ほろよい読書 おかわり の商品レビュー
最後の「タイムスリップ」に出てくる居酒屋『十刻』が素敵でした。 日本酒も料理も美味しそうだし、幼馴染三人の温かい雰囲気もいい。 青山さんの「きのこルクテル」では懐かしい人が登場。 読んでて、今まであまり関心がなかったモクテル(ルクテル)に興味が出てきました。 「オイスター・ウ...
最後の「タイムスリップ」に出てくる居酒屋『十刻』が素敵でした。 日本酒も料理も美味しそうだし、幼馴染三人の温かい雰囲気もいい。 青山さんの「きのこルクテル」では懐かしい人が登場。 読んでて、今まであまり関心がなかったモクテル(ルクテル)に興味が出てきました。 「オイスター・ウォーズ」莉愛の気持ちの変化が唐突すぎて納得できなかった。 「ホンサイホンベー」継母と娘の、艶めかしくて刺激のある関係。 「きみはアガペ」友情と恋愛の狭間で揺れながら、友情を取る人生があってもいいと思う。
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油断してた~~~~!! めちゃくちゃ面白かった! 前作を読んだ記憶はあるけど、わりとさーっと読んじゃったので、今回もまあ、軽い感じで楽しめたらいいなと思いつつ(棚に差してあったので)借りたんやけど、なんやろう、今回は食い入るようにむさぼり読んだ。 前作と同じくアルコールをテー...
油断してた~~~~!! めちゃくちゃ面白かった! 前作を読んだ記憶はあるけど、わりとさーっと読んじゃったので、今回もまあ、軽い感じで楽しめたらいいなと思いつつ(棚に差してあったので)借りたんやけど、なんやろう、今回は食い入るようにむさぼり読んだ。 前作と同じくアルコールをテーマにしたアンソロジーなんやけど、ほろよいになるのはアルコールじゃなくて恋愛やった。 恋愛やった。(二度言う) まさかこんな恋愛短編ばかりとは思わず、いやいや、案外アルコールと恋愛は近しいものなのかもしれない。 恋愛小説が好きというわけではないけど、そうと思って読んでいなかったので毎回この「甘酸っぱさ」に「ワーッ」ってなった。甘酸っぱいけど、そこはそれ、ほろよいなので、ピュアではないです。そのあたりも。 ピュアではないけど、ひつこいけど年末年始に立て続けに読んだ(笑)「どうしようもない展開」にはならない塩梅なのがたまらん。 短編やけど読み応えがすごかった。 あと、並べてみたら前作はビールで今回は赤ワインの表紙なのも、凝ってていいね。好き。(絵が? 飲み物が?) 青山美智子氏はたぶん初読。 きのこを育てるというテーマもちょっと面白かったし、下戸の人は下戸の人なりに大変なんやな…、と、思った。 わりと予想外のオチで 「おお…」 ってなった。 朱野氏は、読んだことなかったかなあ…。「定時で帰ります」読んだような、読んでないような…? こちらもまあ、大概面白かった。牡蠣が食べたい、と、思ったし、オイスター・ウォーという文化(?)が純粋に面白いのも加わって、ページをめくる手が止まらんかった。 ビジネス云々は途中から「めんどくさいな」と、思わんところもなかったけど(笑)、まあまあ、短編なので面白く読めた。 おじさんコメントうまいな…と、感心した。 一穂ミチ氏は、最近どこかで読んだよね!? どこかのアンソロジーで読んだよね!? ま~~これもすごかった。なんというか、この感じがすごかった。最後はびっくりする展開になったけど、これはもしかして著者のお約束(いい意味で)なのかもしれない。 他のタイトルも読んでみたいけど、果たして長編についていけるかとは思う。 (著者の世界観が濃厚すぎて) 奥田氏は、タイトル通りまァ美しい話やった。まァ美しい。いい…。こういうのもいいよ…って思いながら、きれいに読めた。 タイトルがすでに美しいもんね。 西條氏は、たぶん読んだことあるけどタイトルが出てこないなあ、と、思ったら、そうか! お蔦さんの話か! もしかして、珈琲屋こよみも著者やっけ? 面白かった~!!!! 最後に持ってくるのがまた絶妙すぎる。これぞ、読書! って感じのエンターテイメントでした!!! まあほんま、素敵なアンソロジーでした。 続編はもうないのかな? また、ほろよいになりたい。
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甘いカクテルの様な恋愛話から、復讐心を燃やしたお酒の話やら一気に重たいお酒に絡む話と熱燗に詳しくなるかもしれない居酒屋の話まで酔っていないけど色々満喫できました。
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同一作者の短編集は星新一さんやコナン・ドイルで読んだことはあったのですが、オムニバスの小説は初めてです。 青山美智子さんの名前があったので手に取りましたが、他の初めましての方の作品も面白かったです!新しい作者さんとの出会いがあって、たまにはこういうのも良いなあと。
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シリーズ2弾。 今回もお酒が飲みたくなる作品ばかりでした。 お酒についての情報も多く、勉強にもなりました。 お話は個人的にはシリーズ1弾の方が好きでした。 それでも今回のどの短編も楽しく読めました。
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お酒をテーマにしたオムニバス小説 青山先生目当てで読みましたがお酒にまつわる話なのに主人公が下戸なのには愛おしさを覚えました
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5名の作者がお酒をテーマに描いた短編小説集。 図書館で目にしたので、前作よりも先におかわりの方を借りて読みました。 印象に残ったのは オイスター・ウォーズ 朱野帰子 はじめましての作家さんでした。 まさかの展開だったので、読んでる時に えっ!?って思わず声がでました(・・;...
