1,800円以上の注文で送料無料

いとエモし。 の商品レビュー

4.3

31件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

    12

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/08/31

古典で習ってる時はほとんど何も感じなかったけれど、ある程度歳をとってからは昔の作品が面白いってなんかすごいなと思うようになった。 改めて思うと平安時代は特別な時代で、政治の中心部については日本史の中でもあまり生臭さを感じない、女性差別もそこまで匂わない、面白い時代。 みんなが...

古典で習ってる時はほとんど何も感じなかったけれど、ある程度歳をとってからは昔の作品が面白いってなんかすごいなと思うようになった。 改めて思うと平安時代は特別な時代で、政治の中心部については日本史の中でもあまり生臭さを感じない、女性差別もそこまで匂わない、面白い時代。 みんなが恋の歌を読むってなんか不思議すぎるけど、でもいつ死ぬかわからない時代を過ごしてるからこそ磨かれるものがあるのだと思う。 読みやすくしてくれないと読めないのは確かなので、とても良い本でした。

Posted byブクログ

2024/08/11

ずっと気になっていて何度もためらって やっぱり気になって購入。 この気持ちこそ、ちょっとエモいなと笑ってしまった。 他に読んでいる本が佳境に向かっていて少し 息苦しいので、気分転換に読んでみている この先も手に取り気ままに読み そのうち忘れ、思い出し また手に取って読んでみる ...

ずっと気になっていて何度もためらって やっぱり気になって購入。 この気持ちこそ、ちょっとエモいなと笑ってしまった。 他に読んでいる本が佳境に向かっていて少し 息苦しいので、気分転換に読んでみている この先も手に取り気ままに読み そのうち忘れ、思い出し また手に取って読んでみる 長い付き合いなのに、深入りしない 友達と知り合いの間のような本に出会った

Posted byブクログ

2024/08/07

こんなに身近に和歌を感じられるとは思わなかった。 紫式部日記を読んでみたくなった。みんなが楽しそうにお祝いムードになっているのに自分だけなんか心に引っかかるものがあったり、後から入った職場に馴染めず数ヶ月出勤拒否をしたりしていたなんて共感できるなと思う。 平家物語1巻1段の「祇園...

こんなに身近に和歌を感じられるとは思わなかった。 紫式部日記を読んでみたくなった。みんなが楽しそうにお祝いムードになっているのに自分だけなんか心に引っかかるものがあったり、後から入った職場に馴染めず数ヶ月出勤拒否をしたりしていたなんて共感できるなと思う。 平家物語1巻1段の「祇園精舎の鐘の声...」の意味が、儚いこともあるけど宇宙に比べたら悩みや人の成功なんてちっぽけだから、自由に生きよう的な意味だと知って、もしかして当時の人は松岡修造並みに励まされていたのかと思った。

Posted byブクログ

2024/07/30

中高生の時に出会えていたら絶対古典好きになってたなぁ。確かにをかしって、エモいと似てるなぁと。中学の時の百人一首の丸暗記の課題、意味まで教えてくれてたらまた違ったのかなぁなど。 p.270-271 特別な日 記憶をさかのぼってみる。それこそ、2歳とか、3歳とか、4歳とか。 そ...

中高生の時に出会えていたら絶対古典好きになってたなぁ。確かにをかしって、エモいと似てるなぁと。中学の時の百人一首の丸暗記の課題、意味まで教えてくれてたらまた違ったのかなぁなど。 p.270-271 特別な日 記憶をさかのぼってみる。それこそ、2歳とか、3歳とか、4歳とか。 そのときに、「曜日感覚」ってあったかな?って。 「今日は日曜だから休日」って感覚、あたりまえになっているけれど、いつからだろう? もちろん当時のことはほとんど覚えてないけど、きっと私は、遊びたいときに遊んで、休みたいときに休んでいたはずだ。 ネコのように、気まぐれで自由だったはず。 誕生日は祝うもの、祝われるもの。クリスマスやお正月は家族や恋人と過ごすもの。平日は休んで、休みの日は休むもの。空気を読みなさい。ルールなんだから従いなさい。決まりは守りなさい。がまんしなさい。結婚して幸せになりなさい。それがふつうなんだから。 ......そういう感覚も、最初からそう思っていたわけじゃなくて、ぜんぶ誰かに教えてもらったものなんだと気づいた。結局ぜんぶ、「思い込み」と「刷り込み」。誰かに教わったモノサシで私たちは生きているのだ。 それが悪いって話ではない。それで別にいいのだ。 ただその上で、いったん自分で決めてみたらいいんじゃないかなって。 手を抜きたい日は抜く。がんばりたいときはがんばる。1人でいたいときは1人になる。 そのときじたいものを、信じる。決めてみて、イヤだったらやめる。 日常とまったく変わらないクリスマスやお正月があったっていい。なーんでもない日に贅沢をしてみたっていい。 おバカなネコみたいな生き方でも、まじめなおイヌさまみたいな生き方でも、自分に合うなぁと思う生き方をすればいい。 それで、いいんじゃない?っていうか、人生それだけなのかもしれないと、私は先人たちの言葉を都合よく受け取っている。 ということで私、今日はのんびり、休みまーす!

