給料の上げ方 の商品レビュー
現状維持を好む日本人に対する警告書。 給料を上げるためにどうすればいいのか?を端的にまとめている。会社から評価されるのではなく、評価するために会社を見極めていくこと、転職も覚悟した自分の給料の値上げ交渉など、なるほどと思う内容ばかりであった。ただどれだけの日本人が行動に移せるのか...
現状維持を好む日本人に対する警告書。 給料を上げるためにどうすればいいのか?を端的にまとめている。会社から評価されるのではなく、評価するために会社を見極めていくこと、転職も覚悟した自分の給料の値上げ交渉など、なるほどと思う内容ばかりであった。ただどれだけの日本人が行動に移せるのかは疑問。他責、他力本願を続ける限り状況は悪化していくばかりであり、自己責任で主体的に行動する重要性を改めて認識した。
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税金が上がり続ける今、給料の現状維持はもはや衰退でしかない。年4.2%の給与アップをしなければ現状の生活を維持できない。そう聞いて自分もギリギリなのかと思った。上司から給料上げると言われて、小さくなって申し訳なさそうにしてる姿勢がダメかも。 そんな風に一人一人が給料を上げる努力...
税金が上がり続ける今、給料の現状維持はもはや衰退でしかない。年4.2%の給与アップをしなければ現状の生活を維持できない。そう聞いて自分もギリギリなのかと思った。上司から給料上げると言われて、小さくなって申し訳なさそうにしてる姿勢がダメかも。 そんな風に一人一人が給料を上げる努力をしないといけない、今までとは全然違う国になったという話。日本を出ることも視野に入れるという、自分にとっては考えたこともない、視野が広がる話だった。 「良いものを安く売るから日本の給料は上がらない。」というのはなかなか重く響く。
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給料上げるには社長とかと交渉するか、もしくは転職するしか日本においては方法がない 積極的に転職を活用していこうって言う話でした 具体は少なく、データベースでの話がメインになるのでざっくりとした日本での労働人材として、自分の立ち位置、大枠を捉えるのに役立つと思います。
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日本では感情論が優先されがち。 調査→結果の分析→お客様の声を聞く→単価を上げるための戦略を必死に追求する ヨーゼフ・シュンペターの5種類のイノベーション ・プロダクトイノベーション 従来とはまったく違う、革新的な新商品・サービスを開発すること。 ・プロセス・イノベーション 生産工程や流通方法を改善すること。 ・マーケット・イノベーション 新たな市場に参入し、新たな顧客、ニーズを開拓すること ・サプライチェーン・イノベーション 商品を作るための材料や、その原材料の供給ルートを新規開拓・確保すること。 ・オーガニゼーション・イノベーション 組織変革によって業界や企業に大きな影響を与えること。 企業の成長維持のためには、「継続的なイノベーション」と「新規顧客と市場の開拓」を続ける必要がある。
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デービッド・アトキンソン節が今回も炸裂。お馴染み、日本は中小企業が多く、それを保護する事が社会全体に不利益を齎しているという論説だ。それは日本人の給与が上がらない原因にも繋がる。 尤も、経営が上向けば給料が上がるとか、給料は政府が上げてくれるものという考えはマヤカシであるという...
デービッド・アトキンソン節が今回も炸裂。お馴染み、日本は中小企業が多く、それを保護する事が社会全体に不利益を齎しているという論説だ。それは日本人の給与が上がらない原因にも繋がる。 尤も、経営が上向けば給料が上がるとか、給料は政府が上げてくれるものという考えはマヤカシであるというアトキンソンの言い分はその通りだと思う。ただ、こうした議論の出発点として、日本以外の給与は上がっているんだという比較対象についてだが、確かに米国は給与が年々上がっている気もするが、それは高所得者だけであって、中産階級の給与は日本同様停滞している事を本著には語られない別の本に書かれている。これが事実なら、日本の構造というより、世界的な格差が更に拡大していて、見掛け上、格差の小さな国が停滞して見えるという現象。つまり、格差を広げよ、というのが答えだが、そんな事で誰が喜ぶのだろうか。 有給休暇取得率も労働生産性も大企業ほど高くなる。輸出しているか否かも企業規模に高い相関関係がある。企業単位で社長が必要な中小企業が、統合すれば社長が1人で済むと思えば、大企業に集約されるほど社会全体の効率があがるのは自明。財閥構造にも一定の合理性はある。競争が鈍化してイノベーションが起こり難い、というのは過去の話。今は競合はグローバルに存在する。だからと言って韓国のような社会構造物が正しいとも言えない。 ITプラットフォーマの覇権争いの勝者から逆算して、成功者の理論を聞くのは誤りという気がしてならない。中小企業そのままに、日本にGAFAMが生まれていれば、日米の構図は逆だったという話なのだろう。寧ろ、ビッグテックが生まれない問題が先なのではないか。
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人口減少が今後日本にどのような未来をもたらすか、それが個人にどのように影響するか、繰り返し角度を変えて説明しているので、シンプルにわかりやすかった。 自分のこれからの働き方を考える上で一つのヒントと心構えとしたい。
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給与を上げるには、国民1人1人の意識も変えなくてはいけない。現状維持が緩やかな後退ということを感じる事が少ないので、少しずつでもマインドチェンジしていかないと本当に手遅れになる。 そう感じさせてくれる一冊でした!
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若い人口げ減ると、消費はモノからサービスへ移行する。 人が集まっているほど、高い商品を売るサービスは展開しやすい=払える人が増えるから。 給料を上げる選択肢は、海外、交渉、転職、起業のどれか。 初任給の推移が賃上げの指標になる。1990年代からあまり上がっていない。 企業の規模が小さいほど平均年齢が高い=若い人は大企業で働く割合が増えている。 軽自動車は優秀な商品だが、どんなに高級に作ってもそれほど高くは売れない。 よいものを安く、ではなくより付加価値の高いものを高く売る。 イノベーションを続けられるか。
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