5名の作者がお酒をテーマに描いた短編小説集。 図書館で目にしたので、前作よりも先におかわりの方を借りて読みました。 印象に残ったのは オイスター・ウォーズ 朱野帰子 はじめましての作家さんでした。 まさかの展開だったので、読んでる時に えっ!?って思わず声がでました(・・;)SNSの恨みは怖い!
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※このレビューにはネタバレを含みます
青山美智子さん、朱野帰子さん、一穂ミチさん、奥田亜希子さん、西條奈加さんによる、お酒をテーマにしたアンソロジー。 青山美智子さんの、きのこルクテルを読みたくて。 どの作品もとてもおもしろくて好きだった。 青山美智子さんのきのこルクテル 下戸のライターと取材先のバーの店員とのお話。 最初の一文にすごく惹かれた。 どう展開していくんだろうとわくわくした。 言葉の力ってすごいなと思った。こういう風に言葉の力を使っていきたい。 そしてラストの文。そうきたか!と思った。 最初と対になってるのがいい。 きのこの栽培、楽しそう。 朱野帰子さんの オイスター・ウォーズ なにやら秘密を抱えている牡蠣好き2人のお話。 城戸と莉愛が抱えている秘密が気になり、ぐいぐい引き込まれた。 それぞれの視点から語られておもしろかった。 その後が気になる! 一穂ミチさんの ホンサイホンベー 父の訃報を聞き日本に帰国した彩葉と家族のお話。 香りや気持ちをはじめ、一穂さんの表現に惹かれた。 言葉の使い方、組み合わせ方や表現が素敵。 後半の展開に驚いた。 言葉の使い方や表現が好きだなあ。 奥田亜希子さんの きみはアガベ メキシコに住んでいた叔父と中学生の姪のお話。 凛子の気持ち、わかるなあと、自分が中学生だった頃を思い出した。 朝香さんが素敵…好き…。 子供の一年と自分の一年、感じる感情や起こる出来事…確かに違う。だから子供の成長は眩しいのかな。 西條奈加さんの タイムスリップ ある日不思議な居酒屋に出会った女性のお話。 このお店に行ってみたいと思うほど、素敵なお店と素敵な人たち。 日本酒って奥が深いんだなと思った。 ラストもよかった! 私も絶対葉月みたいに勘違いしてただろうし、読んでて勘違いしてた笑
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「最低な人と食べても、牡蠣はきっと美味しいんでしょうね」『オイスター・ウォーズ』/朱野帰子 真理。牡蠣だけは牡蠣好きと食べないと。仲良しが牡蠣好きなのが一番いいけれど。 この作家さんはテンポが良くて、他のも読んでみたい。こちらも初めての奥田亜希子の『君はアガベ』もよかったし、一穂ミチはやっぱりいい。 「愛おしいという言葉を教えてくれたのは先生。もとは厭う。困ったとか苦痛だとか、心が痛むさまが、可愛くて大切なことを表すようになった。だから日本語の愛は悲しみであり、英語のloveとは異なるニュアンスだと」『ホンサイホンベー』/一穂ミチ
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今回は、アルコール度数高めで辛口っぽいストーリーが多いかなと思った。タイムスリップに関してはちょっと物足りなかった。
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