Posted byブクログ

2024/07/25

とりまく環境が違っても、人の感情というものは今も昔も変わっていない。 ただ昔の人の方が自分が見ている景色や、抱いてる感情を文字に表すのが上手だなと思った。 まさに愛も、喜びも、悲しみも ぜんぶ詰まった一冊でした。

Posted byブクログ

2024/07/20

日本の言葉、文学を大切にしたい、そんな筆者の想いが詰まった宝物のような作品だと思う。 「万葉集」「古今和歌集」「拾遺集」「枕草子」などの「一度は見た(聞いた)このある」美しい和歌を味わうことができる、この企画は傑作だと思う。 平安の日本文化の黎明期、そして鎌倉、室町の武士社会のい...

日本の言葉、文学を大切にしたい、そんな筆者の想いが詰まった宝物のような作品だと思う。 「万葉集」「古今和歌集」「拾遺集」「枕草子」などの「一度は見た(聞いた)このある」美しい和歌を味わうことができる、この企画は傑作だと思う。 平安の日本文化の黎明期、そして鎌倉、室町の武士社会のいわば混乱期に詠まれた和歌がこんなにも今の自分達の心と通じ合うことに感動。 この中から一首でもいいからお気に入りの和歌を覚えてみたくなる。 普段見慣れた風景や、人間関係、時間の移ろいが違ったものにきっと見えるから。 そして愛する心が増していくように思う。 「おわりに」に書かれた書写のkotoさんの言葉、この本が生まれるまでの背景を知ると、「現代人は何かを失わないと、この心が得られないのかな~?」っと心が痛む。 この本は読み進める本ではなく、ずっと傍らに置いて常に味わう本だと思う。 自分もこれをきっかけに、日本の美しい文学をさらに深く触れたいと感じた。 心が洗われる一冊。

Posted byブクログ

2024/07/08

全く無知で「よくわからん共感できないもの」としていた古典文学を、こんな楽しんで読むことができるとは思わなかった。古典にすこし興味が湧いた。

Posted byブクログ

2024/06/19

美しい解釈の本。言葉って話した(書いた)人以外主観による解釈が入るんだけど、それでもいいよね。どう読むかって自由だし。 昔の人も今の人と変わらんことに悩んだり苦しんだりして生きてたんだなって。和歌や詩を読む人の言葉しか残ってないのかもだけど。それでもなんか、親近感、わくよね。 挿...

美しい解釈の本。言葉って話した(書いた)人以外主観による解釈が入るんだけど、それでもいいよね。どう読むかって自由だし。 昔の人も今の人と変わらんことに悩んだり苦しんだりして生きてたんだなって。和歌や詩を読む人の言葉しか残ってないのかもだけど。それでもなんか、親近感、わくよね。 挿絵も可愛いし訳も現代風で読みやすかった。 なんか、文学的に返せたらおしゃれだよねって思う。オシャレさのために学ぶのか?とも思うけど、どう食べるかは客の自由なのか、そこにも、教養が現れるのか。読解したのを読むくらいしかできんから、自分で訳せる人は凄いなぁって思う。

Posted byブクログ

2024/05/28

すごく現代風でざっくり解釈されていたのが、私とやってること似てて親近感。 ただ、原文と照合しながら読んでしまうので読みやすいようで読みづらくもあった。 現代語訳というか解釈なので、作者の背景とかも気になって、人物の注釈もサッと目を通して読むことになり、そこは面白かった。

Posted byブクログ

2024/04/14

一見遠い古文の世界の入り口を、 「エモい」という言葉でつくったのは 価値あることだと思う。 「エモい」という「なんとも言えない」言葉は、 たった31音に込められたいろんな感情を 結局は言い得ている言葉だと思う。 この本から古文に興味を持ち、 ああ昔も今も同じなんだと共感を抱く。 ...

一見遠い古文の世界の入り口を、 「エモい」という言葉でつくったのは 価値あることだと思う。 「エモい」という「なんとも言えない」言葉は、 たった31音に込められたいろんな感情を 結局は言い得ている言葉だと思う。 この本から古文に興味を持ち、 ああ昔も今も同じなんだと共感を抱く。 百人一首のひとつひとつにも物語がある。

Posted byブクログ