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こんにちは、アンリくん の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2024/09/03

1959年にアメリカで出版された幼年童話。作者はフランス語の先生でもあるということで、アンリくんはフランスに住んでいる。 悪くはないけど、なぜ今出版になったのか?

Posted byブクログ

2024/03/08

大勢の家族と暮らすアンリくんはお母さんに頼まれて魚を買いに出かける。 同じく大勢の家族と暮らすネコのミシェルくんもお母さんに頼まれて魚を買いに。 魚屋さんで一番大きな魚を取り合いになった二人だったが、名案を思いつく。 この「アンリくん」他2作を収める心温まる短編集。 *...

大勢の家族と暮らすアンリくんはお母さんに頼まれて魚を買いに出かける。 同じく大勢の家族と暮らすネコのミシェルくんもお母さんに頼まれて魚を買いに。 魚屋さんで一番大きな魚を取り合いになった二人だったが、名案を思いつく。 この「アンリくん」他2作を収める心温まる短編集。 ******* ここからはネタバレ ******* なんとかわいらしいお話でしょう。 アンリくんは魚の取り合いになった際に、ミシェルくんの家族とのシェアを提案します。 そして、ついには一緒に暮らすことに。 さらに、ミシェルくんがアンリくんの傘を勝手に家に仕立てていたときも、驚きこそすれ、責めても(自分の傘だという)事実を告げてもいないんです。優しいですね。 最後の「なんようび」では、日曜日なのに「はやくしないと ちこくしますよ!」と言って出かけています。 その時のお母さんの怖そうな顔!! 原初の初版は1959年。この頃でも日曜学校が必須だったんですね。 数、色、曜日等さり気なく教育的要素も含まれているので親受けもしそうですね。 一人読みし始めた子対象のようですが、未就学児からでも十分イケそうです。

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2023/10/27

アンリくんは、フランスにすんでいる男の子。とうさん、かあさん、おばあちゃんがふたり、にいさんが3人、いもうとが4人、おじさんが5人、おばさんが6人いる。市場にきていたネコのミシェルくんにも家族が同じくらいたくさんいることがわかり、ふたりは大のなかよしに。短いおはなしが3つ。古き良...

アンリくんは、フランスにすんでいる男の子。とうさん、かあさん、おばあちゃんがふたり、にいさんが3人、いもうとが4人、おじさんが5人、おばさんが6人いる。市場にきていたネコのミシェルくんにも家族が同じくらいたくさんいることがわかり、ふたりは大のなかよしに。短いおはなしが3つ。古き良きおっしゃれーな幼年童話。この繰り返しで展開していく感じ、好きよ。

Posted byブクログ

2023/08/18

感想 のんびりした時間が流れている。穏やかで何か起きるわけではない。だけどそこには大切な何かが転がっている。もう一度拾い上げられるか。

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2023/07/13

1年。目に留まる色使いと丁寧な言葉選び、わかりやすさとリズムはブルーナの本の様。数、色、曜日と基本の要素から微笑ましいお話を描いている。

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2023/07/06

登場するのはフランスに住んでいるアンリくんとねこのミシェルくんですが、作者はアメリカで生まれ育った図書館員の方々。お一人は両親がフランス人で家庭内でフランス語が使われていたことからこのような設定にしたのかもしれません。 ほのぼのした短いお話が3つ。 絵も輪郭がはっきり、色も原...

登場するのはフランスに住んでいるアンリくんとねこのミシェルくんですが、作者はアメリカで生まれ育った図書館員の方々。お一人は両親がフランス人で家庭内でフランス語が使われていたことからこのような設定にしたのかもしれません。 ほのぼのした短いお話が3つ。 絵も輪郭がはっきり、色も原色で明るい気持ちになれます。 絵本から読み物への移行期に。

Posted byブクログ

2023/06/06

原書は1959年にアメリカで出版された、と後書きにありました。そうだろうなあと思うような点がいくつもありました。 まず、感じたのは おはなしののんびり度、です。「のどか」、といってもいいかもしれません。主人公のアンリくんも友だちネコのミシェルくんも、安定した態度、安定した暮らしぶ...

原書は1959年にアメリカで出版された、と後書きにありました。そうだろうなあと思うような点がいくつもありました。 まず、感じたのは おはなしののんびり度、です。「のどか」、といってもいいかもしれません。主人公のアンリくんも友だちネコのミシェルくんも、安定した態度、安定した暮らしぶりです。魚屋で魚を取り合っていても、傘をさがしていても、そういう小さい出来事を包み込んでこの本に出てくる人たちの日々の暮らしは平和で穏やかで永遠に続いていきそうなのです。そう、「サザエさん」的不変がこの絵本にはあります。アンリくんは、経験を積んで成長したりしないのです。永遠の7歳(ぐらいに見える。5歳かもしれない)の日常生活。現代の人々にこののどかさはどう思われるでしょうか。好きな人と面白くないと思う人に分かれそうです。訳者の松井るり子さんは、児童文学に造詣の深い方です。松井さんがなぜ、今、この本を訳して出版したいと思われたのか、ずっと考えていたのですが、それは古きよき時代の価値を再認識されたからではないかと思っています。

Posted byブクログ