の若い人は名前聞いてわかるかなあ? 確かに明菜は自殺騒ぎ以来まったく精彩がなくなった この...
中森明菜に興味ある人じゃないと手には取らない本でしょうね 私は日本の音楽にほとんど興味なかったので アイドルなんかも名前だけ知ってるって感じ でも山口百恵と中森明菜とレイジーは好きだった 今の若い人は名前聞いてわかるかなあ? 確かに明菜は自殺騒ぎ以来まったく精彩がなくなった この本で受ける中森明菜の印象は人それぞれだと思う わがままな部分やよろしくないところもたくさんあったと思うけど 私は明菜を嫌いにはなれない なぜなら明菜はアイドルではなくアーティストだと思うから アーティストというのは凡人から見ると破天荒で理解できないところがたくさんある 自分の作品を思い通りに仕上げるためならどんな犠牲も払う 反面とても繊細だ だからこそ素晴らしい作品を作り上げることができる 明菜をジャーナリズムの視点で執筆したこの本は 先入観や思い込みで書かれてるところがないように思う ただ取材で得た事実だけを書いたという印象 そこから明菜の何を読み取るのかは その人次第だと思う
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タイトル通り、中森明菜はなぜ芸能界から消えてしまったのか?をジャーナリズムから突き詰める一冊。 芸能界という個人を商品とする市場でその個人の感情が不安定になると商品として機能しなくなってしまうのだなと感じた。
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全く世代では無い中森明菜の印象は「声が小さくて大人しい人」。しかし本書を読んで印象が全く変わった。いかにも昔の芸能人然とした度を過ぎたワガママさ。私は魅力的だと思ったし、早速YouTubeで中森明菜の映像を漁ってしまった。ただ全体的に筆致の温度が低く、特に金屏風事件を象徴とする近...
全く世代では無い中森明菜の印象は「声が小さくて大人しい人」。しかし本書を読んで印象が全く変わった。いかにも昔の芸能人然とした度を過ぎたワガママさ。私は魅力的だと思ったし、早速YouTubeで中森明菜の映像を漁ってしまった。ただ全体的に筆致の温度が低く、特に金屏風事件を象徴とする近藤真彦との関係性についてはもっともっと掘り下げて欲しかった。
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自分は 中森明菜世代ではないので 中森明菜を全く神格化してないので 天才って凄いけど周りが大変だなーって事と 全て自分自身の身から出たサビ感が凄いし 関わりなくないなーって感じ ワイドショー感覚で読めた
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もっと近藤真彦さんとのこと読みたかった(笑) しかし中森明菜さん、歌大好きやけど全然御本人のこと知らなかったなぁ、難しい人やったんやね、繊細過ぎるとも言うか! とにかくあの歌声はまたぜひ聞きたい!
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明菜の唄は大好きで、よく聴いてるし、惚れ惚れする。 わがままだったり、金銭のことでトラブったり、幸運と不運が半々の人生って感じがする。 今、どんな歌声を聴かせてくれるのか、復帰してほしい。
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中森明菜の主にデビュー後のヒストリーを描く。 アーティスト的な一途さや傲慢さと、繊細さをあわせ持つ中森明菜。その完璧主義と傲慢さから、中森明菜のチームが分解してしまう。近藤真彦との破局に伴うトラブルもあった。 その後に起きるさまざまなトラブルもあり、中森明菜は心身の不調に陥る。 ...
中森明菜の主にデビュー後のヒストリーを描く。 アーティスト的な一途さや傲慢さと、繊細さをあわせ持つ中森明菜。その完璧主義と傲慢さから、中森明菜のチームが分解してしまう。近藤真彦との破局に伴うトラブルもあった。 その後に起きるさまざまなトラブルもあり、中森明菜は心身の不調に陥る。 この本でも紹介されているが、わがままさで言えば、海外のアーティストの方が上だと思うが、日本の芸能プロやレコード会社は、うまくコントロールできなかったのだろうか。 日本の音楽業界や芸能界も中森明菜に起きたことを学んで、今後は今の時代のアーティストには、起きないようにして欲しいと思った。
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p82 禁区 中国語で立ち入り禁止区域 売野雅勇が詞先行で書いたものと、作曲を任された細野晴臣が曲先行で書いたものが別々に存在していた ディレクターの島田は売野の詞に惚れ込んだ。 細野の曲は松本隆の作詞でYMOの過激な淑女となった p158 近藤真彦の初期のヒット曲を手掛けたR...
p82 禁区 中国語で立ち入り禁止区域 売野雅勇が詞先行で書いたものと、作曲を任された細野晴臣が曲先行で書いたものが別々に存在していた ディレクターの島田は売野の詞に惚れ込んだ。 細野の曲は松本隆の作詞でYMOの過激な淑女となった p158 近藤真彦の初期のヒット曲を手掛けたRVCレコードの元担当ディレクターで、メリーが最も信頼を寄せいていた小杉理宇造 小杉は明菜が所属するワーナー・パイオニアの同じグループ参加にあるレーベルアルファムーンの代表と、山下達郎や竹内まりやが所属するスマイルカンパニーの社長を兼務していた メリーは事態の収束には小杉の力が必要だと考えていた
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