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滅茶苦茶 の商品レビュー

3.5

59件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    21

  3. 3つ

    24

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    2

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2023/06/09

3者3様のコロナ禍の破滅! 題名どおり滅茶苦茶なドタバタ劇が繰り広げられる。後に残るものはないが、将来コロナ期の時代考証として残しておいてもいいかなと思えるほどタイムリーな作品。 エピローグが蛇足のようなところが残念。

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2023/06/07

面白かった。それぞれが身近にありそうでありえない転落人生が待っている。だけど読後感は悪くない。奥田英朗の作品にも似た感じの小説があったような気もするが、コロナ禍の現代風の内容がまた共感を誘った。

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2023/06/06

ほんとに滅茶苦茶!!!! 何でそうなるの!ってイライラしてしまいました笑 最後のつながり方は意外だったけど、そのあとどうしたんだろう?って純粋に思った 設定の割にリアリティにかけるかなぁ

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2023/05/30

彼の作品は読むのは7作目。いや、いつも全く違う形で楽しませてくれるわ。感心する。コロナ禍を扱っておりそれをこういうエンタメに仕立てるのは本当にすごい。でもまあ登場人物たちの誰にも一切共感できないので、読後感はさほどは良くない。でも、まあ読ませた

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2023/05/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ホント、滅茶苦茶!www でも、コロナ禍さえ無ければこんなことには…って事は 大なり小なり、いろいろあるのは確かだしな。 これからも、その影響力は消えないわけで… 後遺症もあるし、行き詰まって自殺したり、鬱になったり、犯罪に走ったりもあると思うし、給付金詐欺に手を染めた人もいるだろう。 ストレスは本人も意識しない形で表れたりするから、平常心を忘れず、しなやかに生き延びたいものだな。

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2023/05/27

本当に滅茶苦茶すぎた。ありえないけどありえそうで面白くて怖かった。早くコロナのない世界に戻ればいいのに。

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2023/08/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2023/05/20リクエスト  コロナ渦での話。 東京に住む今井美世子、群馬に住む二宮礼央、静岡に住む戸村茂一。 それぞれコロナ禍で少しずつ何か崩れていく。 美代子は国際ロマンス詐欺。礼央は進学校で落ちこぼれ不良とつるむ。茂一はラブホテル経営が上手くいかずコロナ給付金詐欺の片棒を担ぐ。 普通の人もどんなきっかけで落ちていくかわからない。 気の毒にと思うが、みんなが同じ様になったわけでもない。 最後、3件の事件が何故か一箇所にまとまる。 まとまって、その後どうなったのかは不明。 めちゃくちゃだけど、そのままの話、特に印象に残ることもなかった。

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2023/05/10

今井美世子は広告代理店のディレクターだ。37歳で未婚。現在、恋人はいない。 二宮礼央は男子校の2年生だ。進学校だが、周りについていけない自分を感じている。 戸村茂一は親から継いだ3軒のラブホテルを経営する中年男性。3人の息子がいる。 なんの縁もゆかりもない3人の、コロナ禍のために...

今井美世子は広告代理店のディレクターだ。37歳で未婚。現在、恋人はいない。 二宮礼央は男子校の2年生だ。進学校だが、周りについていけない自分を感じている。 戸村茂一は親から継いだ3軒のラブホテルを経営する中年男性。3人の息子がいる。 なんの縁もゆかりもない3人の、コロナ禍のために追い詰められていく日々が交互に描かれていく。 タイトルの由来は、コロナのために“滅茶苦茶”になってしまった暮らしゆえか、迷走する政治や後手に回る対策を揶揄したものか。あるいは最後に重なる3人の運命か。 社会問題をエンタメに昇華した染井さんらしい作品だが、やや小粒感は否めなかった。おもしろかったけれど。 ※ 5/3、NetGalleyにて読了。出版社の指示により、レビュー投稿は刊行まで控えた。

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2023/04/20

アラフォーの独身OL、高校生男子、ラブホテルの経営者。 居住地も場所もバラバラな彼らが、それぞれの人生をものの見事に転落していく。はたから見ていたら「そっちは選んじゃダメでしょ!」と思うような道を選択してしまう3人。 物語は3人の視点で切り替わりながら、交わらない3つの話が並行し...

アラフォーの独身OL、高校生男子、ラブホテルの経営者。 居住地も場所もバラバラな彼らが、それぞれの人生をものの見事に転落していく。はたから見ていたら「そっちは選んじゃダメでしょ!」と思うような道を選択してしまう3人。 物語は3人の視点で切り替わりながら、交わらない3つの話が並行して語られていくが、最後には怒涛の展開でひとつの目的地に到達する。 終盤はタイトル通り、まさに「滅茶苦茶」!こんな出来事に関わりたくないと戦慄しながら、怖いもの見たさで読み進めてしまう。 極限のどん底に落とされたからこそ、最後のシーンは最大級のため息が出た。コロナ禍での鬱屈とした自粛期間を思い出し、本当にこんなことが起こっているのかもしれないと思わせる。 あの頃の閉塞感漂う雰囲気を、まだ体感として覚えている今だからこそ、これほど間近に登場人物たちの心情を感じとれるのだと思う。 ジェットコースター級の転落劇を読みたい人にオススメです。

Posted byブクログ